Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

夕張岳登山

2012年08月02日 | 山歩き

8月2日(木) 北海道、夕張岳    天気=曇り時々晴れ

1日(水)16:15夕張岳登山口→ 16:30夕張ヒュッテ  2日(木)05:24夕張ヒュッテ→ 06:22~31冷水コース第1水場→ 06:48~52馬ノ背コース分岐→ 07:34展望台→ 08:12前岳湿原→ 08:30ガマ岩→ 08:461400m湿原→ 09:05吹き通し→ 09:32~55夕張岳→ 10:10吹き通し→ 10:41ガマ岩→ 11:24~33展望台→ 12:00馬ノ背コース分岐→(馬ノ背コース)→ 13:00~07夕張ヒュッテ→ 13:15夕張岳登山口


 前日は登山口から歩いて15分程にある夕張ヒュッテ(素泊り1500円)に泊った。管理人さんは元南極観測隊員だったそうで、その時の話や鹿肉を頂いたりして大柄な感じの良い方だった。同宿したのは小樽の男性3人パーティで、北海道の山情報をいろいろ教えてもらった。
 夕張岳へは馬ノ背コースと冷水コースの2本の道がある。我々は水場のある冷水コースを登って行く。道は良く整備されて歩き易い。最初の水場で一息入れる。パイプから迸る清冽な流水が美味い。第2の水場を過ぎると程なく馬ノ背コースが合流する。




 
第1の水場



 前衛の山、前岳直下に展望台があり遠く芦別岳辺りの山が遠望できた。この先前岳をトラーバスするように進んで行く。小さなアップダウンが多く、歩き難い道だ。やがて前方に夕張岳の丸いピークが見えてきた。トラーバスを終えて着いた前岳湿原は高山植物が咲く気持ちの良い場所だった。2度程流水を横切りガマ岩の横を通過して、ユルユルと登って行く。



 
ガマ岩



 登り着いた稜線は池塘をちりばめた湿原となっており、天上の花園という感じだ。ヒュッテの管理人さんの話では、この付近は人慣れした羆が時折出現するそうだが、数組の登山者が歩いているので、そんなに恐怖心は湧かない。
 左側が削れて風の強い吹き通し尾根を通過すると夕張岳目指し一気に登る。ジグザグに登って行くと以外に早く山頂直下の神社に着いた。小樽の3人組パーティが休憩していた。彼等と挨拶を交わし、一登りで夕張岳に到着、山頂からは雲が多めながら十勝連峰や日高の山々が遠望できて大満足、妻と二人だけの山頂で心地よい一時を過ごす。




 
夕張岳山頂




 
山頂から前岳方面




 
山頂から南へ続く尾根




 若い男性2人組が登って来たのを機に、入れ替るように山頂を後にする。1400m湿原の所で小樽の男性パーティが休んでおり、「ここの水は美味いよ。」と側の湧水を教えてくれた。飲んでみると実に甘露だった。北海道の水場は病源虫が多いので生水は危ないのだが、この水なら大丈夫だろう。



 
山上湿原を降る。



 だんだん天気が良くなり日差しが強くなってきた。歩き辛い前岳のトラーバス道を通過し展望台で一休み、前岳直下からは馬ノ背コースを下る。アップダウンのあるキツイ尾根道を黙々と降る。登山道分岐から約1時間で夕張ヒュッテに降立った。ヒュッテは現在隣にログハウス風の小屋を建築中で、今秋には完成するとの事。きっと快適な山小屋になるだろう。管理人さんは不在だったので、残置した装備を回収し登山口の車に戻った。




 
夕張ヒュッテ前にて



 山上湿原やガマ岩等、多様な変化があって夕張岳は登り概いのある名山だと思った。さあ次は芦別岳を目指そう。

コメント
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