離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

制限は自分がつくっている

2012-04-12 01:00:00 | 日記
こんにちは。

世の中では多くの人が

自分自身に制限をつけて生きています。

いまさら、言われなくても知っている!という声が聞こえてきそうですが、

知っていることと、

自分が制限を外せるということは異なりますよね。

離婚について考えてみましょうか。

離婚が確定したとき、

多くの人は考えるはずです。

「もう自分のイメージしていた人生とは異なってしまった。」

「もう人を愛するなんて、信頼するなんてできないかもしれない。」

「収入もない、子育てはある、どうすればいいかわからない。」

人によっては、

「もう未来に何の希望もない、生きていくのも辛い・・・」

たしかに、それほどの衝撃が心に加わるのが離婚というイベントです。

けして珍しくないというか、多くの人がそのように感じます。

芸能人のように、前向きに。。。なんていうのはあくまでマスコミ向け

いや仕事としてのコメントであって、

一個人としては、ほんとうにつらい思いをされていると思います。

先日、離婚後に、菊池桃子さんがあるニュース番組でコメンテーターとして

出ていたのを拝見しましたが・・・・。

テレビ用の顔を作られてはいましたが、

カウンセラーの視点でみると、完全に憔悴していました。

カウンセラーは、その人の目の動き、口角、呼吸のひとつまで観察して

クライエントの内面の動きを見ていきますから、

創った表情はすぐにわかります。

ちょっと脱線しました。。。

さて、制限についてですが、

ほとんどの人は、自分の考えのどこに制限をしているかということすら知りません。

いつもいうように、自分が幸せいっぱいのときに、そんなこと考える必要もないし、

気づける人は少ないのです。

人間は逆境といわれる状況、絶対絶命、どん底、

これ以上自分のこれまでの価値観では再起できない状況にでもならなければ、

価値観を転換することなどできないでしょう。

だから、末期がんから生還された方や、障害を受けた方の多くに

人間としてはとても尊敬に値するような人間性が現れるのですね。


さて、あなたは離婚した後のことについて、またこれからのことについて

どのように考えていますか?


離婚したら、もう○○○するなんてできない。

離婚したら、もう○○○なんて考えられない。

離婚したら、○○な状況になるに決まっている。

離婚したら、もう○○するしかない。


このように、自分が考えているものを書き出してみましょう。

そして、そのひとつひとつのことに対して、


「それは、120%本当であると、断言できますか?」

「断言できるなら、それはなぜですか?明確な証拠は? そうならない場合は見たことがない?」


を確認してみてください。

多くのことは、自分の思い込みや、価値観の塊であって、

例外がないわけではないし、

自分が絶対そうだ!!と思い込んでいることを、

軽く超えて、生きてる方々がいることは、わかると思います。


そして、その制限を作っているのは、あなた自身です。


今のその確信や、思い込みは、あなたがこれまで生きてきた人生で

確立してきたものですので、良いも悪いもありません。

ただし、自分の考えを制限している限り、そこから飛び出すことはできませんよ。

次に、こう質問してみてください。


「もし、その制限がなくなって、思いどおりの生き方ができるとしたら、

 それはどんな気分でしょう?」


ありありと、まさに現実のように将来の最高に輝く人生を生きている自分を

イメージして、そのとき自分はどう感じているか? をゆっくりと感じてください。


これは、カウンセリングでもよく使われる制限を外す効果の高い方法です。


もう一度、言いますね。


制限は自分で作っています。もともと制限など必要ないのです。

人間は最後に死を迎える瞬間まで、好きなように生きればいいのです。


○○しないといけない人生など存在しません。


私たちは、世の中の慣習、常識というものに生まれたときから支配され、

○○して、△△して、□□に生きるのが、良い生き方 であると教わっています。

社会もそう誘導します。


でも、そんなことはひとつもありません。

40歳で死を迎えたとしても、その人が最高といえる人生ならよいのです。

たとえ、80歳まで生きても、自分の人生を生きないなら、何のための人生でしょう。


人生は自分が源泉です。 

もちろん、家族や、子供も大切かもしれませんが、

自分の人生は自分が源泉です。

それは伴侶や、子供も例外なくそうなのです。

だから、まず、あなたがどういう人生を生きたいのか?

そこがはじまりなのです。


そのためには、これまでの制限は一度取り外しましょう。

ほんとうは、制限などないのに、あるように思わされてきたのです。


赤ちゃんを見てみればわかるでしょう?

周りのことなど考えず、自分のやりたいようにしますね。

自分の感情を思いっきり出しますね!

そして疲れたら、寝ますね。


あのかわいい赤ちゃんが、自分に制限などもっているように見えますか?


誰でも生まれたときはそうだったんですよね。例外なく。


わたしたちは、挫折したり、悩んだり、成功したりしてきて、

自分で自分に制限を作ってきてしまいました。


制限のない最高の人生をおくりませんか?

そして、その制限から飛び出すのに必要なのは、

自分の人生という流れを信じきること、

そして、今までで最高レベルの勇気を出すことです。

誰でも制限から出るのは怖いのです。不安なんです。

だから、多くの人は、離婚しても、何をしても結局、今までと同じように生きていきます。

これまで制限を作って自分で安心の輪を作ってきたのです。

その方が楽ですが、長い人生を考えたときにどちらがいいのか?

せっかく離婚というつらい経験をして悩み、苦しんでいるんですから、

もう怖いものなどない! それくらいに勇気を出しましょう。

それができるのは、あなた自身しかありません。





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4 コメント

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著者様は (codom)
2013-05-29 00:17:28
あれからずっと、もう元には戻らないと解ってながら無意識にどこか執着を手放せずにいましたが、今日妻からの書面を見てあらためて思い知りました。
同時に生きたくなりました。
底を打ったかは解りません。でも生きたいのです。
自分が幾ら悩もうが苦しもうが戻らない以上もうホントどうにもならないし何も変わらない。苦しみが無くなる訳でもない。
今日あらためて過去の記事を全て読み返させて頂きました。
今までずっと、家族の幸せの為にと信じてやってきた仕事や、今までの生き方、価値観全てが崩壊しました。
望んだ訳ではありませんがこうなった以上もう怖いものはそんなにありません。
もちろんこれからの長い金銭的な問題は変わりませんから綺麗事は言ってられませんし、子供たちへの想いは手放せませんが隠者の様に生きるのではなくしっかりと生きて、いつか子供たちに心から堂々と会いたい。
自分の人生を生きたいのです。
ただ、今まで全く考えたこともありませんし、正確には考えない様にしていた事だけに、自分の心のほんとうの望みがなかなか分かりません。
以前から記事にあるように「オールを手放し流れにまかせて」「心をオープンに」とはありますが。
色々な関わりを持って探していきたいのですが現実問題年齢的にも金銭的にも多少制約もあります。
教えて貰う様な事でないのは百も承知ですが著者様はどの様に感じ、見つけられたのでしょうか?
返信する
Unknown (うさみみ)
2013-05-30 09:47:19
私もcodomoさんと似たようなことを日々考えます。
著者様の仰るように新しい価値観をみつける、流れに任せる、やりたいようにすること。
何がしたいのかも、そもそもまだ見いだせずにいますが、
生活のため、経済的なこと年齢的なことなどから、思うがままにwantを優先できない。must,shouldを無視することもできない。
その折り合いの付け方が分からずにますます悩んでしまいます。
返信する
codomoさん (著者)
2013-05-30 22:17:37
こんばんわ。

「自分の人生を生きたい」

すばらしい考えですね。

「色々な関わりを持って探していきたいのですが現実問題年齢的にも金銭的にも多少制約もあります。」

それは事実としてそう思われる。。。
そうかもしれませんし、違うかもしれません。

codomoさんよりも年上の方は
諦めているでしょうか。。。

もちろん、実際はきれいごとではなく
制約があることもあるでしょう。

「流れに任せて・・・」

という私の意図は、

自分の努力や誠意で何とかできるなら、
すればいいし、
そういうことではない、自分でコントロールできないなら、どのみちどうにもできないという事実は
変わらないのだから、任せるしかないではないか、
それをジタバタして苦しむのはいかがが?

そういう意味です。

でも、それでもジタバタするのが人間であるという
前提でもあるのです。

答えになりませんが、

私もジタバタ、そしてもがきながら、今がありますよ。

逆にいえば、人間である以上、
ジタバタ、ジタバタを繰り返して、
どこかでもういいや。。。そういう瞬間がくるということです。
そっか、ジタバタするのをやめて
止まってみたら、意外に楽なんだと気づくのです。

だからその前に、ジタバタする必要もあるともいえるのです。
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うさみみさん (著者)
2013-05-30 22:30:57
こんばんわ。

「思うがままにwantを優先できない。must,shouldを無視することもできない。」

なんだかどうしていいのか。。。
それこそわかりませんよね。
ただもがくけれど、答えはなかなかね。


「折り合いの付け方・・・」

上でcodomoさんにも書いたのですが、

ジタバタするしかない。。。

答えも正解もない、

だけど、もがいた人は最後には

自分なりの答えを見つけるということです。

価値観を変えるのだから
楽ではない。
ゆっくりあせる必要はありません、
その答えは、まだあなたが到達しないその先で
見つけてくれるのを待っているはずです。


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