離婚の見方

最近の話題では、

貴乃花が離婚して、ワイドショーが
取り上げています。

他人のコメンテーターが、

あーだ、こーだと、離婚の理由やら、貴乃花の今後のことやらについて

いろいろなことを言っています。

テレビというのは、視聴率が大切ですから、

こういう放送が多いというのは、

結局のところ、日本人の興味をひくということでしょう。

ほんとうのことなどわからないし、

そもそも、離婚ということの本質的な苦しみを知っていたら

貴乃花に限らず、テレビで取り上げるようなことではないと

思いませんか？

芸能人といえど、人であり、結婚への想いも、

離婚の苦しみ、悲しみも、どうして普通の人と違うでしょうか？

芸能人ゆえに、きれいごとを発表するしかないし、

笑顔でテレビに出なければならないのは、苦しみがどれだけのことか。

以前も書いていますが、デミムーアや、トムクルーズ、・・・

たくさんのハリウッドの人たちも離婚で苦しみ、アルコール問題を抱えたり、

メンタル不調をきたしたりというのが知られているわけです。

ほんとうに苦しみが深いのが離婚なのです。

もちろん、そんなことは、あなたは知っているでしょうが。

理事長選挙で負けて、弟子の暴行被害もあり、

相撲から遠ざかり、部屋をたたんで、離婚してというなかで、

どこもグリーフのポイントになりうるので、起点はわかりませんし、

そもそもそれがすべてでもないでしょう。

だから他人がどうこう言う権利もないし、言うべきではないわけです。

今、苦しんでいるあなたは、世間というものの、離婚に対するあまりに低い見識レベルを

理解できるでしょうし、この貴乃花の話だけみても、確信できるのではないかと思うのです。

いつも言う、悲しみや苦しみを越えてきた人と、

そうではない人との差が明らかになるわけです。

少なくとも、平和で、衣食住に苦労しない人が多い日本では、

世間というのは、悲しみや苦しみを真に理解できない人たちの集まりだということです。

ほんとうは、自然災害や、犯罪被害、事故などの被害者もたくさんいるし、

病気で苦しんでいる人もいるけれども、

それらは例外として見ないふりをする、そんなのが日本の世間だと気づくでしょう。

だから、災害などのテレビのインタビューで、まさか自分に起こるとは・・・・というコメントが溢れるわけです。

何の根拠もないのに、他人ごとだったわけです。自分が当事者になるまでは。

今、苦しみのなかにいるあなたは、いつか苦しみから離れて、

悲しみを経験したからこその場所へたどり着けることを応援しています。