80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

保育科(20)

2010-04-18 14:51:43 | 学校
 一年も終わりの頃になって、父もすっかり家でちゃんと生活が

出来るようになったので、やっと、熱海に入院している母を迎え

に行くことが出来た。

 其の頃、入学した当時、私の顔を見て、何だ婆あかと言ってい

た彼女が、私に相談事があると言い出して、二人で運動場の片隅

で話したことがあった。

 双子の一人を好きになってしまったということで、男性と女性

の双子さんだったようで、結婚した後、妹さんとどういう風にな

るかという心配だった。

私はよくよく考えてみたが、どう考えても、結婚のことはご本人

の覚悟次第で、他人がとやかく言っても駄目であると思った。

もし私が強く勧めて結婚されるとなると、後々何かあったときに、

私のせいになりやすいが、ご自分の決心であったときには、ご自

分が責任をとる立場であるので、解決策がしっかりと出やすいの

ではないかと思ったし、我慢がしやすくなるのではないかとも思

ったのである。

二年生から彼女は夜間部に移られた。