風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

観光の町づくりを考え直してみる

2010年06月29日 23時59分59秒 | 風竿日記

26日土曜日から日曜日にかけて、地元のライオンズ・クラブの親睦旅行で熊本県へ

ささやかな宿を菊池温泉にとる。

市内には畏府という町を中心として大小40余りの旅館が点在している。

菊池グランドホテルは50室という地方では割と大きな旅館なのだが、

驚いたことに満室・満館の大盛況なんである。

菊池市は人口53千人というから、わが武雄市とほぼ同じ規模の地方都市

周りを山に囲まれて豊かな自然に恵まれ、菊池は昭和の時代からではあるが、温泉地として栄えてきた町であるということもほぼ同じ・・・。

周辺にはたくさんのゴルフ場が点在しているところまで武雄に似ているのである。

では肝心の武雄市の旅館・ホテルはどうなのか・・・・。

最近はご多分に洩れず不況の中、苦戦しているようなのである。

 

嬉野市のある老舗大手のホテルですら昨年度対比20%減で推移しているという。

とどのつまり、せっかくの昔からの温泉地という強力な観光資源を、活かせていないのではないのだろうか・・・。

そういう視点から菊池温泉を眺めてきた今回の一泊旅行であった。

菊池温泉には実は今回初めて訪れた私であったが、男ばかり18名の団体旅行、夜はお定まりの大宴会 、翌日は熊本周辺でのゴルフというメニュー。

そういえば周りも団体さんが多かった。

 

広島県で牡蠣の養殖をしているという、タオルを鉢巻状態にして酒が極めて強そうなオジサンと宴会場のトイレで会話・・・。

鉢巻おじさん「ここには毎年梅雨の時期に仲間と来ることにしている。三重県にも楽しい島があって、冬はそこにも行くけど、ここはおもしろい。」

私「えーっ、毎年来られるんですか・・・・。」

鉢巻おじさん「そう、命の洗濯じゃけーのお。パーッと呑んで騒いで後はスッキリ仕事に励むんじゃけーっ。」

そう、キーワードは「お色気」なんである。

いまどきこんな観光資源がまだ生き残っていたのかという、古くて、しかし男と女の永遠のテーマを観光に絡ませている。

         

ここは旅館とスーパーコンパニオンと称されるホステスさん達が゛実に上手く連携していて、宴会はおじさんの僕でもちょっと恥ずかしいくらいの強烈なもの・・・・。

まあ、拙者とて武士のはしくれ、滅多なことは致さぬが、そのサービスの内容については、口に出すのも恥ずかしい・・・・・。

その昔テレビの11PMを見ていてドキドキしていた自分に戻ったような・・・・。

二次会はコンパニオンさんを派遣したお店に、夢遊病者のように、当然のごとく引き連れられて行くハメになった。

拙者とて武士のはしくれ、滅多なことは致さぬが、

そのお店の中でのことは映倫規定により絶対に書けません。

ただこれだけはとばかりに言えることは、

わが同行の輩の中でも、比較的温厚で、真面目で、冷静沈着な、模範的紳士である社会的地位の高い先生方ですら、女性には圧倒的に弱いということと、

男は古代よりスケベな存在であるということ。

そして「旅先の恥掻き捨てて」という集団心理の本質を突くことに、

「一つの観光のキーワードがまだ存在している」という事実なんであります。

 

とても勉強になった今回の菊池温泉なんでありました。あーぁ

 注;写真は本文とはあまり関係はありませんので念のため

 


To Youの日に

2010年06月29日 10時51分45秒 | 風竿日記

とめどもなく降り続く長雨に少々うんざりしながらも

わが「ひぜしん」の経営相談会は朝から6社の社長さんが見えられました。

東京から経営コンサルタントの石田雅子先生をお招きして、いろんな経営上のお悩みに応える実務的な相談会・・・・。

  

中には深刻な悩みもあったようです。

思えば日本中の商店がシャッター通り化していて、元気なのは大手流通系のショッピング・センターだけというありさま。

武雄市内も例外ではありません。

一番の繁華街だった町中の商店街は後継者もなく、瀕死の状態に喘いでいられます。

「俺の代までは細々とでも何とか続けるけど、息子にはもうこの商売はさせられん。」

代々営々と営まれてきたお店が、一つ、また一つと閉店に追い込まれていくのはとても辛いものです。

  

かって信用金庫の一番のお客様であった地元商店街の疲弊とは、即ち信用金庫の疲弊に繋がることでもあるからです。

一昔前まで元気だった、酒屋さんも、米屋さんも、干物屋さんも、果物屋さんも、電器店さんも、駄菓子屋さんも、薬屋さんも、今はごっそりと数が減ってしまったのは皆さんご存知の通りです。

 

経営相談会のあと午後5時からは経営セミナーを開催

「不況を生き抜き勝ち残る経営とビジネスとは」というテーマで石田先生は熱く語られました。

 

そして参加者の皆さんは殆どが地元企業の社長さんばかり、

厳しい地域経済の状況を反映してか、とても熱心な受講態度でございました。

6月15日は信用金庫の日でありましたが、梅雨のさなかに信用金庫の日が定められたのはいろんな意味で価値があるように思います。

そして語呂合わせにすぎないのですが、それは「To Youの日」だと思います。

一番お客様の身近にいる金融機関であり続けることにより、私たちはその存在を許されるのだと思っています。

すべての原点はお客様・・・・戦略思考の分母はお客様

利益はお客様に対する努力の結果としてお頂きするもの。

そのことを梅雨空の下で思わされた「To Youの日」のセミナーでありました。

なお経営相談会とセミナーは、29日大村地区、30日は佐世保地区で開催されます。