26日土曜日から日曜日にかけて、地元のライオンズ・クラブの親睦旅行で熊本県へ
ささやかな宿を菊池温泉にとる。
市内には畏府という町を中心として大小40余りの旅館が点在している。
菊池グランドホテルは50室という地方では割と大きな旅館なのだが、
驚いたことに満室・満館の大盛況なんである。
菊池市は人口53千人というから、わが武雄市とほぼ同じ規模の地方都市
周りを山に囲まれて豊かな自然に恵まれ、菊池は昭和の時代からではあるが、温泉地として栄えてきた町であるということもほぼ同じ・・・。
周辺にはたくさんのゴルフ場が点在しているところまで武雄に似ているのである。
では肝心の武雄市の旅館・ホテルはどうなのか・・・・。
最近はご多分に洩れず不況の中、苦戦しているようなのである。
嬉野市のある老舗大手のホテルですら昨年度対比20%減で推移しているという。
とどのつまり、せっかくの昔からの温泉地という強力な観光資源を、活かせていないのではないのだろうか・・・。
そういう視点から菊池温泉を眺めてきた今回の一泊旅行であった。
菊池温泉には実は今回初めて訪れた私であったが、男ばかり18名の団体旅行、夜はお定まりの大宴会 、翌日は熊本周辺でのゴルフというメニュー。
そういえば周りも団体さんが多かった。
広島県で牡蠣の養殖をしているという、タオルを鉢巻状態にして酒が極めて強そうなオジサンと宴会場のトイレで会話・・・。
鉢巻おじさん「ここには毎年梅雨の時期に仲間と来ることにしている。三重県にも楽しい島があって、冬はそこにも行くけど、ここはおもしろい。」
私「えーっ、毎年来られるんですか・・・・。」
鉢巻おじさん「そう、命の洗濯じゃけーのお。パーッと呑んで騒いで後はスッキリ仕事に励むんじゃけーっ。」
そう、キーワードは「お色気」なんである。
いまどきこんな観光資源がまだ生き残っていたのかという、古くて、しかし男と女の永遠のテーマを観光に絡ませている。
ここは旅館とスーパーコンパニオンと称されるホステスさん達が゛実に上手く連携していて、宴会はおじさんの僕でもちょっと恥ずかしいくらいの強烈なもの・・・・。
まあ、拙者とて武士のはしくれ、滅多なことは致さぬが、そのサービスの内容については、口に出すのも恥ずかしい・・・・・。
その昔テレビの11PMを見ていてドキドキしていた自分に戻ったような・・・・。
二次会はコンパニオンさんを派遣したお店に、夢遊病者のように、当然のごとく引き連れられて行くハメになった。
拙者とて武士のはしくれ、滅多なことは致さぬが、
そのお店の中でのことは映倫規定により絶対に書けません。
ただこれだけはとばかりに言えることは、
わが同行の輩の中でも、比較的温厚で、真面目で、冷静沈着な、模範的紳士である社会的地位の高い先生方ですら、女性には圧倒的に弱いということと、
男は古代よりスケベな存在であるということ。
そして「旅先の恥掻き捨てて」という集団心理の本質を突くことに、
「一つの観光のキーワードがまだ存在している」という事実なんであります。
とても勉強になった今回の菊池温泉なんでありました。あーぁ
注;写真は本文とはあまり関係はありませんので念のため