北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「宝石の価値～知っている人は得をしている（諏訪恭一著・新潮新書2024刊）」を読んだ。---------
諏訪恭一（すわやすかず1942生れ）氏は、慶応大学（経済学部）卒。名店SUWAを経営する宝石商の3代目。諏訪貿易（株）会長。日本人初/米国宝石学会（GIA）宝石鑑別士取得。国立科学博物館の特別展監修など宝石文化の普及に貢献。----------
この本「宝石の価値」の目次は次の通り。“序章（何故/宝石は良く分らないものなのか）”、“宝石ビジネスの表裏”、“宝石とは何か”、“宝石の買い方/選び方”、“宝石の価値とは”、“宝石の真の資産性”、“これって常識？/12のQ&A”------------
この本「宝石の価値」の内容紹介文は次の通り。嘗（かつ）て/大枚はたいた結婚指輪/祖母から譲られた貴石付きのペンダント/箪笥の引出しに眠っていませんか。宝石商3代目にして海外ハイブランドとも協業した名店SUWAを経営。斯界のレジェンドが/宝石全般の楽しみ方から/資産価値/店で買う時の基準まで分り易く伝授。その本当の価値を知らない多くの日本人へ向けて/
知っていれば得をする宝石の話。-----------
諏訪恭一氏は、既刊の著書に“価値がわかる宝石図鑑”があり/宝石の知りたい事を網羅（主な宝石を硬度/色/産地/カット別で紹介）/宝石本来の美しさに加えて質感を楽しめる実物写真/
宝石の生成年代などの解説が詳しい。----------
歴史の長い装飾品の一つ/宝石を商う家に生まれて/素直に継ぎ/専門知識も十分に身に付けて/専門書/普及書も自ら著しておられてとても感心した。2代目でない処が/味噌なのかも知れぬが。
