奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1939)

2021-12-14 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「事件でなければ動けません~困った警察官のトリセツ(古野まほろ著・幻冬舎新書2021刊)」を読んだ。古野まほろ(ふるのまほろ)氏は、東大(法学部)卒、リヨン第3大学(法学部)修士課程修了、学士(文学)。警察庁で勤務し、警察大学主任教授にて退官。小説ほか著書多数。------

この本「事件でなければ動けません」の目次は次の通り。“事件でなければ動けません(最大の警察不信/警察官は嘘を吐く/自転車同士の事故は交通事故じゃない/警察官は脅しに掛かる/逆らう奴には兎に角気合/事件にするならお前も容疑者/大宰府事件/桶川事件/下位の警察官の実質的な個人プレイ/上司上官の指揮の欠如/結果としての義務の懈怠/警察の宿痾と市民の立場)”、“動かない理由/動けない理由(民事不介入の原則の呪縛/純然たる民事と警察/民事不介入の誤解曲解/初診では物語が分からない/警察ならタダだから/企みのある市民もいる)”、“警察を動かすツールとその実際(110番通報/警察に対する相談の定義/被害届/告訴/被害届より告訴がよい/警察の告訴嫌い/警察が告訴に対し身構える事情)”、“警察アクセスFAQ(警察への相談は何処にするのがよいか/直ぐに対応するのは無理だと追い返された/違う警察署に出直して/電話相談か直接訪問か/相談の時録音してもよいか/弁護士に同伴して貰うのは効果的か/警察官の嘘は見抜けるか)”-------

古野まほろ氏は、警察官僚を退官した身の気安さからか、警察内部の打ち明け話をこのような本「事件でなければ動けません」として上梓された。実際の事件の顛末を振り返ると警察署の不手際に未だ未だ懲りない警察だと思う。古野まほろ氏が、末端の警察官の不出来だけを論(あげつら)っているように感じる点も少し頂けないのだが、これまでにない暴露本として貴重だと思った。

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