21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

名目為替レート と 実質為替レート

2016年01月24日 21時16分46秒 | Weblog

2010年8月24日に、こんな文章を書いていた
(http://blog.goo.ne.jp/fu-chine/e/cc5f3d1c218ac93748f282813a97beda)


この時はまだ「読む人」のことを考えてブログを書いたりしていたなぁ・・・。 今は自分向けの備忘録としか考えてないけど。




 2010年当時の白川総裁・日本銀行はひどかった。 論理的でもない理論を振り回して、日本経済をデフレスパイラルに押し込んだ。 日本銀行は職員の採用方法が独特で、対立意見を持つ人は排除される。 つまり、行内に反対意見は存在しない。 滅菌室のように反対意見が封じられた行内で、矛盾にあふれた論理が「合理的」であるかのように扱われる。 そして政策は経済成長を阻害する。 犠牲者は「失われた25年」で苦しんでいる日本国民だ。


 黒田総裁が日本銀行に入って大きく変わったようにも思える。 少なくとも「実質為替レート」への無意味なこだわりはなくなった。黒田総裁の合理的な金融緩和策で、日本経済は白川デフレから抜け出そうとしている。(がしかし抜け出せないでいる)

 日本銀行には強い権限がある。 しかし戦後の長い間、日本銀行は自分たちの夢の世界で身勝手な政策をとってきた。  反対意見を排除した空間で空想の論理を立て、間違った政策を行ってきた。
 その結果として高度経済成長期には無秩序なインフラ拡大が起きた。このインフラの老朽化が大きな問題になっている。
 バブル経済も防げなかった。そして、その後の日本経済は「失われた25年」に苦しんでいる。

 黒田総裁が誕生して、日本銀行は大きく変わったような気がする。 日本経済が2%インフレ目標に近づけるように、黒田総裁には合理的な判断を下してもらいたい。

2011年4月21日 原油価格は$40以下になる

2016年01月24日 20時55分25秒 | Weblog
やっぱり古いブログ記事も残しておくべきですね。

2011年4月21日 原油価格は$40以下になる
(http://blog.goo.ne.jp/fu-chine/e/b6dfe610e8d2ac9ca369753b25d5d582)

約5年前、東日本大震災直後から、原油価格は$40以下なるとの主張を紹介していました。
詳細は、上記紹介の記事を読んでもらえばわかります。



 100万人の投資家がいれば、100万通りの市場予想が存在ます。
いつの時代も正しい予想もあれば、間違った予想もあります。
問題は、「なぜ、あの経済学者は予想を外したのか?」ではなく、「なぜ、自分は正しい予想を信じられないのか?」です。 予想をするのは他人の勝手で、どの予想を信じるのか? は自己責任です。


 予想が当たる理由は一つだけです。 論理的な推察です。 客観的な理論に基づいた予想は当たります。

 予想が外れる理由は多々あります。 投資家を騙して資金を巻き上げるためだけに都合の良い予想をする場合もあります。
「誰が」「なぜ」「どこで」「なんのために」予想を立てているのか? を考える必要があります。 証券会社や不動産屋に所属している予想屋は、雇い主のために予想文を作ります。
 「雇い主」とは、社長なのか? VIP顧客なのか? 顧客全体なのか? それぞれの組織によって違うと思います。


 2011年当時に、高い原油価格が当然であるかのような話をしていた人たちは、どんな目的を持っていたのでしょう?

中国株の買い手??

2016年01月24日 17時40分24秒 | Weblog
中国が旧正月の休みに入るまでに、あと2週間しかない。
来週、再来週と、中国株に買い手は現れるのだろうか?

 文化的には、中国人は旧正月に「現金」を持って地元に帰る。 その伝統文化の前に、株式なんて無価値だ。 来週、再来週と、中国では個人も企業も現金を欲しがる。 このタイミングで、中国で株を買う人は現れるのだろうか?

 中国政府は当然、旧正月前には大量の現金が必要になることが分かっている。 だからこそ約7兆円の資金供給を行った。

 この資金供給が十分であれば、株を買う人も現れるかもしれない。 でも伝統的には、みんな「現金」を持って旧正月を迎えたい。
 目の前の損得よりも、旧正月≒現金 って伝統文化を考えれば、次の2週間は売り一辺倒の市場になるだろう。
 可能性としては、その売り圧力を吸収するために、中国政府当局が追加資金供給などの市場介入をするかもしれない。



プロの投資家が客観的に資金を動かしている市場であれば、伝統文化は関係ない。
個人が感情的に投機を繰り返している市場であれば、伝統や習慣が市場に強い影響を与える。



もし来週、再来週と中国市場で株の投げ売りが起きるのであれば、安値で成長株に投資する良い機会になるだろう。 ピンチはチャンスだ。

原発は ロシアンルーレット

2016年01月24日 10時55分55秒 | Weblog
原発は、ロシアンルーレットと同じだ。
ほとんどの場合、順調に運転を続けるが、事故は必ず起きる。

事故のコストが計算されていないために、順調に運転を続けている間は、利益が出る。
そして、事故が起きれば再起不能になる。

原発信奉者は、ギャンブル依存症の人と同じだ。 違いは、多くのギャンブル依存症患者は病気であることを自覚しているのに対して、原発信奉者が自分たちが病気であることを認識していない。


 ギャンブル依存症になると、ギャンブルを止められない。 周りから見ている人たちは、「大きな損失を出せば目を覚ます」と思っているが、彼らは損失を出しても目を覚まさない。 「次で取り返せる」と信じている。 正気ではない。ギャンブル依存症は病気だ。 ギャンブルで身を滅ぼした人を知っていても「自分だけは勝てる」と信じている。
 彼らは、「負け」を負けと認めない。 負けていることを否定する。



 原発信奉者はギャンブル依存症と同じだ。 彼らを説得することはできない。 どれだけ大きな事故が起きても、「次で取り返せる」と思っている。 隣の家事は、自分の火事ではない。


 原子力発電所は設備自体が危険だ。その上に運営している原発信奉者は精神病状態だ。
運転を続けることが安全であるはずがない。