辻村深月 『ツナグ』
一生に一度亡くなった者と一晩だけ再会できる。
その願いを叶えてくれるのが、「使者(ツナグ)」。
死者の方も一度だけ、ツナグによって、現世に戻ってきて、生者と会うことができる。
突然死したアイドルと会いたい地味なOL。
ツナグの手で、亡き夫と再会したことがある母は癌でなくなり、
その母と再会を願う頑固な息子。
事故死した親友のことで悩む女子高生。
失踪した婚約者を長い間待ち続けている会社員。
ラストは、ツナグの話。
それぞれの話も単独で良かったし、面白く、
そして、ラストの話でそれまでの4話の話がグッとしまりましたし、
伏線が見事に回収されました。
流石、辻村さん。
暖かい話や、切ない話があり、かなり苦しい話もありました。
「ツナグ」を利用するだろうか?
と、この作品を読むと、考えると思います。
私は、今のところないかな。
一生に一度だけ叶う「ツナグ」。
いつ使おうかと悩み、結局使わずに終わるような気がします…
10月に映画化です。
最近、辻村さんノッテいるなぁ~
直木賞も受賞したし。
お子さんも産まれたそうですし。
次作品も楽しみです。
観ました~!
おもしろそ~好きなテーマです。
映画のほう、観に行きます!
・・はなこころ
映画レポ、楽しみにしています~
ちょっと怖くて不思議な話でした、面白かったので
今はお父さんに貸しています。
『ツナグ』は映画館で予告編を見て気になっていたんですが、同じ作者なんですね。
こっちも読んでみたいです。
講談社文庫から出ている辻村作品を刊行順に読むのが、オススメです~