自由に気まま生活

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高野和明 『ジェノサイド 上・下』

2014年08月26日 | 読書

高野和明 『ジェノサイド 上・下』

 


父を急に亡くした後、奇妙なメールを父から受け取った古賀研人は薬学を学ぶ大学院生。
そのメールから、父が用意したアパートの実験室にたどり着く。
父は息子に何を託そうとしたのか?

難病の息子をもつイェーガーは、治療費を稼ぐ為、アメリカの軍隊から傭兵となった。
お金の為、極秘任務を請け負ったイェーガーは、アフリカのコンゴへと向かうのだが…

舞台は、日本、コンゴ、アメリカのホワイトハウスと目まぐるしく変わっていきます。
とっても、壮大なお話。

上巻を読み切るのに、一週間以上かかりましたが、
状況や展開が少しずつ飲み込めてくると、面白くなってきて、
下巻は怒涛の展開で、一日で読んでいました。

薬のこと、ウイルスのこと、難解な言葉が多かったのですが、
それでも、引き込まれるこのお話。

ただ、日本人傭兵が出てくるのですが、何故この人が出てきたのか、よく分からなかったなぁ。
彼のことをもっと掘り下げられるのかと、思ってました。

これは、映像では見たいとは思わないですね。
いや、映像化は無理かな?

殺伐とした内容でもあるのですが、父子の話でもあり、読後感は意外と良く、
楽しく読むことが出来ました。
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中島要 『しのぶ梅 着物始末暦』

2014年08月20日 | 読書

中島要 『しのぶ梅 着物始末暦』



着物を始末する余一は、染み抜き・洗い張り・縫い直し・染め直し・仕立てまでこなす職人。
古着を甦らせ、着物にまつわる人生を描く物語。
連作短編集です。

余一はイケメンなのですが、人と深く関わろうとしない。
余一の過去が気になります。
そんな余一に恋したお糸や余一の馴染みの古着屋の六助が関わり、
着物の扱った話が進んでいきます。
面白かったです。

続編があるようなので、読んでみます。
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高田郁 『天の梯 みをつくし料理帖』

2014年08月16日 | 読書

お盆休みも終わりですね~
といっても、私の会社はお盆休みはないので、働いていました。
世間はお休みということで、相当ヒマになるので、
なーんで、お盆休みないのだ??
と、毎年ブチブチと文句を言いながら(心の中で)お仕事でした~



高田郁 『天の梯 みをつくし料理帖』



みをつくし料理帖シリーズ、10作目。
完結編です。

楽しみにしていたシリーズがとうとう終わってしまいました。

大坂出身の主人公の澪が、江戸に出てきて、料理人として奮闘するお話。
幼なじみの野江を吉原から身請けする大金をどう捻出しようかと思い悩む日々。

そんな中、大きな事件が起こるのですが、この話は終わりにどう向かっていくのだろう?
と思いながら、読み進めていました。
そして、どう身請けするのか?

もう見事にすべてが収まりました。
なんか、感嘆。

最後、読み終えて、はぁ~終わったって感じでした。
そして、寂しい…

巻末におまけの番付表があるのですが、それが今後が示唆されていて、おぉ~~と驚き。
今、再び眺めていたら、別作品「銀二貫」に通じるものがあって、
さらにビックリ。
粋な計らいでした~~
特別巻がいつかあるようなので、もしや井川屋が出てきたり?
と期待してしまいました。

とても満足なシリーズ。
読めて幸せでした。

番外編があるようなので、それを楽しみに待ちたいと思います。
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越谷オサム 『いとみち』

2014年08月10日 | 読書

越谷オサム 『いとみち』



主人公の相馬いとは、青森に住む高校一年生の女の子。
極度の人見知りで、津軽訛りが少々ひどい。

その人見知りを直したいと思い、メイドカフェでメイドとしてアルバイトを始める。
しかし、あのセリフ「おかえりなさいませ、ご主人様」が言えず、
「お、おがえりなせえまし、ごスずん様」
とかになってしまう・・・

いとはメイドをやめたいと思いながらも、なんとか続けていくのだが、
メイドカフェに存続の危機がやってくる。

いとの津軽弁もかわいいのですが、いとの祖母の津軽弁は最強で、
セリフもこんな感じで書かれてます。

「%#>¥&・・・」

読めない(笑)

その祖母は三味線の名人であり、ロックバンドのヴァン・ヘーレン好きというなんともお茶目。

続編もあるようなので、読んでみます。
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台風接近中

2014年08月09日 | 日々

台風11号が接近中です。

ニュースを見ていると、直撃しそうな感じです。

でも、まだ雨はそれほどかな。
風が少々強いぐらいで。

雨は午前中がかなり降っていました。
今からこんなに降って、今日から明日にかけてどうなるのだろう??
と思っていたら、午後になると止みはじめました。

今日は新刊の発売日で、大雨の中、買いに出かけました。
でも、まだ出ていなかった…
午後、再び出かけました

台風はまだまだこれからです。
速度がかなり遅いようなので、大きな被害になりませんように。
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百田尚樹 『プリズム』

2014年08月06日 | 読書

百田尚樹 『プリズム』



家庭教師の梅田聡子は、派遣された金持ちの家の庭で不思議な男性と出会う。
会う度に、印象や服装の感じが違うのだ。
そして、彼が多重人格者だということを知る。
聡子は、その中の一人に次第に惹かれていく。

多重人格といえば、ダニエル・キイスの『24人のビリー・ミリガン』を思い出します。
作中でもちらっと出てたかな。
これを読んだ時、かなり衝撃だったのを覚えているし、
知識として、こういうことがあるらしい、というのはありました。

比べるものではないですが、(「プリズム」はお話ですし)、
ちょっと簡単だなぁ・・と思いました。
まあ、これは聡子の多重人格の一人に恋したことに焦点があるので、
しょうがないのかな。

でも、さすが百田さん。
やはり読みやすくて、複雑さが頭に入ってきやすいし、面白かったです。
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大原美術館

2014年08月04日 | 国内おでかけ

原田マハさんの『楽園のカンヴァス』を読んだ影響で、
倉敷にある大原美術館に行ってきました!

大原美術館は美観地区に位置します。

久しぶり~の美観地区です。
ただ、雨に降られましたが、それほど暑くなかったのが、救い。

大原美術館



日本で最初に誕生した、西洋絵画のコレクションを持つ美術館。
紡績業を営んでいた大原孫三郎が創設。
友人の画家、児島虎次郎に託して、1920年代に西洋諸国を周り、収集したもの。

一番有名なのは、エル・グレコの「受胎告知」。
児島虎次郎がパリの画廊で偶然見つけ、非常に高価だった為、大原孫三郎に写真を送って送金依頼したという。
このくだりは、「楽園のカンヴァス」にも描かれていて、
この絵をここで目にすることができるのは、日本人にとって奇跡的なこととも書かれていたのが印象的でした。

オーディオガイドを借りて、鑑賞したのですが、へぇ~と思ったのが、
モネの「睡蓮」。
これは、虎次郎がモネから直接購入した作品で、
日本美術に傾倒していたモネは、日本に行くならコレ、という感じで自ら選んだそうです。

睡蓮といえば、モネの庭の睡蓮から(ジヴェルニーのことでしょう)株分けした睡蓮が
大原美術館にあるのですが、見るのをすっかり忘れていました!
前回は見たのですが…

マティスの「マティス嬢の肖像」は、マティスの家に飾られていたその絵をみて(確か娘の部屋と言ってたような)
譲って欲しいと頼んだ作品とか。

「楽園のカンヴァス」では、ピカソの「鳥籠」やシャバンヌの「幻想」も登場していたのを覚えていたので、
その作品が目の前にくると、妙に親近感がわくました。

大体いつもなんとなく観ることが多い絵画ですが、今回は意識して作品を観るのが、とても楽しかったです。


鑑賞後は、雨の中、美観地区散策を少々。

倉敷川



川の中で何をしているのかな?

江戸時代の屋敷や蔵が残る、白壁の町。



統一されていて、美しいです。



ランチはここ。



古民家だそうです。

かなり雨が降っていて、以前訪れたほど歩けませんでした。
家にはきびだんごを購入。

美観地区の後は、倉敷駅の北側にあるアウトレットに行きました。
それほど大きくはないのですが、それまでに散々歩いていたので、かなり疲れました~
でも、有意義な一日を過ごせて、満足
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原田マハ 『楽園のカンヴァス』

2014年08月03日 | 読書

原田マハ 『楽園のカンヴァス』



早川織江はアメリカで生まれ育ち、パリ大学で美術史を学び、博士号を取得した
国際的に注目される研究員だったが、
今は、岡山県倉敷市にある大原美術館で、監視員をしている。
そんな織江の元にある人物が訪ねてきて、十七年前の出来事を思い出す。

アンリー・ルソーの「夢」と酷似した、誰にも知られていない幻の作品を巡り、
若き研究者の二人、織江とニューヨーク近代美術館(MoMA)でアシスタント・キュレーターをしているティム・ブラウンが
真偽鑑定を試みる。

アート・ミステリーというのかな?
とっても面白かった!

原田マハさんは、MoMAでも働いたことがあるようです。
すごい経歴ですね。

絵画や美術館の描写がとてもリアルに描かれていると思いました。

アンリー・ルソーの「夢」は、MoMAにあります。
以前、訪れたことがある美術館で、「夢」を見ているはずなのですが、
覚えていないのが、残念。

これを読むと、アンリー・ルソーにとても親近感をもち、
「夢」を見たくなります。
これから、アンリー・ルソー作品を鑑賞する機会を持つのが楽しみになりました。

作中で登場する絵画をネットで検索しながら、話を読み進めるのも楽しかったです。

他にもスイスのバーゼル市立美術館も登場します。
MoMAやバーゼルにはすぐには行けませんが、大原美術館にはすぐに行ける距離!

ちょうど友人もこの作品を読んでいて、早速昨日大原美術館に行ってきました!

レポはまた後日。
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