自由に気まま生活

自由に気ままな生活を送るのが目標

池井戸潤 『アキラとあきら』

2017年10月30日 | 読書

池井戸潤 『アキラとあきら』



伊豆にある零細工場の経営者の息子の、山崎瑛。
大手海運会社の社長の息子の、階堂彬。

対照的な生い立ちの二人のあきらが、主人公。

子どもの頃から描かれ、高校、大学、仕事と話が進み、
二人は出会います。

育った環境が対照的な2人が、同じ職業に就き、
仕事を邁進する姿がとてもイイ。

会社を救いたいと思う二人の信念に、感嘆。

二人の対決ものかと、思いきや、
いい意味で裏切られました~

読み応え抜群です。
すっごく分厚い文庫本(重かった!)でしたが、一気に読み終えました。

上橋菜穂子 『鹿の王 1~4』

2017年10月26日 | 読書

上橋菜穂子 『鹿の王 1~4』




ヴァンは、妻子を亡くし、独角の戦士の頭となるが、敗れて、岩塩鉱で奴隷となっている。
ある日、犬の群れに襲われ、謎の病が発症。
生き延びたのはヴァンと幼子のみだった。
幼子にユナと名付け、一緒に岩塩鉱から逃亡する。

ヴァンからの視点と他に、もう一つ。
天才的な医術師のホッサル。
ホッサルは岩塩鉱で発症した病を、伝染病の黒狼病とを疑う。
そして、岩塩鉱から逃亡した奴隷であるヴァンを探し始める。

4巻と長いので、あらすじもほんの一部。

征服された民族、彼らを治める人たち。
民族によって違う医療のかたち。
それぞれ複雑な思惑が絡み合って、話が進んでいきます。

とっても面白かった。
本屋大賞作品でもあり、第4回日本医療小説大賞作品でもあります。

ファンタジーなのだけれど、現代社会に通じるものがあります。
医療しかり、民族抗争しかり。

外伝あるのかなぁ。
そのような終わり方に感じたのですが。
『精霊の守り人』シリーズでも、『獣の奏者』シリーズでもあったので、期待。

とっても深いお話でした。

誉田哲也 『ジウⅠ 警視庁特殊犯捜査係』

2017年10月24日 | 読書

誉田哲也 『ジウⅠ 警視庁特殊犯捜査係』



特殊犯捜査係に所属する、門倉美咲と伊崎基子の2人の女性警察官が、主人公。
2人は対照的で、美咲は女らしく、感情移入しやすく、犯人に心を通わせ説得して、事件を解決しようとする。

一方、基子は、格闘技に精通していて、すっごく強い。
美咲のことは、好きではない。

人質篭城事件をきっかけに、二人は別々の道となるのだが、
未解決誘拐事件へと挑むことになります。

姫川玲子シリーズの次は、このジウシリーズへ。
同じ女性警官が主人公ですが、これまた二人ともタイプは別ですねー
特に基子は、なかなかいないタイプ。

スピード感があって、これも面白かった。

後、雨宮のことが残念・・・
彼の存在で、基子がいいように変化していくにだろうと予想していたので。

そして、読み終わって分かったのですが、この作品で完結しなかった。
犯人、まだ分かってないし。

なるべく早く、次読もう~

期日前投票

2017年10月21日 | 日々

台風が来てます。

地元では、この週末お祭りなのですが、雨が降っているので、
大変そうです。

今日の午前中、大人の神輿を見かけたぐらいです。

そして、期日前投票へ。

ニュースでも見かけましたが、期日前投票に行った人が多いようですね。

市役所だったのですが、駐車場がいっぱいでした。

投票の受付にもちょっと並んだし。

みーんな、考えることいっしょですね。

台風の影響は、まだまだこれから。

十分に気をつけましょう~

高野山 & 熊野三山 6(熊野那智大社 & 青岸渡寺)

2017年10月19日 | 国内おでかけ

熊野那智大社 & 青岸渡寺 へ。

那智の滝が見える駐車場に車を停めました。

どう歩こうかと思案して、駐車場のおじさんが、熊野那智大社、青岸渡寺、那智の滝と回るのを進めてくれました。

先ず、階段があるからです。



元気なうちに、上って下さい、と仰っていました。

熊野那智大社



ここまで結構登りましたが、まだある階段。

これを登ったところかな?と思っていたら、まだあった。



400段(だったかな?)と駐車場のおじさんが言ってました…

拝殿



御神木の樹齢約850年の樟(クスノキ)



幹が空洞化しており、護摩木を持って、通り抜けることが出来ます。

そして、お隣が

青岸渡寺



天台宗の寺院で、西国三十三所第一番札所です。

本堂の後方から



三重塔と那智の滝~

ここからが、ベストショット!

そして、那智の滝へ向かって、下っていきます。



石のごつごつした階段で、下りにくかったです。



ここから、熊野那智大社別宮の飛瀧神社

どんどん下っていくと、那智の滝が見えてきました~



おぉ~



滝がご神体となります。

マイナスイオン~

そして、帰りは上り・・・



想像以上に、ここは歩くところでした。
階段がこんなにあるとは、思ってみませんでした。

それまでも、他の神社でも歩いていますし、疲れた~

でも、遠くてなかなか行けないと思っていた熊野三山。
実際、かなり遠かったけど、訪れることが出来て嬉しかった~

帰り道、串本にある橋杭岩に寄ってみました。



850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立っています。
海の浸食により岩の硬い部分だけが残っているようです。

ここにある道の駅で、みかんのソフトクリームを食べました。
さっぱりして、美味しかった~

夕暮れ~



ここからの帰りの道のりが長かった…

でも、楽しい2日間でした。

高野山 & 熊野三山 5(熊野本宮大社 & 熊野速玉大社)

2017年10月18日 | 国内おでかけ

熊野三山は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社のこと。
すべて参拝してきました。

熊野本宮大社

全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮です。



鳥居をくぐると、杉並木に囲まれた参道。



そして、階段~



この神門の奥が礼殿ですが、写真を撮ることは出来ませんでした。

その横に拝殿



熊野三山では、八咫烏(やたがらす)が至るところに。



3本足のカラスで、日本サッカー協会のシンボルとして知られています。

拝殿では、サインの入った日本代表のユニホームを見かけました。

現在は、山の上にありますが、明治22年(1889年)の水害時まで、熊野川の中州にあったのですが、
その際の洪水で破損したそうです。
今はその場所は、「大斎原」(おおゆのはら)と呼ばれ、日本一高い大鳥居が建っています。

車の中からちらっと見ただけで、その際は日本一高いとは気づかなかった・・・


熊野速玉大社



御神木の梛



樹齢千年のナギで、国内最大の大きさ。

神門



拝殿



新しいと思ったら、昭和42年に再建されたようです。

次は、熊野速玉大社の摂社の、神倉神社へ。



熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された地。



山上には、急勾配の鎌倉積み(ってなんだろう?)の石段538段を登る必要があります。

鳥居をくぐって、登り始めたけれど、怖い!
急だし、足元が今まで経験したことがないぐらい、悪い。

かなり険しい参道です…

下りてくる人たちを見ると、超ゆっくり。
恐る恐る下りてくるのが、分かります。

降りてきた人に聞いてみると、上りより下りの方が、もっと怖いそうです…

おまけに、雨が降った後で、滑りやすいよう・・

というわけで断念…



階段の写真を撮って、下りました。

上ると、ご神体のゴトビキ岩という大きな岩が奉られているそうです。
そして、景色が良いそうです。

鳥居まで戻って、ここで参拝しました。

高野山 & 熊野三山 4(白浜 ホテル川久)

2017年10月17日 | 国内おでかけ

高野山参拝を終え、宿泊地の白浜へ移動。

途中から、雨が降ってきました。

旅の前、雨予報でかなりへこみましたが、一日目の高野山では、パラパラっと降ったぐらい。
その後、夜にかけて雨がかなり降って、二日目の朝は、すっかり止んでいました。

とてもラッキーでした。

白浜で時間があったので、千畳敷に行ってみようと思ったのですが、
大雨でやめました。

そして、とれとれ市場へ。



雨の中、サッと写真を撮りました~

海産物やお土産がたくさん並んでいました。
お土産をここで購入。

そして、ホテルへ向かいます。

ホテル川久



翌朝、撮りました。

バブル絶頂期にオープンしましたが、その後倒産。
そして、庶民でも宿泊できるホテルになっています。

この日は、平日だったので、お安く泊まれました。

ロビー



柱が太くて、大きいのが印象的でした。

全室スイートルームです。
けれど、部屋の写真は撮ってなかった…
和室のリビングがあって、ベッドルーム&和室のお部屋が一つずつ。
少々古さを感じますが、全然オッケー

後、温泉が良かった!

そして、食事の夕食&朝食は、王様のビュッフェ。

ビュッフェスタイルは、あまり好きではないのですが、
今回楽しめました。

夕食は、その場で握ってくれるお寿司、焼いてもらえるステーキ、松茸の土瓶蒸し、
揚げたての天ぷら等々。

スイーツも充実。



後、王様のフランベ クレープシュゼット~



テーブルの近くで、実演でした。

美味しかったー

朝食は、その場で握ってくれるおにぎり、焼いてくれるオムレツ。
一番美味しかったのは、フレンチトースト。



これも目の前で焼き立てを頂けました。

写真はスイーツばかり(笑)

ホテル川久を堪能しました。

白浜を離れる前に、千畳敷へ。



第3紀層の砂岩からなる大岩盤。



砂岩は非常に柔らかくて、落書きがたくさんありました…



そして、熊野三山へ向かいます。

高野山 & 熊野三山 3(高野山 壇上伽藍)

2017年10月16日 | 国内おでかけ

ランチに精進料理を頂いた後、高野山の入り口となる大門に行くことにしました。

ちょうどバスを見かけたので、バスで向かいました。

大門



1705年に再建された総門。
高さは25.1m。
大きいです。
左右には金剛力士像。

門を通って、壇上伽藍まで歩きます。



テレビでも見た町石。



高野山への道しるべ。
壇上伽藍まであと四町。

中門



火事で焼失してから、なかなか再建されなかったようですが、
高野山開創1200年を記念して、再建さてたようです。

金堂



伽藍の中央にあり、高野山の総本堂。
重要な行事のほとんどが、執り行われます。

根本大塔



真言密教の根本道場のシンボルとして建てらました。
高さ48.5mの日本で最初の多宝塔。

壇上伽藍には、このほか国宝の不動堂(下)や西塔と東塔、御影堂などが並んでいます。



蓮池



そして、こうやくんを発見。



ここで高野山を離れることになりました。

やっと高野山を訪れることが出来て良かった~
他にもまだまだ見るところはあります。
また、いつか来よう!と決めました。

聞いてはいたけれど、外国人が多いです。
アクセスがしやすい京都とかは分かるけれど、ちょっと不便な所でも、
集まるのだなぁ。

そして、宿泊地の白浜へ。

高野山 & 熊野三山 2(高野山 金剛峯寺)

2017年10月14日 | 国内おでかけ

奥ノ院から、金剛峯寺の前の駐車場まで移動してきました。

総本山 金剛峯寺



豊臣秀吉が亡母の菩提のために建立した寺院である青巖寺と興山寺 (廃寺)を合併し、
金剛峯寺となりました。

正門



主殿



寺内には、見事な襖絵に囲まれた部屋が数々あり、広大な石庭が臨めます。

蟠龍庭



石庭としては国内最大。



雲海の中で雌雄一対の龍が、奥殿を守っている、と表現されています。

お茶とお菓子の接待を頂きました。
美味しいお茶でした~

ちょうどお昼ご飯の時間。

決めていたお店を探します~



高野山って、寺院を目に入れなければ、ひとつの町ですねー
銀行があって、コンビニがあって。
山の上って感じがしないです。

お店発見。



さんぽう、というお店。



精進料理を頂きました。
胡麻豆腐~

このお店は、手頃価格で、良かったです。

高野山 & 熊野三山 1(高野山 奥ノ院)

2017年10月13日 | 国内おでかけ

ちょうど一週間前に訪れた高野山です。

朝早くに家を出て、9時前に高野山に到着。

この日は雨予報。

当初、一番最初に通る大門からと思っていましたが、雨が降っていないうちに、
一番歩くであろう、奥ノ院からに変更。

先ず、中の橋駐車場に駐車。

高野山内の駐車場は、ほぼ無料です。
広大な高野山ではありがたい。

高野山は、平安時代の816年に弘法大師によって、開かれた日本仏教の聖地。
山内は全て「一山(いっさん)境内地」として金剛峯寺の境内で、高野山全体がお寺となります。

奥ノ院は、高野山の信仰の中心であり、弘法大師の御廟がある聖地。

参道には、20万基を超える皇室や諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑が並んでいます。



杉の木々に囲まれたなかにある、多くの墓石の中の雰囲気は、独特です。

有名な武将たちの墓石が数々ありましたが、
際立っていたのは、豊臣家墓所。



高野山攻めを取りやめたり、領地を寄進して、亡母の菩提寺を建てた貢献が大きいからかな。



距離はまあまああるのですが、これらを見ていると、歩くのは苦ではないです。

御廟の橋。



これより先は、弘法大師の御廟。
写真を撮ることは厳禁です。

神秘的で、他では感じられない雰囲気がありました。
聖地というのが、納得でした。

奥ノ院からちょっと離れたところ。



すこーし、紅葉していました。

中山七里 『贖罪の奏鳴曲』

2017年10月10日 | 読書

中山七里 『贖罪の奏鳴曲』




主人公の御子柴礼司は、少年時代に重大な事件を起こし、少年院に入り、
今は名前を変え、弁護士となっている。

妻に殺人の嫌疑がかかっている、三億円の保険金殺人事件の弁護を引き受けているのだが、
御子柴の過去を強請ってきたライターがいて・・

岬先生シリーズ以外の初の中山七里作品。
どんでん返しは、健在。
そして、ピアノ演奏シーンもあって、楽しめる!

ただ、御子柴の過去がなかなか受け付けられないのだけど、
それでも、事件や裁判の行方、御子柴の少年時代の事件の話、引き込まれていくのは、
流石ですね~

次も読みます。

高野山 & 熊野三山

2017年10月09日 | 国内おでかけ

3連休の前に一日お休みを貰って、高野山と熊野三山を巡ってきました。

ちょっと前に、ブラタモリで高野山が三週間にわたって放送されました。
(今は、去年訪れた、黒部ダム!)

いいタイミング~って思って観ていたけれど、
訪れる人がより増えるかも!って思ったりしました。
まあ、高野山は平日に訪れたので、良かったのですが…

後、雨予報だったので、ガックリきてたのですが、思っていたより降りませんでした。

1日目は、朝早く家を出て、高野山へ。
宿泊地は、白浜。

2日目は、熊野三山の、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を参拝。
帰り道に串本をちょっと。

そして、帰宅という、強行軍でした。

同じ近畿に住んでいますが、和歌山は遠いなぁ~

たくさん歩きましたー

そして、疲れました。
帰ってきた翌日、頭がぼーっとしてました。

旅行記は、これからです~

畠中恵 『すえずえ』

2017年10月04日 | 読書

畠中恵 『すえずえ』



しゃばけシリーズ12作目。

江戸の大店である、廻船問屋兼薬種問屋の若だんなである一太郎が、主人公。
とても病弱で、両親や手代の兄やたち、周りのものを常に心配させている。
ただ、変わっているのは、若だんなの祖母が妖だからか、
若だんなの周りには、妖たちが集まっているのだ。

今回は、栄吉の見合いがあり、若旦那の許婚の話があり、
将来を見すえたお話でした。

そして、千年以上生きる妖と人との共存。
時間の流れが違い、仁吉と佐助のことを思うと、切ない。

でも、これを機に、未来に向けて、物語が動いたかな。

次の展開も目が離せないです。

浅田次郎 『残侠 天切り松 闇がたり 第二巻』

2017年10月02日 | 読書

浅田次郎 『残侠 天切り松 闇がたり 第二巻』



警察の捜査協力の引換えに、何故か留置場にやってくる一人の老人。
伝説の大泥棒『天きり松』なのだ。
老人は、六尺四方にしか声が聞こえないという、「闇がたり」で語り始め、
その語りに、留置場に捕らわれている者だけなく、看守たちも引きこまれる。

二作目です。
老人のべらんめぇ口調に慣れたら、面白くなってきて、終わってします。
次も慣れているうちに、続けて読んだら、より良いかも。

安吉親分を筆頭に安吉一家の人たちが、粋でカッコイイ。

また、次も読むことになりそうです~