自由に気まま生活

自由に気ままな生活を送るのが目標

坂木司 『青空の卵』

2010年09月28日 | 読書
坂木司 『青空の卵』



保険会社に勤めている、主人公の坂木司(作者と同じ名)
坂木には鳥井という引きこもりの友人がいる。
職業は自宅で出来るプログラマー。
引きこもりの原因は、母親のことと、中学生の時のいじめ。
坂木はそんな鳥井を少しでも外に出そうと、鳥井のもとを訪ねている。

坂木は謎や事件を持ちこみ、鳥井が解くというパターンです。
事件といっても、ちょっとした出来事で、ほんわかな雰囲気のお話。
日常ミステリーの連作短編でとても読みやすかったです。

坂木と鳥井の関係。
怪しいと思いながら、読んでいました(決してそんな話ではありません)
特に前半。
鳥井のことが段々語られるにつれて、なんでこんな関係なのか分かってきますが。
事件を解いていくことにより、少しずつ鳥井の世界が広がっていくことを見て、
複雑な気分となる坂木。
でも、鳥井の為と奮闘します。
鳥井も坂木が泣くと(坂木はよく泣く)、かなりうろたえ、そういう状況にならないように努めています。
後、鳥井の口の悪さがなんか好きかも。

鳥井の過去は少しずつ出てくるのですが、坂木はあまり出てこなくて、
何か坂木にもあるような予感。
この二人はどう成長していくのか、3部作らしいので、次作も読んでみます。

因みに坂木司さん(作者の方)は覆面作家で、
性別も明らかにしていないみたいで、本業は他にあるのでしょうか?
こういうの気になります。
賞とかとったら、やはり出てこないのかな??

映画 『天使と悪魔』

2010年09月25日 | 映画/TV
映画 『天使と悪魔』

先日、原作を読んだ後、映画版の「天使と悪魔」を見ました。
おおまかなあらすじは当然一緒ですが、設定はかなり違います。

原作だけでは分かりにくい、または、想像しにくい箇所は、映像ではとても伝わります。
けど、原作での細かくあった描写は、映画ではカットされています。
特に犯人のあの人のこととか、全然描かれてなくて、驚きました。

けれど、コンクラーベはあんな感じなのかな?
とか、考えたり、
建造物や絵画の素晴らしさが見れて、良かったかな。

それに、より分かりやすく楽しめました。

ラングドンのアクションぶりは、原作の方がすごいです。

荒木源 『ちょんまげぷりん』

2010年09月24日 | 読書
荒木源 『ちょんまげぷりん』



映画化で知ったこの作品。
映画は観てませんが、原作を読んでみました。
単行本の時のタイトルは「ふしぎの国の安兵衛」らしい。
「ちょんまげぷりん」の方がいいなーと思います。

シングルマザーのひろ子と一人息子の友也の前に、江戸時代の文政九年(1826年)から侍、木島安兵衛が現れ、
すっごく怪しい(当然ですが)と思いながらも、結局家におくことになる。
安兵衛は家事を一気に引き受けることになり、シングルマザーとして働くひろ子にとって、役に立つ存在となっていく。
特に料理、それもスイーツ作りにはまっていき、腕も上がる。
そして、テレビ番組のスイーツコンテストに出場したことにより、一躍の人となるが・・・

前半は文明の機器のいろいろに驚く安兵衛はおきまりでしょうか。
言葉づかいはともかく、馴染むのは早かったような。
侍がスイーツ好きなんだ、と思っていたら、解説を読むと、江戸時代には砂糖の生産はあったが、
かなり高価なものだったようで、ありえるようです。

安兵衛がかっこいいです。
現代人にはいないけれど、見習わなければならないです。
ラストも良く、こういう終わり方が好きです。

とても読みやすいお話。
ちょんまげぷりん2もあるようなので、読んでみます。

美味しいプリン食べたくなります。

ダン・ブラウン 『天使と悪魔』

2010年09月23日 | 読書
ダン・ブラウン 『天使と悪魔』

  


長い間積読本となっていた、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』。
来月ローマに行くことがきっかけで、やっと手にとりました。
読みだしたら、早いです。

前作(といっても実際はこの「天使と悪魔」を先に書いているそうですが)の「ダ・ヴィンチ・コード」は原作を読み、
映画も観ました。
「ダ・ヴィンチ・コード」と比べると、アクションが多いです。
よくぞラングドン、生きてたね、って感じでしょうか。

ラングドンはスイスにあるセルン(欧州原子核研究機構)の所長、コーラーから連絡をうけ、
セルンの科学者、レオナルド・ヴェトラが殺されており、胸にイルミナティの紋章の焼き印が押されていた。
イルミナティの紋章で衝撃を受けたラングドンは、セルンに向かう。
そこで、ヴェトラが巨大なエネルギーをもつ反物質を発見していた事を知るが、その反物質が同時に盗まれたことが判明する。
レオナルド・ヴェトラの娘、ヴィットリアと共に、ラングドンはヴァチカンへ向かうことになる。
そしてヴァチカンでは、コンクラーベ(新教皇を選ぶ儀式)が催されていた。
そして、新たな殺人が・・・

最後までどんでん返しがあって、引きつけられました。
宗教のこととか、科学のこととかも、難しくてなかなか理解出来ないけれど、
それでも、面白いのは流石と言うか、凄いですね。

ヴァチカン&ローマを舞台にした話で、ちょうどいいタイミングで読んだなと思いました。
これでヴァチカンのことが詳しく分かったわけでもないけれど、楽しみは増えました。
システィーナ礼拝堂の写真が載っていて、早く実際に見たいですね。
徳島の鳴門にある大塚国際美術館に、このシスティーナ礼拝堂を陶板で現物大に再現していて、
見たことがあり、それでも凄いと思いました。
この時から実物見たいなーと思ってました。

行くまでに映画も観ようかなぁ~

中秋の名月

2010年09月22日 | 日々

今日は十五夜です。

ただ、今日は天気が悪いので雲の合間から月が覗いています。
今も雷がゴロゴロ
綺麗な月は拝むのは難しそうです。

中国や台湾は中秋節で、祝日のようです。
仕事で中国や台湾が関係しているのですが、音沙汰ないなーと思ってました。
やはり月餅を食べるのでしょうか??

日本は団子ですよね。
食べてないけれど。
団子が食べたくなりました~

辻村深月 『名前探しの放課後』

2010年09月19日 | 読書

辻村深月 『名前探しの放課後』



辻村さんは文庫化されたら、必ず買う作家さんの一人です。
書店の新刊コーナーで見つけたら、おぉーと興奮します。
そして、即買いです。

主人公、依田いつかは時が戻り、過去にいることに気づく。
そのきっかけは同級生の自殺。
自殺の知らせを聞いていたら、過去に戻されていた。
クラスメートの坂崎あすかや友人の秀人に相談し、どうするのか考えるが、
肝心の自殺した同級生の名が思いだせない。

いつかは本当に過去から戻されていたのか?
自殺するのは誰なのか?
本当に自殺するのを止められるのか?

辻村さんはぐいぐい話をひっぱり、一気に読ませる作家さんです。
次はどうなるのか?気になり、一気読みでした。
後、あれは伏線だったのか、と気づかされたり、流石です。
ちょっとあれ?というか、やりすぎ?と思う箇所もありましたが、それでも面白い。
高校生が感じるコンプレックスとか人間関係の複雑さとか、本当に上手く描かれています。

他作品とのリンクがありますが、初めて読んだ人にはどうなんだろう??
私は読んでいるので、あーなるほど、と思いましたが、
初めて読む人は、後に他作品を読んで、あの人か、と気づいて、別に楽しめるのかもしれないけれど。
結構肝心な箇所なので、気になりました。
色んな驚きがあります。

電車のなか

2010年09月18日 | 日々
朝、晩は涼しいですが、今日の日中はまだ暑かったです。
でも、かなり過ごしやすいですが。

今日は久々に電車に乗って、お出かけでした。
3連休ということもあり、駅は人が多かったです。

帰りの電車で、隣に乗っていた女の子はインドネシアからの留学生でした。
乗り換え駅がどこか分からなくて、尋ねられました。
まだ先だと伝えると、安心していました。

約20分ほどでしたが、お話しました。
関西学院大学の留学生で、生物学を勉強していて、修士を取ろうとしてるようです。
インドネシアに戻ったら、大学の先生になる(なりたい?)と言ってました。
すごいですねー

退屈な電車ですが、今回は楽しくお喋りが出来て、あっという間でした。
無事目的地に着いたかなぁー
と思っています。

イタリア☆

2010年09月16日 | 日々

来月、イタリアへ旅行に行きます

ここ数年どこか海外へ行っていましたが、
去年は仕事が非常に忙しく、行けませんでした(行こうと考えることもなかったような)
今年もダメっぽいな・・と思っていましたが、
仕事のスケジュールを見ていると、10月に行ける、と発見!

そして、どこの国にしようかと悩む、悩む
いろいろ考えて、絞ったのが、

1.フランス&イギリスでユーロスターに乗ろう(どちらも行ったことがある)

2.初めてのイタリア

ユーロスターに乗ってみたいと思っていたので、フランス&イギリスにしようかなぁー
と思っていたのですが、イタリアも捨てがたい。
今までもイタリアを考えたことがあったんですが、治安の悪さを見て躊躇していました。
最終的な決め手は、なんとなく、ですが、イタリアにしました。
まあやはり一度は行ってみたいし。

今は航空券を取ったのみ。
行程やホテルは今考え中。
ありがたいことに今はネットで様々なことが調べることが可能で、非常に助かっています。
でも、ネット検索しすぎて、少々疲れました…
個人旅行は下調べが肝心なので、頑張って調べます

ローマの往復券を買ったんで、ローマが拠点となります。
ローマ&フィレンツェにしようとは決めました。
今考えているのは、ローマに朝に到着するので、そのままフィレンツェへ列車で向かうか、それとも
とりあえずローマに滞在するか・・・
どうしましょ??

ひと月もないので、早く決めないといけませんね。

因みに今回使う航空会社はキャセイパシフィック航空にしました。
香港経由ローマです。
夜のフライトなので、1泊浮きます。

後、今これを読んでいます。
ダン・ブラウンの「天使と悪魔」



ヴァチカン&ローマが舞台ですね。
映画を見損ね、原作もずっと積読本のままでほったらかしでしたが、これを機に今読んでいます。
面白い。
今下巻で、もうすぐ読み終えます。

後、塩野七生の「ローマ人の物語」



ずっと気になっていた作品。
かなり長いので、少しずつ読んでいます。
なかなか進みませんが。
もっと前から読み始めていたら良かったな、と思っています。
きっとよりローマ散策が面白いはずです。

とりあえず、読書しつつ、ネット&ガイドブックを見ながら、行程&ホテルを決めていきます。

ナノイードライヤー

2010年09月14日 | マイブーム

この夏、髪の毛がパサパサ。
紫外線のせいでしょうか??

2、3週間前にずっと気になっていたドライヤーを買いました。
パナソニックのナノイーのドライヤー





ナノイーのナイトスチーマーを使っている友人から、
髪の毛がさらさらになっているような気がする
というのは聞いたことがありました。

そして、ナノイーが出るドライヤー。
気になっていました。
レビューを見ていたら、高評価ばかり。

使ってみると、確かに違う。
しっとりするし、膨張しません。
レビューに書いてる人もいましたが、髪の毛が乾くのも早いです。

すっごく満足で、周りの人にも勧めています。
少々大きく重いですが、乾くのが早いので、OKです~

大崎梢 『晩夏に捧ぐ』

2010年09月11日 | 読書
大崎梢 『晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ』



前に読んだ同じシリーズの「配達あかずきん」が面白かったので、
次の長編を読んでみました。

舞台は主人公杏子が働く成風堂書店ではなく、元同僚である美保が地元に戻って働いている書店。
そこで幽霊が出て、美保も目撃し、これを解明してほしいとの依頼がくる。
半分嫌々ながら、アルバイトの多絵と一緒に向かうが・・・
そこで知ったのは、27年前地元にいた作家が弟子に殺されたという事件。
幽霊話はこの事件がもとでないかという噂もあり、杏子と多絵はこの殺人事件を調べていく。

前作では書店の裏側が描かれていて、ミステリの内容よりも書店のあれこれが面白く思っていました。
今回はそれが少なかったのが残念かな。

一つ、妙に気になったのが、
27年前の事件を担当した刑事が出てくるのですが、多絵は「警部」とその人を呼ぶこと。
一般人が「警部」って刑事さんのことを呼ぶかなぁ…
違和感がありました。

この舞台となった書店、まるう堂がいいですね。
老舗書店の雰囲気がとても上手く描かれていました。
近所にあったら、通っているだろうなぁ。

このシリーズはもう一冊あるようです。
また読んでみます。

じんましん

2010年09月06日 | 日々

最近、妙にいろいろとヤル気がでません。
暑いのは相変わらずだし、読書も全然進まず。
どーにか、仕事はこなしていますが。

そんななか、先週金曜日から唇が腫れてきました…
前にも腫れたことがあったけれど、一晩で治ったので、すぐに治ると思っていたら、
昨日は荒れはじめて、切れるし、口が開かない…

今日、皮膚科に行くと、肝心な名前は忘れましたが、
じんましんの一種だと言われました。
でも、原因は分からず。
疲れていますかー?
とは聞かれたけど。

疲れてるのかなぁ…
よく分からないです。
でも、食欲はあります

ムック本

2010年09月01日 | 日々

最近、付録付きムック本がよく出ています。

付録なんて・・・
普通に買った方がいい

と思っていましたが、先週ハロッズのムック本を見つけて、購入。
一度は思いとどまり、家に帰ったんですが、やっぱり欲しくなり、翌日本屋に直行しました



今週から会社に行く時のお供となっています。
使い勝手も良いし、丈夫です。

何でムック本というのだろう?
と思い調べたら、マガジンとブックの造語で、雑誌と書籍を合わせた内容という意味だそうです。

このハロッズ本は、なかなか楽しめました。
ハロッズの紅茶とか、バッグとか歴代のイヤーベアー(2003年バージョン持ってます)とか載ってます。

でも、最近付録付き多いですねぇ…
そうしないと売れないのでしょうか??