伊吹有喜 『オムライス日和 BAR追分』 2017年09月28日 | 読書 伊吹有喜 『オムライス日和 BAR追分』 昼間はコーヒーやを定食を出す「バール追分」、夜になると、お酒を出す「バー追分」となる BAR追分が舞台。 BAR追分がある「ねこみち横丁」の管理人をしながら、脚本家を目指している宇藤を軸に、 ねこみち横丁の人たちとの交流が描かれています。 そして、そこにはBAR追分で出される、美味しい料理が。 昼間の料理人、モモちゃんの料理がとっても美味しそう~ 美味しい料理が人を元気にして、癒して、心も体も満たすんですねぇ。
藤原緋沙子 『風光る 藍染袴お匙帖』 2017年09月27日 | 読書 藤原緋沙子 『風光る 藍染袴お匙帖』 医学館の教授だった父の跡を継いだ、女医者の千鶴が主人公。 藍染川沿いに治療院を構え、江戸で起こる事件を解決していくお話。 凛とした千鶴先生が、素敵でした。 ぶれなくて、カッコイイです。 気になるのは、旗本の菊池求馬との関係かな。 シリーズもののようなので、次も読んでみよう~
森沢明夫 『夏美のホタル』 2017年09月24日 | 読書 森沢明夫 『夏美のホタル』 写真家志望の大学生の慎吾と慎吾の彼女の保育士の夏美が、 卒業創作の写真のテーマを探すのに訪れた山里で出会った、 ヤスおばあちゃんと地蔵さん母子との触れ合いのお話。 とっても優しいお話。 山里の懐かしさを感じさせる風景の描写がとても良いです。 読み終えて、心温まりました。 疲れている時に読みたい作品だなぁ。
宮下奈都 『窓の向こうのガーシュウィン』 2017年09月23日 | 読書 宮下奈都 『窓の向こうのガーシュウィン』 未熟児で生まれ、周囲に馴染めず、自分には何かが足りない、と感じている主人公の佐古。 高校を卒業後、就職するが、半年で倒産し、失業してしまい、その後ヘルパーとなる。 ヘルパーとして続けられた唯一の横江先生の家。 そこで出会った、横江先生、額装家の男性、そして隼。 彼らを通じて、自分を見つけ、成長し、再生のお話。 自分のことを少しずれていると思っていたのだが、自分自身を認めていく様子がゆったりと描かれていて、 ほっこりしました。
誉田哲也 『インデックス』 2017年09月21日 | 読書 誉田哲也 『インデックス』 姫川玲子シリーズ、第七弾。 8作からなる短編集。 でも、繋がる箇所もありました。 警視庁に戻って、姫川班が復活しつつあるところかな。 けれど、何もかもすべてうまくいくわけがないのでしょうか。 新しい姫川班が、次の作品でも見れるのかもしれません。 以前読んだ「本屋さんのアンソロジー」の中に収録されている一作がありました。 その時は、玲子が出ているとは最後の方まで分からなかったけれど、 今回は、初めから玲子が出ているのが分かって、読んでいて、楽しかったです。 次は、長編が読みたいなぁ。
原田マハ 『あなたは、誰かの大切な人』 2017年09月20日 | 読書 原田マハ 『あなたは、誰かの大切な人』 6作から成る短編集。 主人公は、独身の40代&50代女性。 後、共通点は自立した仕事をする女性です。 それぞれ色んな悩みを持ちながら、 何かを見つけていくお話。 どの作品も良かったです。 マハさんの作品は、とても読みやすいですが、 短編なので、より読みやすいかな。 長編でも読みたい作品もありました。
3連休、終わり 2017年09月19日 | 日々 3連休、終わりました。 久しぶりの直撃コースで、台風の影響が大きい連休でした。 六甲山に行って、ジンギスカンを食べることになっていましたが、 台風で、断念 もう今年は行けないかなぁ。 直撃でしたが、過ぎ去ると、それほど影響ないなぁ、と思っていたら、 昨日、実家から神戸に戻ろうとすると、電車は間引きされているし、 徐行運転の区間があって、時間がかかりました。 ただ、昨日、今日と、秋晴れで、気持ちイイ一日でした。 穏やかな日が続けば、いいなぁ。
三浦しをん 『政と源』 2017年09月06日 | 読書 三浦しをん 『政と源』 73歳の源二郎と国政のおじいさん二人が主人公。 源二郎は、つまみ簪職人で、国政は元銀行員。 性格も生き方も正反対だが、幼馴染の二人。 ただ、源二郎は妻を亡くしているが、20歳の弟子・徹平を取って、職人として楽しくしている一方、 国政は、妻は娘のところに逃げ出して、帰ってこず、寂しい生活を送っている。 そんな二人の下町を舞台にした人情物語。 面白かった。 破天荒な源二郎が魅力的に描かれているのですが、 国政は典型的な不器用なじいさん、って感じかな。 男同士の友情物語というよりは、家族物語のような感じで それが良かった。
池井戸潤 『仇敵』 2017年09月02日 | 読書 池井戸潤 『仇敵』 都市銀行のエリート銀行員だった恋窪。 内部不正を暴こうとしたが、あらぬ罪を着せられて退職においやられてしまう。 その後、地方銀行の庶務行員として働いている。 入行三年目の松木の相談に乗りながら、自分に罪を着せた敵を追い詰めていく。 短編連作になっていますが、長編としても楽しめる作品。 とっても、久しぶりの池井戸さん。 やっぱり、外れナシ~ 面白かったー 少しずつ、敵を追い詰めていくさまが良かった。 ただ、殺人も絡められているのですが、その辺りの真相というか、追求がなくて、 あれ?終わった?って感じでした。 また、未読の池井戸作品を読もう~