田牧大和 『甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺』
父の残した味を守る菓子職人の兄、晴太郎と、商才に長けた弟の幸次郎の二人が主人公。
舞台は江戸の菓子司、藍千堂。
二人は父親が営んでいた百瀬屋を、両親の死後、叔父から追い出されてしまう。
その後、職人の茂市と共に、藍千堂を開いている。
叔父の執拗な嫌がらせにも負けず、二人はお互いに補いながら、店を守っていく。
面白かった。
初作家さんでした。
主人公二人も性格は違うけれど、とても魅力的に描かれているのに加えて、
他に薬種問屋の伊勢屋、同心の岡もさりげなくだが、二人を助ける様がいいです。
なにより、和菓子の描写がとっても美味しそうでした。
最初に出てきた、美味しい柏餅が食べたいなぁ。
続編あるのかな?
是非読みたいです。
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