望月諒子 『大絵画展』
ゴッホの絵画「医師ガシェの肖像」をロンドンのオークションで日本人が競り落とした。
その後、バブルがはじけ、担保として保管されているこの絵画を倉庫から盗もうと企てる者がいて・・
「医師ガシェの肖像」を巡る話なんですが、
前半は絵画はあまり出てこないし、登場人物がたくさん登場し、視点が頻繁に変わるからか、
なかなか頭に話が入らず、読み進めるのに時間がかかりました。
やがて思いもよらない展開へと繋がり出すと、面白くなってきました。
そして、真相が分かったって思ってからも、まだ話は続くのですが・・・
気になったのは「医師ガシェの肖像」の実際の状況。
調べると、日本人が競り落としたようですが、
やはり売却しているようです。
実際に目にすることは、出来ないようですが、
第2の「医師ガシェの肖像」があり、オルセー美術館に所蔵されています。
うーん、覚えてないなぁ。
この話は現実味のある話ではないですが、実際に眠ったままの絵画というものは
たくさんあるようですね。
もったいないなぁ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます