東野圭吾 『プラチナデータ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/b5/b611b2725f0005373c5c1c7c728f4927.jpg)
DNA検索を利用した捜査システム。
そのシステムを開発した兄妹が殺害される。
警察庁特殊解析研究所に所属する神楽龍平は、DNA検査システムで解析すると、
結果は神楽の名前を示す。
もちろん、神楽には身に覚えのないこと。
しかし、彼自身には気になることがあった・・・
それは、何かのか。
そして、途中で出てくる「プラチナデータ」。
それを指すのは何か。
久しぶりの東野さんでした。
「プラチナデータ」が何か分かる箇所から終盤にかけて、一気に駆け抜けて、
面白く、読み応えがありました。
国民の遺伝子情報から犯人を特定する。
実際あってもおかしくないかもと思いました。
確かに検挙率は上がるかもしれませんねー
しかし、「プラチナデータ」みたいなのが、あると…
使い方次第なのだろうけど、怖いです。
最初これは近未来のお話かなって思っていたけど、読み進めていくうちに、案外現代のお話?と思えるようになりました。
指紋、DNA、そしてプラチナデータ・・・。
freedombearさんの言われるとおり、使い方を間違ってほしくないですよね。
いつ始まってもおかしくないような気がします。
案外、こうのようなデータがあったりして…
と思っちゃいました。