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平成の御代を過ごされた天皇・皇后陛下の歌が載る。
2016年6月20日に発刊。著者は歌人の永田和宏さん。
この中で紹介されている皇后陛下の歌。
「被爆五十年広島の地に静かにも雨降り注ぐ雨の香のして」1995年
~50年前には黒い雨が降ったのである。現在の静かな雨と雨の香を観じつつ、思いはおのずから50年前の被爆へと向かう~
天皇陛下は皇太子時代から国民として忘れてはならない四つの追悼の日を指摘。
8月15日終戦の日、8月6・9日広島、長崎に原爆が投下された日、6月23日沖縄戦闘終結の日。
それらの日の追悼式時刻にはお二人で黙祷を捧げておられるという。
1994年訪米中サンフランシスコ市長夫妻主催の晩餐会の始まる時刻と沖縄慰霊の追悼式の時刻が重なることに気づかれた陛下は
晩餐会の時刻を遅らせてもらい、ホテルの部屋で黙祷を済ませて出席されたという。
それほど大切に思われていた。
終戦記念の日に台風10号が広島に上陸、16日朝日本海を北に進んでいる。
この辺りでも強風と雨の夜明けである。
孫と一緒の送り盆は夕方。この頃には風も雨も止んでもらいたいと願う。