第5回 FFハイキング 山の辺の道 Ⅲ
9月27日(土)、前2回の山の辺の道に続いて、今回は奈良盆地の東側、三輪山の山裾を北に向かって歩く、桜井から巻向までのコースです。前回ガイドをしていただき大好評であった足立さんとともに、22名の方がご参加いただき、夏の名残のような強い日差しをあびながらもパワフルに歩きました。
桜井は『仏教伝来の地』。聖徳太子、小野妹子らの逸話等を聞き、栄華を誇っていた奈良時代の情景を時折思い浮かべながら、大神神社へと向かいました。知識豊富なガイドが要所にあって、それがまた上手なものですからつい引き込まれ、みなさん熱心に拝聴、なかなかたどりつけません。
やっと着いた大神神社(三輪明神)は、我が国最古の神社です。足立さんの計らいで直接宮司さんから、歴史や三ツ鳥居のことなどお話を伺うことができました。檜原神社では、鳥居の向こうに二上山を眺めながら、記念写真を撮りました。
「三輪素麺 山本」で昼食。しっかり歩いた後の冷たいそうめんと柿の葉寿司のなんとおいしかったこと!ちなみにそうめんは、高級品になるほど細く、私たちが食べたのは上から2番目の細さ。こんなのはじめて食べました。
大和の秋は、稲穂が実った田んぼとその畦道に咲く彼岸花がなんともいえずきれいでした。なぜ、昔の人は畦に彼岸花を植えたのでしょう。それは、モグラよけでもあり、飢饉のときの食糧でもあり、薬の役目もあったからなのだそうです。(これガイドさんからの豆知識)とにかく、昔の人はえらかった!!
最後に箸墓古墳ともう一つ古墳を見て、たくさん歩き、たっぷりと奈良時代に触れた山の辺の道でした。
吹田 栄子