抜けるような青空と小春日和の12月1日、3人ALTを含む23名の参加者で「紅葉ハイキング」を実施。
京都駅は、すごい人出。持参したFF奈良の小旗が、役に立った。
山科駅から、住宅地を抜け琵琶湖疏水に出ると、街中の喧騒が嘘のように静かである。たまに、ジョギングや犬の散歩をする人とすれ違う。疏水に沿った遊歩道は、緑の木々の中に、黄、赤の葉のコントラストが美しい。疏水の流れと美しい紅葉、そして楽しいおしゃべりと、心豊かな時間が流れてゆく。
山道に入ると、ほとんど出会う人はない。少しきつい登りを上がりきると、なだらかな山道。落ち葉を踏みしめる靴音が、林の中に消えていく。ポカポカと体も温まり、気持ちがいい。
しばらくすると、南禅寺に到着。途端、大勢の観光客が目に入る。紅葉は、今盛である。目の前に現れた堂々とした水路橋に、皆感動。アーチから望む紅葉は、絵も言えぬ風情がある。
再び疎水沿いに歩き、蹴上公園で昼食。いくつになっても、お弁当は待ちどうしいものである。
船を引き上げたインクライン跡を見学して、再び軌道沿いに、南禅寺に下る。計画を変更し、永観堂を目指す。人、人、人の列が続く。
永観堂の前で、全員思わず「きれい!」と感嘆の声。真っ赤に染まったもみじが、みんなの顔を赤く染めている。「さあ、境内に入ろう。」と入口に来て、なぜか全員回れ右で、引き返した。拝観料1000円に、「外からで十分堪能した。」と・・・
永観堂から、京阪三条駅まで、街歩きを楽しんだ。駅の近くでの店で、それぞれ、コーヒ、甘味を楽しんだ。もちろん節約した1000円で。
紅葉を満喫し、2万歩のウオーキングを楽しみ、帰路についた。
(内田堯子記)