あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

大人の修学旅行 日光の旅(その6 東照宮No2)

2016年06月03日 | 旅行記

東照宮の表門をくぐると、広い境内に建物が点在している風景が見えます。

上神庫・中神庫・下神庫を総称して三神庫と言い、この中には春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される馬具や装束類が収められています。

最初が下神庫です;









そして中神庫です。









注目はこの上神庫です。








狩野探幽が象を知らず、想像で下絵を描いたという象の彫刻があります









反対側にはきらびやかな建物が多い中、とても質素な東照宮唯一の素木造りの建物、上厩舎(しんきゅうしゃ)があります。









東照宮に仕える神馬をつなぐ馬屋ですが、かの有名な三猿のある場所です。
神馬の条件は雄の白馬で、現在はニュージーランドから贈られた「光徳号」と日本競馬会から贈られた「福勇号」がいるそうです。









「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿の他に、猿の一生が8つの場面で描かれているので、順番で見てみましょう。




この子は無事に生きていけるかしら・・・と母親は遠くを眺めながら、子猿の将来を案じている。








分別のつかない幼いころ、悪いことには「見ざる、言わざる、聞かざる」ということを表現








そろそろ親離れの時期。でもまだ不安がいっぱいなので、ひとり立ちする決心がつかない。








空を見上げながら、青年猿は決心を固めた様子。右には、星雲の志を意味する青い雲がある。








人生うまく行かないことも。でも落ち込んだときには、励ましてくれる友達がいる。








隣で無邪気に遊ぶ女猿に、恋をした青年猿。どうやって思いを伝えようか思案中。








人生そう甘くもなく、荒波にもまれることも。力を合わせて乗り越えていけるのか!?








お腹がふっくら。もうすぐ家族が増えます。こうして同じような人生が繰り返されていく。






猿の人生ストーリーを見終わって、ここは開運スポットの石です。









この石に立つと、青銅鳥居、陽明門、家康のお墓が一直線で、陽明門の上には、夜に北極星が輝きます。
そして背後には直線状に江戸城があるのです。









御水舎(おみずや)の水盤は元和4年(1618)九州佐賀藩主鍋島勝茂公によって奉納されました。









ここにも「完成した瞬間から崩壊が始まる」の考えから、屋根の角の一か所が削れていました。




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