あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

大人の修学旅行 日光の旅(その3 輪王寺大猷院前編)

2016年05月31日 | 旅行記

東照宮より少し奥まった場所に、輪王寺大猷院(たいゆういん)があります。

大猷院とは徳川三代将軍「家光公の」墓所で、祖父である「家康公」を尊敬する家光は、死後もそばで仕えたいと、本殿は東照宮の建つ恒例山山頂に向けて建っています。
家康を凌いではならないという遺言により、金と黒を使用し重厚で落ち着いた造りになっています。
とは言え、境内には世界遺産に登録された22件の国宝、重要文化財があり、315基の灯籠など、絢爛豪華な造りは目を見張るばかりです。

東照宮まで来て、大猷院を見ないなんてもったいない。
団体さんは来ないし、人も少なく、落ち着いてゆっくり見られました。


5つの絢爛豪華な門や本殿など写真がたくさんなので、2回に分けてアップします。

山の地形を生かして建物が配置され、入口の「仁王門」から「拝殿、本殿」までの道のりは、天上界に昇って行くような印象を受けます。



まず最初の門は仁王門です。









口を開いた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」2体の仁王像「金剛力士像(こんごうりきしぞう)」が安置されています。
「阿吽の呼吸」はここから来ていると言われています。









次に見えてきたのが御水舎。
九州の大名鍋島勝茂公が寄進した御影石の御水舎です。









御水舎といえど、この絢爛豪華さです。









天井には狩野永真安信による龍の絵が描かれています。









2番目の門は、東を護る広目天と、西を護る持国天が祀られていることから、二天門といわれています。
日光山内で一番大きい門ということですが、現在修復中で通過しました。









二天門を過ぎて、階段を上がり、展望所から下を見下ろすと、石灯籠がたくさん並んでいるのが見えます。
これらの石灯籠は、10万石以下の大名からの献上品で、ここから先には進めなかったということです。
ここから下は人界庭園で、地上を見下ろすような気分になり、ここから上は天界になります。









夜叉門の手前の左側には、大きな太鼓が納められている鼓楼(ころう)があります。









右側には釣鐘が納められている鐘楼があります。









3番目の門の夜叉門が見えてきました。





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大人の修学旅行 日光の旅(その2 輪王寺)

2016年05月30日 | 旅行記

に1泊2日の日光の旅は、いよいよ世界遺産に登録された場所にやってきました。

日光東照宮、二荒山神社、日光山輪王寺の二社一寺の総称を日光山内(にっこうさんない)といい、平成11年に世界遺産登録されました。
二社一寺にある103棟の建造群とその周辺の遺跡・自然環境が含まれます。

前に日光といえば東照宮を見て、いろは坂を通って華厳の滝に行った位しか覚えていませんが、実は東照宮の周辺の輪王寺や二荒山神社などみどころがいっぱい。
今回は堂者引きというガイドさんの説明を聞きながら全部を回りました。

堂者引きと回った順番で掲載していきます。


まず待ち合わせは、日光山を切り開いた勝道上人(しょうどうしょうにん)像前です。
1250年も前の事で、上人は日光山岳信仰の祖といえる方です。









最初の輪王寺は平安時代からの歴史があり、比叡山延暦寺、東叡山寛永寺と並ぶ天台宗大本山の一つです。
見えてきたのが日光山輪王寺本堂(三仏堂)のはずが・・修理のために覆った建物です。
建物の右側には樹齢500年の金剛桜がありますが、まだ開花していませんでした。












輪王寺の本堂(三仏堂)は現在50年ぶりの修理中で、「素屋根」が大伽藍を覆い、中の工事の様子や、展望が楽しめる天空回廊ができています。
正面33m、側面25m、高さ26mに達し、日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物です。
完成したらこの絵のような姿を見ることができますが、完成は平成30年の予定だそうです。

修理中で残念!と思いきや、内部に入り修理の様子を間近でみることができます。
そして三仏という名の通り、馬頭観音、阿弥陀如来、千手観音の三体のお姿を間近で拝むことができました。
阿弥陀如来は修復中で横になっているところで、こんな姿を見ることができるのも、修理中だからこそです。

また屋根を葺き替えるための杉の板にお願い事を書いて納めてきました。
この板が屋根の一部になるということですから、ロマンを感じます。









僧侶の方々どちらへ行かれるのでしょう・・








内部の様子は撮影できないので紹介できませんが、三仏堂の屋根と同じ高さの天空回廊からの眺望は、修理期間限定です。
ガラス越しではっきりしませんが、所々桜が咲いています。









大きい建物は宝物殿です。









お庭は江戸期の池泉廻遊式庭園です。


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大人の修学旅行 日光の旅(その1 日光駅)

2016年05月29日 | 旅行記

初めて日光に行ったのは、中学校の修学旅行でした。
社会人になってからは、家族で訪れたような記憶があります。

日光山開山1250年、徳川家康没後400年の年に当って、テレビで何度か取り上げられているのを見て、日光をもう一度ちゃんと見てみたいと思いました。
日光を訪れたのは4月中旬、すでに1か月以上経ってしまいました。
地元では桜は散ってしまっていましたが、日光はまだこれからの時期でした。

写真を見て振り返りながら、ガイドブックやパンフレットでおさらいしながら、今日から日光の旅を記録していきたいと思います。
今回は1泊2日の旅でしたが、内容はとても濃くて、ブログの投稿が何回になるか予想できないです。


1回目は日光の入り口である日光駅からスタートしようと思います。
日光駅の建物も以前テレビでやっていたので、日光に行ったら見逃さないようにしようと思っていました。


JR日光駅は103年前の大正2年に竣工、翼を広げたような左右対称の美しい姿は「白き貴婦人」と言われています。

鉄道の開設は、日光に新たな観光客を呼び、避暑地として外国人に人気があり、「夏には外務省が日光に移る」とまで言われていました。
そこで外国人に対応するにふさわしい洋館駅舎が建築されました。

こんな素敵な洋館なのに、設計者は鉄道員技手の明石虎夫という人だということが、最近になってわかりました。
「控えめでありながらエレガント」と言われた駅舎ですが、確かにその通りだと思います。









正面のひさしには「関東の駅100選」のプレートが掲げられています。
奥にある柱は大理石の台座が支えています。









入口は日本で唯一の観音開きの戸です。









ひさしの天井の真ん中あたりを見ると龍の絵が描かれています。
これは東照宮の鳴き龍を模したものだと言われています。









2階へ上がる階段の途中から見下ろしてみました。
白い壁が美しいです。









2階は旧一等乗客待合室でした。
平成元年にホワイトルームとして新たに開設、多目的ホールとして写真展などのイベントが開催されています。
漆喰で装飾された天井から吊り下がる豪華なシャンデリアは、当時のままのものです。









改札を出ると広い一番線ホームに面して貴賓室があります。
病弱だった大正天皇の静養地として田母沢御用邸ができ、皇族のための部屋となっていました。









貴賓室の中は見ることができませんでした。




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コノハチョウ

2016年05月28日 | 生き物

庭で変わったものを見つけました。









正面から見たところ









上から見たところ









枯葉かと思いさわったら、羽を広げバタバタと飛び始めました。
羽が痛んで弱っているような気もします。









しばらくバタついた後、また元の枯葉に戻っていきました。
肉眼で見たら、本物の枯葉そのもので、体に葉っぱをくっつけているのかと思いました。


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私が見た広島

2016年05月27日 | 旅行記

今日は現職のアメリカ大統領としてオバマ大統領が、初めて広島を訪問しました。
献花をし核兵器廃絶へのメッセージを述べました。
私はテレビに釘付けになり、平和を祈りました。

以前平和公園に行ったことがあるので、画像を探してみたところ、2009年10月に行っていました。
もう7年も経ったのですが、画像を見るとあの時の記憶が蘇ります。

ここが平和公園、修学旅行生がたくさん来ていました。









オバマ大統領はこの手前で献花し、平和へのメッセージを述べました。









そしてこの道を歩いて原爆ドームに近づきました。









1996年に世界遺産に登録された原爆ドームは「負の世界遺産」と言われています。









オバマ大統領は川の反対側から原爆ドームを見ていましたが、すぐそばまで行くことができます。
近づくと今でも原爆投下の生々しさが伝わってくるようでした。


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