フェアリーフライ

毎日テレビを見て、ときどき感想を書いています。

『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』

2006年02月02日 | 映画
私はあまりマンガを読みませんが、この「クロマティ高校」は好きです。息子が「週刊少年マガジン」を買っているので、クロ高の面白い回があったら見せに来るように言い渡してあります。が、なかなか見せに来ない。つまらないのかなあと思っていると、ただ忘れてるだけらしい。なぜか前田のカアチャンが登場するお話のときはすぐに持って来ます。先日レンタル店で何を借りようか物色していると、「ほらよ」と息子が棚から持ってきたのが、このDVDでした。というわけで。

レンタルDVDにて。

原作、野中英次。監督、山口雄大。
<『クロ高』奇跡の映画化!!これは『カンフーハッスル』を凌ぐありえなさと『スターウォーズ』を超えるSFXアクションで綴られた、 『ごくせん』以上に熱く友情を語る高校生たちの愛と青春の物語である・・・。>

原作ものは配役のイメージが違ったりしてツライときがありますが、これはなかなかよかったです。違っていてもそれはそれでオッケイという気にさせてくれます。

まず主役の優等生の神山くん(須賀貴匡)と北斗財団の御曹司(金子昇)の二人がイケメンで、ド真面目に大バカなのがよし。仲間の林田(虎牙光揮)と前田(山本浩司)もコワモテで気のいいワルバカでよし。なにしろマンガの実写版ですからどう考えても無理なキャラクターがいます。フレディはどうするんだ、ゴリラは、メカ沢は一体・・と危惧するも、渡辺裕之はいい。これをフレディというのはズルイけど許します。ゴリラもまあいい。メカ沢はデカイなあ。仕方ないか。ちゃんと油さして、メカッてたからいい。脚本の増本庄一郎がデス高のハガキ職人の山口ノボルというのは、適役。マスクド竹之内(板尾創路)は言ってみれば影の主役。ウラ番竹之内(高山善廣)は浮きすぎてていい。ちょこっと登場の橋本真也。橋本さんの遺作なんですね。阿藤快には笑いました。だって阿藤快ですよ。なんだかなあ。もうこれ反則です。

欲をいえば、後半の「SFXアクション」にもう少しスケール感がほしかったです。もっともらしい分析をすると冷笑されそうで、評論はその世界観に似合いません。ただただ、くだらなく面白かったです。


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