フェアリーフライ

毎日テレビを見て、ときどき感想を書いています。

猫背椿vs猫男爵

2006年06月20日 | テレビ
6月20日(火)13:00-13:30 TBSテレビ
『吾輩は主婦である』 第22話 しまい

冒頭、吾輩漱石(斉藤由貴)が「吾輩は猫である」と言って、招き猫ポーズをします。なにしろ今回は「猫」つながりなので、といっても、「猫背椿」は名前ですし、「猫男爵」のキャッツメイクが登場するわけではないのですが、何となく可笑しいです。脚本家はやっぱり猫が好きなんだと思いました。「木更津キャッツアイ」では「猫田」もいましたっけ。

話題の昼帯連続ドラマも全40話のうち、折り返しを過ぎまして、いよいよ有吉さん登場の回を迎えました。

昼ドラと有吉さんといえば、「ひなたぼっこ」の主題歌が猿岩石の「マイレボリューション」で、ドラマの中で猿岩石の曲がよく流れ、それが楽しみで見ていた記憶があります。
また、一昨年の12月には「温泉へ行こう4」で「有賀」という客の役で出演しました。この「温泉へ行こう4」には、「吾輩は主婦である」の「やすこ」の池津祥子さんも出演していました。あまりに役柄が違うので始めは気付きませんでしたが、旅館の仲居の桐子さん。オカッパ頭のコメディーリリーフでした。ダイナミックで圧倒的な存在感は変わっていません。

気弱で不器用で優しい青年の役が定番といってもいい、俳優有吉さんです。「告白」「天うらら」、そして「恋の片道切符」の「クリームパン」くんの路線です。凄味を秘めていたのは「愛なんていらねえよ夏」のホスト役。ナイフみたいな鋭さがありました。アロハふうの衣裳というと、映画「一生遊んで暮らしたい」を思い出します。堂々の暴れん坊でした。
年を経て、子供を持ってもおかしくない年齢となりますと、子供思いの愛情パパになります。最近では「弁護士のくず」でも、良きパパでした。それにしても登場する女性はみんな強いです。いきおい、男性は中和剤的な弱い立場となってしまうのでしょうか。

登場場面では、「あれはコメディーか?」という吾輩の心の声が向けられます。ちょうど、レッド吉田さんと池津さんが有吉さんを取り押さえている最中で、内Pファンとしてはちょっと嬉しい。

「AV男優」→「DVじゃないかな」→「DV男優」という飛躍が可笑しいです。竹下景子さんと斉藤由貴さんは凄いです。大女優です。

連絡→ケータイ→ハシカ→ウツ→すぐ来い→すぐ来た→陸上部→のぞみ
この場面は何度見ても最高です。神がかり的です。ちよこ、たかし、やすこ、まゆみ、じゅん、ゆかり、めぐみ、そして吾輩と、全員で台詞を分け合う呼吸も見事。

「えっ」と驚くときも控えめな店長有吉さんが、よいです。普通に気遣いを見せる真面目な店長です。メガトン級に弾けている「ももえ」のおかげで、情けない男と化してしまった、被害者でありました。そこはかとなく漂う哀感に、じんわりしました。

矢名家や周りの人々のブッ飛びぶりや、それに振り回される人々の姿に大笑いしました。人生訓も、吾輩が述べると納得できて、感心しきりです。面白かったです。


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