アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

今年はうまく行ったぞ!~eTax

2016年02月17日 | アーバンライフ

毎年この時期、頭を痛めるeTaxによる確定申告だが、今年は申告書の送信が一発でOKとなってご機嫌であった。

今年は、移住に伴う不動産関係の出入りがあり、また、パソコンのOSがWin10に変わったこともあって、正直うまく行くか心配していた。

不動産関係は、申告画面の問に答えて行くだけで、内訳表をすんなり作成することができた。

これを通常の所得税申告と合算するだけで、申告書は無事作成できた。

問題は、申告書の税務署への送信であるが、昨年、一昨年と痛い目にあっていたので、事前の準備(つまり、専用ソフトのインストールと再起動による有効化)をしっかりやっていたこともあって、送信手順をひとつづつクリアして行くだけで、「送信完了」となった。

しかも、不動産関係を合算したため納税額ゼロ、つまり源泉徴収された所得税は全額還付されることになってメデタシメデタシ!

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「つぶやき」傑作選

2016年02月16日 | ドラミング

一昨日の14日はバレンタインデーだったわけだが、東京渋谷では戦争法廃止、原発再稼働中止等をスローガンに、大規模な集会とデモが行われた。

また、「女性自身」は10頁の特集を組んで寂聴さんと吉永さんの対談を載せ、現政権の原発政策や国のありように疑問を投げかけた。

加えて、放送法をたてにマスコミ規制にさらに踏み出そうという動きに各界から批判が高まっている。

アベ丸はすでに沈没寸前だが、沈むなら勝手に沈んでくれ。我々国民を巻き添えにすることだけはやめてほしいものだ。

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良質の人情噺~柏井壽著「鴨川食堂:おかわり」

2016年02月15日 | 読書三昧

どういう訳か、「おかわり」が先に届いてしまったが、NHK BS で放映中の同名ドラマの原作本。

 

6話からなる短編集なのだが、いずれも人生の機微を描いた良質の人情噺になっている。

例えば、第2話の「ハンバーグ」だが、夫を事故で失い且つ、父親と仲たがいした娘は、息子を「本物がわかる大人」に育てようと頑張っている。

そのため息子には、肉をこねまわしたようなハンバークなど食べさせたくないのだが、息子は、食堂を経営する祖父から作ってもらったハンバーグが気に入っている。

何故、息子はそんな本物でないものが好きなのか。

娘は、鴨川食堂を訪れ、息子の好きな「ハンバーク」を作ってもらい、秘められた謎に愕然とする。(お勧め度:★★★)

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統一成るか?

2016年02月14日 | ドラミング

先に、夏の参院選挙熊本選挙区で野党統一候補となった「あべ広美」さんが、「市民連合」の推薦を受け公認候補第1号となった。

戦後最悪のアベ政権を退陣させるためには野党共闘が必須だが、これをひとつひとつ積み上げて、全国32の1人区すべてで野党統一候補の出現を望みたい。

一方、この4月の衆院補欠選挙で、地元北海道5区(札幌厚別区、北広島市、石狩市など)での統一が成るか予断を許さないが、昨日の新聞(朝日)には、ほぼ確定との記事が出た。

ただ、民主、共産両党間での合意がなされていないこともあり、その去就が注目されている。何とか統一を実現して、議席獲得につなげて欲しいものだ。

蛇足:14年の選挙では、元官房長官の町村氏が14万票を集め当選したが、民主・共産の票を合計すると13万票近くと拮抗している。今回は、町村氏他界のあとを受けて新人同士の争いとなるので、野党が統一すれば議席獲得のチャンスがある。

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今の世でも~

2016年02月13日 | アーバンライフ

先日、新聞(朝日)の雑学版を見ていて思わずニヤリとしてしまった。
この雑学版は、なんでもランキングというアンケート結果を毎週(2本づつ)掲載しているのだが、先週分の1本がこれだ。



同紙の読者1871人からの回答だが、今でも、「茶柱が立つと縁起がいい」
とか、「ご飯に箸を立てるべからず」などという言い伝えを信じている人が以外と多いのに驚いた。

さてさて、あなたにも共感するものはありますか?

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面白い!~浜矩子著「さらばアホノミクス」

2016年02月12日 | 読書三昧

現政権が進める「アベノミクス」を、歯に衣着せず痛烈に批判する浜矩子教授の評論集。2013年1月~2015年10月毎日新聞連載「危機の真相」。

 

なぜ、「アホノミクス」なのか。
要は、現政権がすすめる「アベノミクス」は、経済政策の主たる目的である「均衡の維持」と「弱者救済」に合致していないからだという。

つまり、やれ異次元の金融緩和とか、公共事業中心の財政出動などで富者と大企業本位の政策を推し進め、果ては、軍事大国への道を歩もうとしている。

こんなアホらしい政策など、どうして「経済政策」と呼べようか。他に、EUの抱える問題点やギリシャ危機の本質など、マスコミ報道だけでは理解できない難問も平易に解き明かしてくれる。(お勧め度:★★★) 

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時事川柳傑作選

2016年02月11日 | ドラミング

今朝の新聞(朝日)に載った時事川柳。
どれも壺を押さえた傑作ゆえ、用意した記事と差し替えお目にかけることとしたい。

いずれも、今日の世相を厳しくうたい上げた傑作だ。

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なんじゃ、これは

2016年02月10日 | 音楽三昧

先ずは、下の写真をご覧あれ!
何やら、演奏中のレコードの中心部に変なものが置いてあるではないか。

これは、レコードスタビライザーとか称して、演奏中のレコードの振動を抑える役目をする。

たかだか、1~2グラムの針圧で演奏されるレコードに、どれほどの振動が発生するかわからぬが、何でも、これを装着すると「音が良くなる」とかで、1万数千円も投じてこれを購入したという訳である。

重さは、約700グラム。
6本の支柱(各100グラム)を上下から挟んでひとまとめにしているので、本数を増減すれば重量を加減できる。

レコードによって最適の重量があるとかで、厳密には、支柱の数を替えたいところだが、面倒なのでいつも最大重量で使用しているが、果たして、本当に音は良くなっているのか?

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失敗作~堂場瞬一著「蛮政の秋」

2016年02月09日 | 読書三昧

警察もので人気の堂場氏が、現政権のメディア規制の動きに一石を投じた作品とのキャッチに共感して借りてきた。「小説すばる」2015年1~8月連載。394頁の大作。

 

物語:メディア議連に集う政権党の議員50余人に、IT企業から献金がばらまかれているというリスト付きの怪文書が出回る。それを予算委員会で取り上げた野党議員は、リストの中心人物から「ガセだ」としっぺ返しを受け窮地に立たされる・・・。

よくある筋書きだが、小説のテーマが、IT企業の献金疑惑とそれにまつわる与党族議員と野党の駆け引きに終始していて、それが政権全体のめざす基本政策とどう関連しているのよくわからない。

これでは、単に政界に巣くう魑魅魍魎のあれこれを描き出してみたに過ぎず、政治がどうあるべきかという基本テーマがはっきりせず、不出来との評価は免れまい。

また、全国紙の社会部の一記者が同社の社長に呼び出され、記事にせぬよう圧力をかけられるなど、合点のいかない場面設定などから、素直に読み進むことが難しい。

物語の構成も筆力も力不足で共感するものがなかった。期待して読んだだけに残念無念。

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ベートーヴェン三昧

2016年02月08日 | 音楽三昧

6日、札幌Kitaraで札響名曲シリーズ「躍動するベートーヴェン」と題するコンサートがあった。

どういう訳か、最近のコンサートは「満員御礼」だ。
前回のショパンコンクルール入賞者によるガラコンサートは、日頃ピアノの練習に励む若い人の姿が多かったが、今回はシニア女性を中心に、ほぼ満席の状態であった。

プログラム

 ● ストラヴィンスキー:「ブルチネッラ」組曲
 ● R.シュトラウス:オーボエ協奏曲二長調
 ● ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調

前半の2曲は、あまり聞きなれない曲だったが、いずれもメリハリの効いた粋な曲で好感が持てた。特に、主席オーボエ奏者の金子亜未さんがソリストを務めたわけだが、朗々と鳴るオーボエの音色に魅了された。

さて、表題のベートーヴェンである。
交響曲7番は、彼がそれまでに培った作曲技術を縦横無尽に駆使して構築した大伽藍だ。

しっかりした土台の上に、緻密なオーケストレーションで聴くものを虜にして離さない音楽世界を造りあげている。これ以上の世界は望みえないというクラシック音楽の極致。

今回も、3列中央という(指揮者のすぐ後ろ)音の洪水のなかで楽聖の音楽を堪能した。

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