「歩くに勝る良薬なし」と、現役の町医者が書いた「歩け歩け」の勧め。
従来、歩くのは健康に良いとは思ってはいたが、これほど説得力に富んだ「歩け歩け」論に出会ったのは初めて。要は、話が具体的なのである。
例えば、江戸庶民は、現代人の6倍歩いていたという。
どこに行くにも、電車・バスや車の世話になる現代人と違って、(当時の)人々は歩く以外、人に会うことも仕事に行くこともできなかった。
そして、食物繊維の豊富な野菜中心の食事をしていたから、そこには、ガンも糖尿病もノイローゼも不眠症もなかったと言う。
従って、高いQOLをめざすなら、歩くに如かずというのである。
せいぜい肝に命じて歩くことにしよう。(お勧め度:★★★)