一昨日、午後10時からNHK総合で放映された掲題の番組を観た。
目が悪いこともあって日頃テレビはほとんど観ないが、偶然、この番組が目に留まり、内容のすごさから、結局最後まで観た。
第2次世界大戦時、東欧には1,500万人ものドイツ人が暮らしていたという。
大戦末期、ドイツの降伏によってこれらの人々の運命が激変した。つまり、それまでの支配者が被支配者に変わったのだ。
それまで虐げられていた現地の人々の不満が爆発。ドイツ人への暴力に留まらず、強制追放へとエスカレートして行く。
結果、これらのドイツ人は難民となって本国へ帰還するのだが、苦難の果てに到着した祖国は廃墟と化しており、且つ、ナチの加害責任を全うするという理由で、これら避難民の救済や名誉回復は行われないという二重の悲劇に直面する。
同じことは我が国の敗戦時にも生じ、中国を始め近隣諸国に置き去りとなった同胞も同じ道をたどった。本件は、続編として放映されるという。本編の見逃し放映を含め、続編のご視聴をお勧めします。