「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」:ミレイ
今回上京した際、渋谷文化村で開催中の「英国の夢~ラファエル前派展」を見た。
この絵画展は、英国リバプール国立美術館が所蔵する「ラファエル前派」に属するロセッティ、ミレイ、ハントらの代表作を一堂に会したもの。
その自然で優美な絵画に魅了された。特に、ミレイの人物画には共感を覚えた。
これは、ロセッティの有名な「シビラ・パルミフェラ」。超越的な「美」の偶像として描かれた玉座に座る女性単身像。(主な作品の解説)
リバプール国立美術館所蔵
「英国の夢 ラファエル前派展」
会場:渋谷文化村 ザ・ミュージアム
期間:3月6日(日)まで
開館:10:00-19:00
料金:1,500円
蛇足:「ラファエル前派」というのは、19世紀中ごろ、英国の若い画家たち(ロセッティーやミレイなど)が起こした芸術運動で、ルネサンス以来続いていたアカデミックで慣習的な表現を排し、ラファエロ以前の画風を取り戻そうとした。展示はなかったが、このミレイが描いた「オフェリア」をご記憶の方も多いのではないかと思う。
写真は、絵画展のHP・他から借用しました。