小田原駅前に繰り出した。
何処に入ろうかとウロウロしていると、
ギャル風のキャッチに捕まった。
「お食事するところ、探してましたか?」
「おう、どっか、連れてけ!」
めんこいオネイチャンは正義である。
連れてこられた居酒屋は、アタリ。
結構旨い。
しこたま酔っぱらって、戻る。
カラカラと扉を開けると、
女将が出てきた。
70代のオネイサンから聞いていたんだろう。
麦茶を持たされた。
意外と居心地の良い税込4,300円の宿。
改めて部屋を物色。
コレなんだ?と見つけた灰皿らしき物体。
なんと、
蚊取り線香だ。
様々な宿に泊まったが、
蚊取り線香がある部屋は初めてだ。
ファンタスティック小田原。
チョッとくせになるぜ。
今日の宿。
昭和の下宿の様な佇まい。
早く着いてしまったんで、
部屋の準備が出来ていなかった。
それでも、
バイトの70代と思しきおばあちゃんがセットしてくれた。
風呂入って、
飯食いに出かける際に、
お土産を手渡した。
ラグノオの「やっこいサブレ」。
恐縮し、
「(宿の)奥様に渡します。」
と言ったので、
「これはお姉さんにあげるんだよ。」
と言って受け取らせた。
70代のオネイサンは嬉々としていた。
江ノ島。
江の島が見えてきたが、
俺の家は遥か彼方だ。
一度は泊まってみたいリゾートホテルの手前では、
サーファーが戯れる。
江の島への道は渋滞。
駐車場が満杯なんで。
バイクは、停め放題なんだが。
江の島神社への小道は、
店がずらりと並び、懐かしい風情。
ああ、
昔しむかしの、浅虫を思い出したよ。
若い人は分からないだろうが、
ヘルスセンターから旧水族館までの通路に、
出店がいっぱい出てたんだ。
子供心には、とっても楽しみで。
結構ゆっくりと過ごしたが、
中々、居心地が良い。
江の島、お勧め。
寝苦しかったのか、
楽しみだったのか、
12時頃に目が覚めてしまったんで、
出発した。
おかげで、ペースが速い。
羽生PA。
鬼平犯科帳の舞台がモチーフだ。
かなり変わったPA。
豚味噌丼を食す。
旨い。
なんだか、悔しい。
この後、
問題の圏央道に。
八王子で、鬼の渋滞。
耐えた。
しかし問題は、
帰路の13日の渋滞だ。
逃げ道を探したが、
無い。
諦めよう。
海老名を過ぎると、一気にクルマが居なくなる。
警察も居ない。
全開。
太平洋は晴天。