仙台放送、女子バレーだ。
部屋に籠って観戦。
迫田はどうした?
石ノ森萬画館。
入場終了時間に間に合った。
この春、ようやくリニューアルオープンした。
夕方というのに人がごった返している。
サイボーグ009イチ押しっぽい。
見ているうちに興味がわいてきた。
機会があったら、しっかり読んでみよう。
売店で小物を何点か買い求めた。
館内から外のテラスに出れる様になっている。
みれば、
河口の水際がギリギリの高さだ。
周囲を見渡せば、
岸にギリギリに民家がびっしりと建っている。
使われていない建物もありそうだが、
比較的早く復旧出来たのであろう。
萬画館を出て少し周りを歩いたが、
傍にある公園や橋はすっかり直っていない。
道路も所々アスファルトが剥げている。
それでも、
萬画館がこんなにきれいに立て直す事ができたのは、
多くの漫画家や漫画に関わる仕事をしている人達の尽力だろう。
夢を作り出す方々に感謝。
さあ、
暗くなる前に宿に急ごう。
石巻市街地は、川が多い。
時間の所為か交通量も少なく、
ゆったりとした気分で走らせる。
ああ、
今日は何か、いっぱい見てきたな・・・・・・
早くビールが飲みたい。
第十八共徳丸。
でかい。
こんなに大きな船が・・・・・・・
それでも、
すぐ傍が海岸線なら分かるが、
ホントの街中なのだ。
港が全く見えないこの場所まで、運ばれてきたのだ。
この区域も建物は疎ら。
それでも、
コンビニやちょっとした店は建っている。
ここから県道を下ると、
被害を受けなかった市街地山側はもの凄い渋滞だ。
ショッピングセンターも賑わっている。
気仙沼は今迄の被災地に比べると、
比較的大きな街なんだな。
兎に角凄い渋滞だ。
Uターンラッシュ?とも思ったが、
単に幹線道路が狭いのだろう。
南三陸町に近づくと、
徐々に流れが良くなる。
南三陸町に着いた。
町役場の建物、
避難放送を最後まで続けた職員の方が犠牲なった場所だ。
写真は、撮らなかった。
ここも海岸から結構遠い。
むしろ、町の奥に建っている。
それなのに・・・・・
撤去に手間と経費が掛かるのだろう、
半壊した建物が少し残っている。
崩れ落ちた橋もそのまま。
コンビニがポツンと。
ここも大槌同様、もっと時間が掛かるのかもしれない。
少し先を往くと、
旗が何本もたなびく一角が。
仮設の商店街の様だ。
雑誌かなんかで見た事がある。
先程の長い渋滞で時間を取られていなければ、寄ってみたかったが。
奇跡の一本松。
通過した大船渡は、
釜石同様、港の機能から建て直していた。
しかし、
ここ陸前高田は、何も無い。
辛うじて、瓦礫の撤去は終わったのだろうが、
その先は、まだ、という感じだ。
時折、ダンプカーが往来するが、
町の立て直しには、他の町とは差がある様だ。
私同様、
奇跡の一本松を一目見ようと観光客が押し寄せていた。
駐車場も設置され、
誘導する係員も数名居る。
観光バスも入っている。
仮設のお土産屋も出店している。
こういう所でお金を落とすのが、
我々外から来た人間のすべき事だろう。
一本松は、
静かに、雄々しく立っていた。
力強さが、伝わってくる。
すぐ傍にある建物は、
損壊したままだ。
津波の凄まじさを物語る。
蓬莱島。
ひょっこりひょうたん島のモデルだ。
案内板も標識も無いんで、
地形・景色を頼りに探した。
遠くに見つけたんだが、辿り着けない。
海岸線や道路が破壊されたままだ。
崩れたアスファルトや砂利道を経て、
ようやく傍まで来れた。
島までの連絡路は当然通行禁止。
立ち入り禁止の看板の内側では、
地元の方々だろうか、釣りをしている。
砂利を敷き詰めたこの場所には、
重機が入っており、工事中の様だ。
造り直されたであろう船着き場で、
漁師の方が網の手入れをしている。
大槌町中心地であった場所を通過。
仮設の商店や食堂、簡易ガソリンスタンドやJVの詰所など、
人が集まっている。
大型のショッピングセンターやコンビニは完全復活している。
しかしながら、
宮古手前の田老町同様、民家は無い。
民家があったと思われる区画には、花が供えられている。
海岸に近い区域には重機が入り、工事が始まるのだろう。
手付かずの蓬莱島同様、
先ずは湾岸整備からだろう。
この後通過した釜石はかなり復興している。
震災ふた月後、仕事で訪れた区域が、
すっかり風景が変わっていた。
あの時は、
高さ20m以上もあろう大型倉庫の屋根が、
ぺしゃんこになっていた。
ガソリンスタンドの高い屋根が、
お辞儀をする様に倒れていた。
同じ場所を探したら、
倉庫は立派に建て直されており、
ガソリンスタンドも建て直され、
真新しく塗り直された精油メーカーの壁が、
まぶしく光っている。
港には、
もの凄く大きなタンカーが入港していた。
こんな大きな船を見るのは生まれて初めてだ。
思わず、声が出る。
港の機能は戻りつつある。
いよいよ出発。
往路は500kmの下道なんで、
5時に出る。
東八甲田→南郷→大野→久慈
体力のあるうちに時間と距離を稼ごうと、
なるだけ信号の無いコースを。
久慈からはいよいよ45号を南下。
復活した宮古の道の駅。
元の建物を改装した様だ。
予算と手が回らないのだろう、
チョッとスカスカしてる。
パンと缶コーヒーで朝食。
さあ、
ここからは寄り道が多くなる。
ゆっくり行こうか。