郵便局から呼び出しがあった。
塩漬けにしてた定期貯金があったんだが、
この何年かの間に金利が急落。
定額貯金にした方が良いのだと。
変わったね。
流石、民間企業。
手続きの間、傍にあったパンフなんか眺めてた、
と、
寺山修司の特別展をやってる。
場所が、
青森県近代文学館。
どこだ?
住所を見るに、刑務所の辺り。
ああ、
図書館の並び、
両方とも行った事ないけど。
寺山修司の本なんか一冊も読んだ事は無い。
が、
寺山修司記念館なんか、
何度も足を運んでいる。
県立美術館でやった特別展も行ったっけ。
何となく、
好きなんだな。
あの世界観が。
日常に潜む、狂気。
で、
行ってみた。
ふむ、
小さい催しながらも、
来場者が殆ど居ないため、
ゆっくりと楽しめた。
結構、
発見もあった。
ああ、
折角の休みだ。
美術館なんかも行ってみようか。
amazonで頼んでた商品が来ない。
アカウントサービスで追跡すると・・・・・・
昨日の午前中に配達済みになっている。
取り敢えずクロネコヤ○トのコールセンターにTEL。
少々お時間を頂きます、
と言ったきり2時間以上放置。
業を煮やして再度TEL。
違う担当者だったが、名前を聞いておく。
これで多少、対応が違うだろう。
が、
一時間放置。
どうしてやろうかと思っていたら、
ようやく青森の集配センターからTEL。
どうやら(つうか、当然ながら)誤送だ。
「○×△の辺りのお宅でしょうか?」
「違います。」
「・・・え~と、地図で行きますと・・・・」
「ゼンリンの住宅地図、見てる?」
「はい。」
「じゃあ、その場所から道路を挟んで・・・・・(途中割愛)
そこに市民館か神社、ない?」
「神社はあります。セキイシジンジャですか?」
「赤石(あかいし)神社ね。そこから下に道、無い?」
「○○さんですか?」
「私の苗字とまるで違うでしょ。」
「じゃあ、××さん・・・・」
「ふざけてんの。神社から下向きに道路が分岐してるでしょ。」
「・・・・・・・・・。分岐って、なんですか?」
届かない訳だ。
これがヤ○トクオリティ。
場所に届けるんじゃなくて、人に届けるんだよ。
短い夏がやってきた。
暑くなれば、暑くなるほど、
涼しくなった時の寂しさがいっそう増すが。
我が家の向日葵。
今年は、100本位だろうか。
咲き始め、だ。
虫の声が、耳を塞ぐ。
他の音が一瞬聞こえなくなる。
頭の中が静寂に包まれる。
風に揺れながら、
私を見下ろす向日葵。
ゆらゆらと、
私を見下ろす。
ふと思い出す。
ずうっと昔も、
こうして見上げていた様な。
すうっと、
意識が、
向日葵に吸い込まれてゆく。
ゆらゆらと、
この年老いた少年を、
何処に連れて行こうというのか。
ゆらゆらと、
あの頃に、
連れて行こうというのか。