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2024/04/22 大工・左官

2024-04-22 21:56:27 | 社会
20240414記述

最近、コーヒーの飲みすぎのような気がして、今朝はウーロン茶を飲んでいる。コーヒーの味はその値段に比例しないことがいくらでもあるが、チャイナや台湾のお茶はほぼ値段が高いほど美味い。しかし紅茶もそうだが、お茶の味を果てしなく追い求めると、庶民レベルではお金がいくらあっても足りないから、ほどほどで満足することが肝要であります。お香と同じですね。

昨日(4/13)のつづきで、
何かで読んだ記事によると、二十歳未満の大工見習いが全国で今や2000人程度しかいないという。左官はなんと500人未満であるらしい。

事務職やサービス業の多くはこれからAIやロボットに取って代わられる可能性が高く、今はよく見える業種も、10年もすればまったく違う様相を呈する可能性は高い。少し考えれば、あれもこれもAI化や機械化をするだろうと想像できる。

しかし大工はそう簡単に機械化できないのではないか。土地の形や環境、施主の好みなどが、それぞれ違うし、加えてなかなか図面通りにはいかず、現場で大工が臨機応変に対応するということは多々ある。たしかに最近は3Dプリンターの家もあるというが、都内のように隣との隙間がないような土地でそれは可能なのか?わからないが、まだ普及する段階ではないように思える。

それにこれから増えるであろう外国人がもし工務店を経営したとして、自分が家を建てる時、任せられるかというと、どうだろう。日本人の会社でも杜撰な工事はいくらでもあるのに、である。

やはり自分の家を建てるなら、安さより安心して任せられる業者を選ぶだろう。地元で長く安定経営している工務店などはその選択肢の上位に入るだろうと私なら考える。まず最初に信頼できる設計士に頼みたい。その設計士が基礎から完成までしっかりと進捗を逐一確認してくれるから安心である。

それから左官。左官とは元来、壁に漆喰などを塗る人のことだが、今はその材料の進化とともに、仕事が広範囲になっているような気がする。

遊園地や動物園などの擬岩や店舗などの凝った内外装も左官が施工することもあるのではないか。とはいっても詳しくは知らない。それからモールテックスという最近の左官材料による住宅や店舗の内装はなかなか興味深く、私が若かったら左官を目指したかもしれないという面白さがある。昔からあるモルタルでも腕次第でかなりの造形と表現が可能である。

大工も左官も一人親方でやるもよし、才覚次第では工務店経営もよし。地元で地道に丁寧な仕事を心掛ければ巨万の富は得られずとも、その地域で代々幸せに充実した暮らしはできるだろう。それに大工も左官も腕があれば、全国どこでも仕事できるわけだから、若い時はそれも面白いね。

2000人しかいないということは、競争相手がそれしかいないということではないか。500人なら、なおさらである。料理人もAIの守備範囲外だと思うが、なにしろ競争相手が多すぎる。建築関係はまあ現場仕事だから楽ではないだろうけれど、身体を動かす仕事はそれが極端でなければ案外と楽しいし、60歳くらいで現場はリタイアし、あとは経営に回ればいいだろう。地元の商店主組合とか建設業組合だとか、そんな連中と飲んだりゴルフ行ったりしてゲラゲラ笑って暮らしているうちにポックリ逝ければ、そんなのが一番幸せなのかもしれない。

evolucio

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