つづき。
ここまで書いたところで、話の方向と主旨がわからなくなった……。
自分のためにおさらいをすると、
カート・コバーンの映画「モンタージュ・オブ・ヘック」をCS放送で観た。
ニルヴァーナは反商業主義のローカルバンドという立ち位置であったが、
意識的にエンターテイメント方向に振ったアルバム「ネバー・マインド」が売れに売れた。
しかし、突然の大ブレイクと、それによって群がり始めた業界関係者に、
もともとアート指向であったカート・コバーンは混迷しますます薬物依存を強めた。
ブレイク前からの妻コートニー・ラブとの間に子供を授かるが、
このコートニー・ラブという人もなかなかやっかいな存在で、混迷は混沌へと変わり、
直接の原因は不明だが、その深い幻覚の中でカート・コバーンは神に召される。
カート・コバーンは自身でも発言しているようだが、
反マッチョであり、どちらかといえば自分は女性的であると自己分析している。
それは途方もない大ブレイクの嵐の中では「弱さ」につながってしまい、
アンダーグラウンドなアート指向という純粋さも相まって、
商業の複雑と煩雑に、もしくは、利潤の追求だけという単純さについて行けず、
薬物使用の現実逃避へと向かい、急上昇した生涯グラフは急降下を示し、
あっけない破綻で短すぎる人生を終えた。
そんなカート・コバーンに対して対照的な「強さ」を見せ続けたのが、
1962年創業の老舗、ザ・ローリング・ストーンズである。
今年2018年、結成56年目にして現役である。
Wikipediaにしても、長過ぎて読み切れないほどである。
彼らもそれぞれが才能と違った方向性を持っていたが、しかし、
ローリング・ストーンズの名の下に集まれば、そのイメージに従い、
商業主義にもよく馴染んで、またそれが嫌味でなく、むしろクールに見え、
そして長い現役生活に紆余曲折はあったにせよ、今はけっこう仲良くやっているし、
最新のレコーディング・アルバムにしても、まったく衰えを感じさせず、
原点回帰なのか、ブルースの曲をカバーした作品で、アメリカのR66などに合いそうである。
この対照的な二つのバンド、ニルヴァーナとザ・ローリング・ストーンズの違いは、
はやりフロントマンであるカート・コバーンとミック・ジャガーの資質の違いに
大きく依るものがあったと考えられる。
つづく。
ここまで書いたところで、話の方向と主旨がわからなくなった……。
自分のためにおさらいをすると、
カート・コバーンの映画「モンタージュ・オブ・ヘック」をCS放送で観た。
ニルヴァーナは反商業主義のローカルバンドという立ち位置であったが、
意識的にエンターテイメント方向に振ったアルバム「ネバー・マインド」が売れに売れた。
しかし、突然の大ブレイクと、それによって群がり始めた業界関係者に、
もともとアート指向であったカート・コバーンは混迷しますます薬物依存を強めた。
ブレイク前からの妻コートニー・ラブとの間に子供を授かるが、
このコートニー・ラブという人もなかなかやっかいな存在で、混迷は混沌へと変わり、
直接の原因は不明だが、その深い幻覚の中でカート・コバーンは神に召される。
カート・コバーンは自身でも発言しているようだが、
反マッチョであり、どちらかといえば自分は女性的であると自己分析している。
それは途方もない大ブレイクの嵐の中では「弱さ」につながってしまい、
アンダーグラウンドなアート指向という純粋さも相まって、
商業の複雑と煩雑に、もしくは、利潤の追求だけという単純さについて行けず、
薬物使用の現実逃避へと向かい、急上昇した生涯グラフは急降下を示し、
あっけない破綻で短すぎる人生を終えた。
そんなカート・コバーンに対して対照的な「強さ」を見せ続けたのが、
1962年創業の老舗、ザ・ローリング・ストーンズである。
今年2018年、結成56年目にして現役である。
Wikipediaにしても、長過ぎて読み切れないほどである。
彼らもそれぞれが才能と違った方向性を持っていたが、しかし、
ローリング・ストーンズの名の下に集まれば、そのイメージに従い、
商業主義にもよく馴染んで、またそれが嫌味でなく、むしろクールに見え、
そして長い現役生活に紆余曲折はあったにせよ、今はけっこう仲良くやっているし、
最新のレコーディング・アルバムにしても、まったく衰えを感じさせず、
原点回帰なのか、ブルースの曲をカバーした作品で、アメリカのR66などに合いそうである。
この対照的な二つのバンド、ニルヴァーナとザ・ローリング・ストーンズの違いは、
はやりフロントマンであるカート・コバーンとミック・ジャガーの資質の違いに
大きく依るものがあったと考えられる。
つづく。