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20220909 ピストルズ ジョニーロットン エリザベス

2022-09-09 18:19:15 | 社会

20220909

昨晩、ネット上のほんの短い記事で、エリザベス女王の容態が悪いと目にして、そして今朝起きたら亡くなったと大々的に報じられていた。その時「エリザベス」という文字を見た瞬間に私の頭の中でギターの歪んだ音が炸裂し、続いて「ライチッ!!」とジョニー・ロットン(現ジョン・ライドン)の声が聞こえてきた。

それから数時間は頭の中で「アナーキーインザUK」が鳴り響いてうるさかった。自分の頭の中のことなのに自分では止められないのだ。年配の人で同じ症状が今日出た人は少なくないのでは。

しかし本来なら「ゴッドセイブザクイーン」の方が相応しかったのだが、なにしろ「ライチッ!」が繰り返し頭の中で鳴るので、どうにもならず。

以上、わかる人にしかわからないことを書きましたが、私はけっしてパンクに詳しくはありません。

つい最近、やはり何かの記事で、エリザベス女王が別荘に行くと、たまに独りでふらっと近所へと買い物に行くこともあり、そんな時に店主との「あなた女王によく似てるわねぇ」「ふふ、よく言われるのよ」というような微笑ましいやり取りのエピソードがあることを私は読んだばかりで、それはもちろん最近のことではないだろうが、彼女のもっとごく若い時に初めて自由を味わったたった一晩のことを描いた「ロイヤル・ナイト」という映画を思い出し、まあ月並みだが、ひとつの頂点というあまりに狭い立場に縛られていることの苦悩を考えた。

エリザベスというと私はすぐにケイト・ブランシェット主演の映画「エリザベス」を思い浮かべてしまうが、あの映画の中で君主の苦悩の果てに覚悟を決めたエリザベスは1世で、今日亡くなった2世とは遠縁であっても血縁ではないらしい。まあそういったことは複雑すぎてよく知らない。

それからエリザベスというと、おそらく動物を飼ったことのある人は上の画像の「エリザベスカラー」を思い出してしまうのではないか。私は自分だけであれを「パラボラ」と呼んでいる。犬でも猫でもあれを装着していると何か情けなく見えて可愛いものである。

亡くなったエリザベス女王の晩年のビビッドなカラーのいで立ちは素敵だった。チャーミングでキュートと何かで形容されていたが、本当にその通り。私はフィギュアという人形を、それが何であれ、欲しいと思ったことはただの一度もないが、この女王の最晩年の色鮮やかな洋服姿のフィギュアがもしあったならちょっと欲しいような気がする。

あの立場だから、時に厳しい判断も下すだろうが、あの瞳である。あの瞳の奥にある光を思えば、今日、イギリス中が泣いているという記事を見ても、それは当然だろうといえる。今頃はもう軽くなった身体で我慢しきれずにツイストでも踊っているのではないだろうか。冥福を祈りたい。

E V O L U C I O

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