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夕方、昼寝の後、コーヒーを淹れている最中に私の立てる物音に気がついたのだろう、ネコがやって来て、何をするかといえば、網戸をバリバリバリ。
私はこの上なく真剣にドリップの真っ最中で、しかし網戸バリバリは私のハートにも爪を立てるわけで、「ヤメテ」などと小声で言うのだが、視線は注湯中の膨らんだ粉から動かせない。
なんとかドリップを終えて、カップに口をつける前にネコに「朝の残りだぞ」とエサをやる。それからやっとコーヒーの時間である。しかしやっぱり味にブレが出ている。コーヒーとはそういうものなのだ。
網戸越しに薄闇でポリポリとエサを食むネコたちの背中を見ながら僅かにコクが足りないコーヒーを飲む。かわいいから赦す。
本日も、おつかれさまでした。evolucio