夢の羅列<駐車場にて・part5・ビール> 20180922 採取
夢の中の暗い駐車場で小用を足そうとするも、工事関係者たちが現れ、小用は中断し、
半ケツのまま自分の車に乗り込み安堵するが尿意は未だ激しく、しかも今度は窓を叩かれ、
見ると知り合いが目の前に立っていたから私は半ケツを隠して曖昧に応答し、
やっと難を逃れたと思った途端、今度は右の窓がコンコンと叩かれた。
「コンコンコン。」
今度は右の窓である。
私はその時、左後席に半ケツのまま座っていたが、音の方を見ると、
なぜか右ウインドーの向こうが提灯の並ぶ明るい半屋台の飲み屋になっていて、
齢の頃40代くらい、粋にお団子頭の女将さんがニコニコと窓を叩いていた。
無視するのも怪しいので、半ケツを隠しつつも右に移動してウインドーを開けると、
「ハイ。ビール。飲んで。」
トンと、ちょうど開けたウインドーの前に位置した木造りの簡易なカウンターに置いた。
15オンスほどのグラスに注がれた少しダーク気味のビールが品よく泡を戴いていた。
よく冷えているように見えた。
短い間にいろいろあったし、
一気に飲み干したい衝動に駆られたが、まだ運転をするかと思うと手が伸びなかった。
「ねえさん。ありがとう。でも車だからさ。」
私は開けた窓越しにビールの横へ千円を置き、そして反対のドアから降りた。
だいたいトイレに行きたいんだよ。オレは。
つづく。
夢の中の暗い駐車場で小用を足そうとするも、工事関係者たちが現れ、小用は中断し、
半ケツのまま自分の車に乗り込み安堵するが尿意は未だ激しく、しかも今度は窓を叩かれ、
見ると知り合いが目の前に立っていたから私は半ケツを隠して曖昧に応答し、
やっと難を逃れたと思った途端、今度は右の窓がコンコンと叩かれた。
「コンコンコン。」
今度は右の窓である。
私はその時、左後席に半ケツのまま座っていたが、音の方を見ると、
なぜか右ウインドーの向こうが提灯の並ぶ明るい半屋台の飲み屋になっていて、
齢の頃40代くらい、粋にお団子頭の女将さんがニコニコと窓を叩いていた。
無視するのも怪しいので、半ケツを隠しつつも右に移動してウインドーを開けると、
「ハイ。ビール。飲んで。」
トンと、ちょうど開けたウインドーの前に位置した木造りの簡易なカウンターに置いた。
15オンスほどのグラスに注がれた少しダーク気味のビールが品よく泡を戴いていた。
よく冷えているように見えた。
短い間にいろいろあったし、
一気に飲み干したい衝動に駆られたが、まだ運転をするかと思うと手が伸びなかった。
「ねえさん。ありがとう。でも車だからさ。」
私は開けた窓越しにビールの横へ千円を置き、そして反対のドアから降りた。
だいたいトイレに行きたいんだよ。オレは。
つづく。