夢の羅列<ロシアンアパート・part6> 20180407採取
つづき。
さっきのお茶の女の子が父親らしいヒゲの外国人に抱かれ笑っているのが目に入った。
よかった。よかった。
それにしてもなんだか外国人か多いな。工事もそうだし、居住者もそうだし。
とすると、このアパート自体のオーナーもそういうことだったのかもしれないな。
これはオレにとっていいことなのか、そうではないのか。
うーん、判断がつきかねる。
いつの間にか手にした茶碗のほうじ茶をすすりながら私は首を傾げた。
まあ、一旦部屋へ引き上げて、コーヒーでも飲んでよく考えてみることにしよう。
私はそう思い、立ち上がった。
すると、B棟からA棟に最初に裸足で移ってきた女が、
あらためてよく見るとこの女も外国人ぽい顔立ちなのだが、
その女が私の前に立っていて、
「ワタシ、A棟にも部屋があるのよ」と私に言った。
ふーん。そうなのか。何階?
「3階」
オレと同じじゃないか。
じゃあ、一緒に降りようか。コーヒーを飲むなら淹れてあげるよ。
先に階段へ向かう女の生成りのチュニック姿を見ながら後に続いた。
なぜ両棟に部屋を持っているのかは夢の中だからか全然不思議な気持ちはなかった。
つづく。
つづき。
さっきのお茶の女の子が父親らしいヒゲの外国人に抱かれ笑っているのが目に入った。
よかった。よかった。
それにしてもなんだか外国人か多いな。工事もそうだし、居住者もそうだし。
とすると、このアパート自体のオーナーもそういうことだったのかもしれないな。
これはオレにとっていいことなのか、そうではないのか。
うーん、判断がつきかねる。
いつの間にか手にした茶碗のほうじ茶をすすりながら私は首を傾げた。
まあ、一旦部屋へ引き上げて、コーヒーでも飲んでよく考えてみることにしよう。
私はそう思い、立ち上がった。
すると、B棟からA棟に最初に裸足で移ってきた女が、
あらためてよく見るとこの女も外国人ぽい顔立ちなのだが、
その女が私の前に立っていて、
「ワタシ、A棟にも部屋があるのよ」と私に言った。
ふーん。そうなのか。何階?
「3階」
オレと同じじゃないか。
じゃあ、一緒に降りようか。コーヒーを飲むなら淹れてあげるよ。
先に階段へ向かう女の生成りのチュニック姿を見ながら後に続いた。
なぜ両棟に部屋を持っているのかは夢の中だからか全然不思議な気持ちはなかった。
つづく。