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夢の羅列<白バイp-1・渋谷そして白衣>20170504

2017-05-11 19:40:36 | Dreams
夢の羅列<白バイp-1・渋谷そして白衣>20170504


夢の中で私は、車を運転し、渋谷へ向かっていた。

渋谷も最近は街の変化が早すぎて、地下地上ともに何が何だかわからなくなっているのだが、夢の中の渋谷も現実以上に近未来の様相を呈していて、駅前には首都高速の立体ジャンクションが空中に何層にも複雑に繋がり、初めてそこを運転する私はけっこうなストレスを感じていた。

片側2車線の左側を大きな右への弧を描きながら進むと先に分岐があり、私としては右へ行きたいわけだが、どうやら黄色のラインということは、もう選択することは出来ず、合法的には左にしか行けないらしい。

現実であればそんなポイントはトラップがあるに決まっているのだから、私はあきらめて素直に左に行くであろうが、夢の中という気の弛みからか、つい右に急ハンドルを切ってしまった。そして分岐を右に入りしばらく走った。わずか一瞬の動作だったし、遠目で目視されないようウインカーもわざと出さなかったから、まあなんとか成功したか。そう安堵していたら、まったくそんな甘いことではなかった。

巨大なビルを貫くトンネルの手前の路側帯に白衣の男が現れて、左に寄せて停止しろと合図を私に出した。私は汚い言葉を車中で吐き散らしたが、どうせ逃げられようもないだろうから指示通りに車を停めた。

白衣は「はい、降りてこちらへ来てください」と言う。集中取り締まりなのか、きっと近くに長テーブルでも出して切符を切っているのだろう。仕方がない。私は降りて男の後についていった。ところが男は建物のドアを開けて階段をどんどん降りてゆくではないか。私は男に追いついて荒い口調で文句を言った。冗談じゃない。鍵だって抜いてこなかったのに、どこへ連れて行こうというんだよ。とにかく車に戻ることを主張し、私はきびすを返し階段を上がった。背後に白衣の声が聞こえたが、もう無視した。

よしよし。追いかけてこなかったら車に乗って逃げてしまおう。私は少し楽しくなり、鉄の階段をカンカンと駆け上った。そしてドアを開けた。なんと、そこはよくわからない民家の部屋であった。つづく。
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