聖心女子大学聖堂
(住所:東京都渋谷区広尾4-3-1)
(住所:東京都渋谷区広尾4-3-1)
東京メトロ日比谷線の広尾駅で降りる。セレブな広尾の町は、庶民的な商店や寺院も混在しており、不思議な雰囲気が漂う。聖心女子大学に到着。「深窓のお嬢様」という言葉が実感できるような緑豊かなキャンパスだ。ここは、1948年に創立されたカトリック系の名門。 「聖心女子大学は、聖心会という教育修道会を設立母体としています。聖心会は、1800年にマグダレナ・ソフィア・バラという一人の若い修道女を中心として、フランスのアミアンに誕生しました」。
「聖堂は入学式、卒業式などの公式行事、学生ミサ、聖心祭(文化祭)における聖歌隊の発表会、折々のチャペル・アワーを始め、クリスマス・コンサート、宗教音楽会など多様な目的で集まる場となっています。また、毎日の早朝ミサもここで行われています」、「聖堂はグレイのシンプルな石造り風外観で、緩やかなドームの内部には中央部に700人が収容でき、祭壇と両側の広い回廊および聖歌隊用の2階ギャラリーがあります」(聖心女子大学サイトより)。
聖堂を辞して、広いキャンパスを散策する。旧久邇宮(くにのみや)邸の遺構である正門は、ぜひ見ておきたい。マリアンホール前で、車イスの童貞様(修道女)を、老シスターが介護されている姿を見かけた。何だか胸を打たれる光景だ。構内には、聖心会の修道院がある。 ところで、今後、私は清泉女子大学、及び星美学園短期大学を訪ねると、都内のカトリック系女子大の「おみどう」を全て巡礼したことになる。別に「前人未到の大記録」ではないけれども。
現聖堂献堂:1959年
<欧米の学園チャペルのような厳かで美しい聖堂>
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