三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

降誕日第2聖餐式(暁のミサ)

2015年01月07日 | 聖公会の礼拝
日本聖公会 目白聖公会
(住所:東京都新宿区下落合3-19-4)

12月25日(木)、目白聖公会(日本聖公会)で降誕日第2聖餐式(暁のミサ)に参列した。早朝のJR目白駅周辺は人通りもまばらで、車の交通量も少ない。私は「いそぎゆきて拝まずや、いそぎゆきて拝まずや・・・(讃美歌111番)」と口ずさみながら、目白聖公会へ向かった。受付でクリスマス献金の袋を渡され、床暖房が効いている聖堂に入った。平日の早朝にもかかわらず、既に30数名の会衆が集まっていた。午前7時30分、鈴木裕二司祭とサーバー(侍者)が厳かに入堂。

福音朗読は、羊飼いたちが幼子を探し当てる場面(ルカ2・15-20)。残念ながら、この日の「暁のミサ」は説教が省かれたが(福音朗読後、直ちに「ニケヤ信経」を唱和)、今回の朗読箇所でマリアが「すべて心に納めて、思い巡らしていた」(ルカ2・19)ように、み言葉を味わうことも必要だろう。なお、「暁のミサ」に続く第3聖餐式(日中のミサ)では、有名な「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」の聖句で始まるヨハネの福音書(ヨハネ1・1-14)が朗読される。

派遣聖歌「み使いの」(82番)を歌う。スチーブ・マックイーンらが主演した映画「大脱走」(1963年・アメリカ)の中で、連合軍の捕虜たちがこの歌を合唱していた場面をご存じの方も多いと思う。カトリックでは「きたれ友よ(アデステ)」(カトリック聖歌113番)、プロテスタントでは「神の御子は今宵しも」(讃美歌111番)のタイトルでお馴染みの名歌である。どの訳詞も味わい深いものだが、私にとっては高校時代のクリスマス礼拝の情景が甦るプロテスタント版が懐かしく親しみやすい。


降誕日の早朝を迎えた目白聖公会
“ Venite adoremus Dominum!(聖歌82) ”

◆聖餐式で歌われた聖歌:
ミサ曲は読誦。参入聖歌:70「ダビデの村里」、昇階聖歌:441「み言(ことば)は人となり」、派遣聖歌:82「み使いの(アデステ)」。(番号は「日本聖公会聖歌集」による)

◆主な参考CDなど:
・CD「きよしこの夜 ~クリスマス・ソング集」 合唱:チェコ少年合唱団“ボニ・プエリ”(KING:KICC-553)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする