カトリック立川教会の聖家族像
(住所:東京都立川市錦町2-8-10)
(住所:東京都立川市錦町2-8-10)
衆院選から1週間が経った。まさにワイマール共和国の崩壊が現実のものとなった。有権者の多数を占める(と思われる)テレビ中毒者の絶大な支持を受けて、安倍晋三と自民党は「世界で最も品性下劣な国づくり」を始めるだろう。早速、安倍は原発の新設・増設を行う可能性に言及。だが、それは原発死守を容認した「国民の厳粛な信託によるもの」だ。自分たちの子や孫が犠牲にならない限り、退嬰(たいえい)的なテレビ中毒者は目先の快楽に耽っているだろう。
12月23日(日)、立川教会で待降節第4主日のミサに与った。聖堂に入ると、アドヴェントのローソクも4本目が灯っていた。午前8時、ミサ開祭。福音朗読は、マリアのエリサベト訪問の場面(ルカ1・39-45)。主任司祭のチェレスティーノ・カヴァニャ神父は、「アヴェ・マリアの祈りは、教会が大切に守ってきた祈りです。そこにはマリアとエリサベトが理解を超えた状況(受胎告知、高齢出産)にもかかわらず、神を信頼して全てを委ねたことが表されています」と話された。
「苦しみの中にあっても、私たちは神を信頼しましょう。必ず救いが訪れます。クリスマスを祝うのは、人生の闇に光が照らされ、救われるということなのです」。ミサ後、チェレスティーノ神父は祭壇脇のプレゼピオに、幼子イエスの御像を置かれた。まさに救い主誕生の瞬間だ。帰宅後、私はレーゲンスブルク大聖堂の少年聖歌隊が歌うクリスマスCDを聴いた。指揮はゲオルク・ラッツィンガー師、教皇ベネディクト16世の兄上である。いよいよ、明日は御降誕前夜ミサだ。
カトリック立川教会の「馬小屋」
“ いまぞ救いは来ぬ 地のよき人らに・・・ ”
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲は読誦(待降節中、栄光の賛歌は唱えない)。入祭:典礼聖歌301「天よ露をしたたらせ」、奉納・拝領:オルガン奏楽、閉祭:カトリック聖歌103「あわれみの神」。
◆参考CD:
・「レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団のクリスマス」 ゲオルク・ラツィンガー指揮(BMG:BVCD-5042)