今日の札幌は最高気温が２０℃ちょっと、朝夕は１３～４℃でほんとにすずしい一日でした。
所用で札幌駅ビルに行きましたが、レールタワーとかいう高いビルが駅の上にあり、大手のデパートやショッピングセンターでにぎわっていました。東京や大阪とほとんど変わらない感じ・・・
夕食は、おとなりから新鮮なピーマンをいただいたので、妻がピーマンの肉詰めをこしらえてくれました。たべながら、「おいしいなぁ」と思わず出ました。北海道はほんとうに野菜王国です。
札幌に来て、「おいしいね」という言葉が私の口から自然に出るようになりました。自分でもちょっとおどろいています。いままで、食事のとき、この言葉が口からでることはほとんどなかったように思います。（家内が証人です） いつもなにか別のこと、説教や集会、明日のスケジュールなど、いろんなことを考えながら食べていたのですね。妻から「おいしいの？おいしくないの？」と聞かれ、「ああ、おいしいよ」と答えるのが関の山でした。それがどんなに食卓をさびしいものにしていたか、あらためて反省させられています。義理やお世辞でなく、ほんとうに、「これおいしいねぇ」と言い合えるような食事はなんて大切なのでしょう。 「私たちに日ごとの糧をお与えください」とありますが、それが心から事実になるとき、感謝が生まれ、すなおに「おいしいねぇ」が出てくるのでしょう。その心根さえ持ち合わせず、説教し続け、齢(よわい)７０歳まで来たとは！ なんと貧しい伝道者でありましょう。せめてこれからの日々、「おいしいねぇ」が口から「こぼれる」毎日を、主の恵みにより送らせていただきたい、そう自戒しています。