エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

黄水仙一輪

2016年01月11日 | ポエム
小寒を過ぎたのだけれど・・・。
冬将軍が列島を襲っている、というのだ。
いうのだが、寒の入りとは思えない暖かさである。



池には、まだ氷が張らない。
薄氷(うすらい)で、句が詠めない。

例年だと、初氷から毎日のように薄氷が詠める。
思いがけない場所で薄氷が張っていたりして、その発見が楽しい・・・筈なのだ。



今日あたりから、薄氷が詠めそうである。
霜が、限られた場所でしか見られないのも哀しい冬である。







「黄水仙微熱の続く夢の後」







水仙は、例年になく綺麗である。
而して、鼻を突くほどの芳香を放っている。

とりわけ、日本水仙の芳香は強い。
黄水仙は、穏やかである。



      荒 野人