思うがままに

Step by Step

四国旅行 3日目

2008-05-03 | ぶらっと

四国旅行の最終日
目覚ましを4:30にセットしていたがその前に目が覚めた
5:30出発で早朝ドライブ
祖谷峡~祖谷口~小歩危~大歩危~宿
そして本日のルートはこれ↓


細い道だったけど、祖谷渓を堪能するドライブとなった
朝陽が山に映り出した



遠くに建物が見えた

それは祖谷温泉 日本秘湯を守る会の提灯がぶら下がっていた
宿をここにすれば良かった!と後悔


祖谷の観光スポットの小便小僧
ここに立って小便しようにも、緊張のあまり出ないかも?



祖谷渓展望台からの眺望

祖谷渓キャンプ場の案内があったので細い道を下って行った
オートバイでツーリングを楽しむ青年がいた
ここで一晩を過ごしたようだ
祖谷渓を下から見れるのはここぐらいしかないのかも知れない

出合発電所の辺り



祖谷渓から祖谷口橋を渡り国道32号線を南下して、小歩危、大歩危へ

ここは鮎戸瀬と呼ばれるところ? (民家があって下まで降りて行けなかった)

吊り橋

遊覧船乗り場 (船に乗ってみたい!と言う妻の希望を却下)





先に祖谷渓を見てしまうと小歩危・大歩危は物足りなかった

宿に戻ったのが8:15頃、3時間近くドライブしたようだ

朝食前に天空の露天風呂でカラスの行水


のんびりと動くケーブルカー(散策道を歩いても殆ど時間は変わらない)


朝のごはんのおいしいこと! みそ汁もお代わりしてしまった


蕎麦の実のカユ  あまり美味しいものではなかった


宿をあとにして、かずら橋へ
宿の人がずーっと手を振ってくれていたのがバックミラーに映っていた

かずら橋を渡るにはちょっとした勇気が要った 結構揺れるし高さもあって怖い

近くの琵琶の滝




県道32号線を剣山方向へ向かって走った
途中、木村家の案内板が見えて右折した
木村家住居は国の重文で祖谷地方最古の民家でもある
イチョウの木が印象に残った





次の喜多家へ向かった
道を間違えて旧道を走ったら長い吊り橋が現れた
動物も渡っているのか糞が転がっていた 対岸に瀧宮崖公園があるようだ
時間がないのでパス




喜多家の武家屋敷への道は細く遠かったが、来て良かった!
縁側から見える祖谷の山々が美しかった
しばらくここで昼寝でもしていたい心境になった 都会では到底味わうことのない景観に眠気を誘われそうだ
中を案内してくださったおばさんはとても話好きの方だった
昔のこと、道中の案内板のこと、喜多家のこと、どうして山の中腹に民家が多いのかということ、鉾杉のこと・・・頭が整理できなきくらい 色んなことを話して下さった





びっくりした案山子 (この辺りには、こんな案山子が多かった)

その隣の鉾神社の鉾杉も訪ねた

次は更に西に向かい落合集落を反対側の山腹から眺めた


そして栗枝渡八幡神社も訪ねた

細い山道を登り降りするのに疲れて来たし、もう12:40

おなかも空いてきた時、そば道場が目に入った
祖谷地方はそばも有名
十割そばは私の嗜好とちょっと合わない やはり出石そばがいい!

そば道場の近くにあった案内板 (もう13:00、剣山までまだ距離的に半分に達していないようだ)


腹ごしらえが済んでちょっと元気も出て来た

30分ちょっとかかって東祖谷の二重かずら橋に到着
ここは渡らずに見るだけにしようと思っていたのに、お金を払わないと近くまで行けないようだ
仕方なく500円を払って渡ることになった
こちらは川から低く恐怖感は殆ど湧かない



定期観光バス 昔よく見たボンネット型


いよいよ登りの到達点の剣山(日本百名山のひとつ)へ
昨日までと違い、今日は土曜日で祝日のため観光客が多いし車も多い
狭い道は対向車が来るたびに徐行、停止、バックの連続だった
やがて剣山が見え出した

リフト乗り場辺りの駐車場に車を停めた
もう14:30を過ぎていた ここに到着予定は12:40だったから、2時間もオーバーしていた
山道の平均車速を完全に見誤ってしまった
一宇の巨木巡りをキャンセルして、リフトで剣山を登ることにした
往復1800円の長ーいリフト


標高1750mとなる終点から少し歩いて登ってみた
貞光の方向、この道を下って行くことになる かなり距離がある!
昨年から山登りを始めたけれど、ここはスケールが全く違う
いつになるか分からないけれど、一宇の巨木巡りを兼ねてこの剣山山頂まで登ってみたい





剣山登山口からヘアピンカーブ連続の道を下って行った
途中、巨木の案内板がいくつか目に入った
後ろ髪を引かれる思いでそのまま車を走らせた

「もう一泊しようか?」と妻に話しかけた
妻も遅くなりそうだからと了承してくれた
そんな時、一宇集落で岩戸温泉があって空き室があるか尋ねてみたが駄目だった
そう、連休初日に空き室があるはずもない
諦めて帰宅することに決定
途中、土釜に寄った
薄暗くてちょっと不気味な空間だった




道の駅貞光ゆうゆう館が最後に立ち寄った所となった

館内の展望台からの眺め



徳島自動車道/美馬IC→藍住IC→高松自動車道/板野ICから淡路島へ

鳴門大橋


淡路SA
私の目の前にナンバープレートが「野田」の車があった
思わず「野田ってどこですか?」と丁度車から降りてこられたご夫婦に訊いた
「千葉ですよ キッコーマン醤油で有名な野田です」
「車でここまで来られたんですか!」とびっくり

淡路島側から夜の明石海峡大橋を見たのは初めてだった
我が家はもう目と鼻の先


家に着いても身体がフラフラとまだ車に乗ってるような感覚だった

今度はどこへ行こう? 九州? 信州? 北陸?
色んな巨木とも巡り逢いたいし・・・


四国旅行 2日目

2008-05-03 | ぶらっと
朝早く目覚めた
いつものように早朝ドライブ
高知の街から桂浜へ、そして仁淀川河口大橋を渡り宿に戻って来るという行程
その後、祖谷へ向かう
本日の走行ルートはこれ↓


宿から高知の街へ
朝早いと言うのに車が比較的多い
市街地に入り旧山内家下屋敷長屋(国重文)へ
門が旅館の入口?



次に桂浜(渚百選のひとつ)へ
学生の頃、ひとり旅でここ桂浜を訪れた
海岸道路をバスが走り、浜辺に打ち寄せる壮大な大波の記憶が甦った
しかし、今日は静かな波だった

車は龍馬記念館に停めた(無料)
そこから椿の小径を歩いて坂本龍馬像へ


桂浜はすぐそこ
まだ7:00ちょっと前 静かな桂浜をしばらく歩いて駐車場に戻った






土佐湾を左に見て県道14号線を仁淀川河口大橋へ向かった
車が多い!
海には鳥が泳ぐようにサーフィンを楽しむ人もいた

早朝ドライブに巨木も・・・と小村神社へ
しかし、何をセットしたのか辿り着いたのは松尾八幡宮
参道は同じく杉並木で境内を掃除しておられた人に尋ねるまでずっと小村神社だと思っていた

鳥居近くを流れる溢れそうな小川

石段前にあった案内板 (確かにここは小村神社ではない まだ伊野の街まで辿り着いていなかった)


朝食の時間の関係もあり、そのまま宿に戻った

泊まった部屋からの眺め 目の前は仁淀川、対岸は伊野の街





レストランからの眺め

朝食はバイキング


宿を出発 小村神社の燈明杉とご対面

そのあと、伊野の街を散策

ここは喫茶店(コーヒー800円、中はジャズピアノが流れていた 入りたかったが入らなかった・・・)


鯉のぼりグッズのお店

お店の前のお宅の鯉のぼり


車を停めた紙の博物館  昔乗ってたウォ-ムシルバーのTIIDAがあった
それも神戸からだった

仁淀川の堤防を歩く登校途中の生徒 その向こうにかんぽの宿伊野が見えた


伊野の街をあとにして、高知市街へ向かった
先ずは、妻のご機嫌取りに「龍馬の生まれたまち記念館」へ
駐車場の場所でひと悶着、専用駐車場だと思った場所が旅館の駐車場だったのだ
何も書いてないので分からず!丁度隣の所へ駐車し直した 狭いので大変
この「龍馬の生まれたまち記念館」って、子供向けのものか?


近くの坂本龍馬生誕の地

その前のベンチで記念写真


「いいもん見せてもろた」といつもの口癖のあと、4分10円のパーキングに車を停め高知城~ひろめ市場~アーケード街~はりまや橋~名産センターを散策

高知城は国の重文






高知城からひろめ市場に入ってみた
中は市場というより観光客のための飲食店街という感じで、凄い匂いと人
お腹が空いた! でも、人の多さに嫌気がさしてもっと静かな所へ行こうとなった
それで、マクドナルドで昼飯となった??

さて、日本○大ガッカリのはりまや橋
学生の頃にも見たが、今はちゃんと下を水が流れていた
ちょっとは風情ができたようだ

妻は嬉しそうだが、私は・・・・

近くの名産センターでお買い物、妻は活き活きとしている
これもこの旅行でのサービスであり、私にとってはこのあとの巨木巡りの償いみたいなものだった

パーキングに戻り、これから立割、大峠を目指す
ナビに位置をセットして進むが一方通行の多さと私がナビに反して走らせたことで、ナビの誘導がおかしくなってしまった
まあ、北へ向かえば何とかなるさ・・・
県道16号線を北上
ガソリンが減ってきた
丁度JAのGSが見えたが通り過ぎてしまった! 152円
「戻って入れておいた方がいいんやないの?」という妻のアドバイスを聞き流し進むが一向にGSが見当たらない
土佐山でやっとGSを発見 155円 30L補給 90円の損

県道16号線は次第に山道となり細くなった
赤良木トンネル前

立割、大峠

ここから見える棚田の風景は素晴らしかった

立割、大峠から直接地蔵地へ下る道を見失い、県道16号線をそのまま北上し国道439号線(この辺りは走り易い)に出て平石の乳イチョウとご対面


道の駅さめうら


その近くの酒蔵桂月へ ワンカップ2本を買って酒蔵の外観だけ見せてもらった(時間がなかったから)




四国の水がめの早明浦ダムを見ておこうとちょっと脇道に入った

この後は、宿に着くまで巨木巡りとなった

道の駅大杉に着いて歩いて国特天の杉の大杉


次に今回一番心に残った桃原の牡丹杉、祖谷に入って持性院下のイチョウとご対面

昼からは山道ばかりで疲れた 昨日よりも疲れた
ホテルかずら橋に着いた時は、もうヘトヘト

ケーブルカーでここの自慢の天空露天風呂へ
先客が一人、埼玉から来られたとのことだった
静かで周りの明かりもほとんど見えない
遠くに薄暗く山々が見渡せた

夕食は囲炉裏の前でくつろいだ
ちょっと低すぎるかな?

祖谷地方の郷土料理がいっぱい

夕食後、もう一度露天風呂へ
ここには混浴もあったが、誰も居なかったし景観が良くないので男風呂へ戻った
上を見ると星空が綺麗だった
北斗七星が手に取るように見えた
こんな綺麗な星空を見たのは何年振りだろうか?
子供の頃、田舎で星を良く見たものだが、ここから見える星空はそれよりももっと輝いていた

四国旅行 1日目

2008-05-03 | ぶらっと
'08.05.01~03の四国旅行
四国へは瀬戸大橋から、帰りは淡路島から明石海峡大橋に設定した
四国では殆どが山道の連続となる(山道ではアクセラスポーツのアクティブマチックが重宝した)
高速≒420km、下道≒560km、計980km を走破し、燃費は約14.1km/Lとなった

旅行期間中の天気は概ね良好のはずだったのに、出発日の新聞には今日が曇りのち雨、翌日は雨、翌々日は曇りのち晴れと、がっかりさせられる予報に変わっていた
妻は「私は雨女?」と意気消沈
でも、実際は初日に少し雨に降られただけで、2日目は曇り時々晴れ、3日目は快晴となった

自宅7:00出発の予定が朝早く目覚め30分前倒しの6:30に出発した
高速代を少しでも浮かそうと龍野西ICから乗り込んだ
すぐに龍野西SAがあるからそこで妻へ運転をバトンタッチと考えていたが、分岐を間違えてしまってそのまま本線に突入してしまった
結局、瀬戸PAまで車を走らせた


次は吉備SAへ


そして、いよいよ瀬戸大橋を渡り、与島PAでしばし休憩





与島PAでのんびりとし過ぎたのか、いつの間にか自宅出発30分前倒しの時間を使い果たしてしまったようだ
いよいよ四国本土に上陸、次の豊島SAは飛ばして立川PAへ走った
緑に包まれたのどかなPAで、「日本代表のユニフォームは、ここ大豊町で作られています」と星野監督と藤川のユニフォームが飾ってあった
もう高知県に入っていたことに気付いた



次の南国SAで昼食
車を降りた瞬間、木の異臭が鼻を刺激した
山は薄緑の花が満開のような状態だったのだ(この匂いはこの後も一日中つきまとった)


南国SAから須崎東IC(高知自動車道終点)を降りて、本日の宿である「かんぽの宿 伊野」までの走行ルート


須崎市にある大谷のクスは四国で一番大きな幹周の巨木
多少時間が掛ってもこれを見ないのは惜しいと思い立ち寄ることにした
想像以上の樹形に感動

次は道の駅布施ケ坂へ
途中、雨が降り出した
これから山へ登って行くことになるのに困ったものだ・・・・
でも、ほんの僅かだった
道の駅布施ケ坂に到着


道を挟んで谷側に大きなウッドデッキがあった
そこからの眺めが素晴らしかった


そして、司馬遼太郎が絶賛したと言われる神在居の千枚田(棚田百選)と折れ大杉を散策し、道の駅ゆすはら
「雲の上ホテル」もそばにあった
写真では奇麗なホテルだが実際はかなり汚れていたし、雲の上にあるとは到底思えないロケーションだった(ここを予約しなくて良かった)


梼原の街に入り、ゆすはら座を見た



妻の希望で、ゆすはら座から見えた維新の門へ
GW中のイベントかもしれないが、サムライ姿の人も混じって打ち合わせ中



梼原川(四万十川の支流)に沿って国道440号線を北上した
途中、後別当の辺りで二つの沈下橋を見た
川幅が狭いので短い沈下橋だった



田野々集落に入り善福寺の千年杉とご対面

さて、楽しみにしていた四国カルストへ
地芳峠に続く国道440号線は急に迂回路の看板と共に車1台がやっとの道となった
集落を抜けると完全な山道で道幅もちょっと広くなった
でも、すれ違った車は1台もなかったと記憶している


地芳峠に到着


姫鶴平へ向かう途中の景色


姫鶴平に到着するやいなや、急に霧が湧いてきた それに寒い!
お目当ての風車も霧で見えなくなった


しばらくここで霧が晴れてくれるのを待ったが、益々霧が濃くなってしまった
仕方なく車を進めたがすぐ前が見えない
恐る恐る車を天狗荘へ走らせた

天狗荘にある県境の文字


中に入ってしばし休憩  ここは標高1355m29cm!
霧が出ても仕方ないかぁ・・・


楽しみにしていた四国カルストの雄大であっただろう景色は、霧のために儚くも夢と終わってしまった
いみじくも、北海道旅行での美幌峠と摩周湖の二の舞。。。。。

ここから今夜の宿まで約80km弱、もう16:00をまわってしまった
下山はアクティブマチックの威力発揮、さすがに走り易い

国道439号線はところどころ走り易い所があるが、とても国道とは程遠い道だった
439の番号は忘れはしまい

途中、立ち寄った長者の大イチョウ棚田に感激!

やがて439号線は国道33号線(松山街道)となり、県道18号線を走り片岡の沈下橋を目指した
仁淀川本流にかかる沈下橋を車で渡ってみた
欄干がないためちょっと恐怖感がわいたものの案外気持ち良く走れた




国道194号線を南下したとき、上八川川からの水量を増した仁淀川本流にかかる沈下橋にも出会えた
川幅も広く橋も長く素朴な美しさがあった


初日最後の立ち寄り地 道の駅土佐和紙工芸村に到着
既に時刻は18:20 道の駅は閉店

道の駅の前を流れる仁淀川


本日の宿 かんぽの宿伊野に着いたのは18:40くらいだっただろうか?
朝早く自宅を出発して四国の山道も走ったため結構疲れた
お風呂はあとにして先に夕食
クジラの肉があった やっぱり土佐だな

生中で乾杯!


部屋から仁淀川と伊野の街が見えた
そして、JR土讃線の列車がゆっくりと鉄橋を渡って行く音色が心地良かった

明日は高知から祖谷へ向かう

栗枝渡八幡神社の社叢

2008-05-03 | 樹木-四国地方
国道439号線から脇道に入って細い山道を登って行った
こんな道ばかりか・・・??
今回の対向車は全く身動き取れず
私が下がろうにも延々と戻らなければならない
向こうは4WDのRV車だった
状況を把握してRV車の方が下がってくれた
バックが苦手な私には嬉しかった
お礼を言って、栗枝渡八幡神社へ向かった
(四国の巨木巡りはオートバイがベストなのかも知れない)

栗枝渡八幡神社の社叢は県指定天然記念物である

『安徳帝は御歳7歳までこの地で成長され、悪病崩御された。遺体をこの神社で火葬にふし、遺骨をご神体として祭り、八幡神社と名付けられ、秋祭りは特に盛大である。秋祭りは毎年旧暦8月15日に行われる。』
ここは安徳帝の火葬場・・・社殿裏まで入って行く気になれず
























神社の前の祖谷の山並みが美しい




この旅行の巨木巡りはここで終ってしまった
一宇の巨木巡りも予定していたが、山道が多過ぎて時間がどんどん過ぎてしまった

落合集落

2008-05-03 | ぶらっと-棚田
国道439号線から東祖谷中学を正面に見る橋を渡り、落合集落が見渡せる場所まで登った
(Mapionの地図は道路が途中で切れていて、もう少し上まで行けるようだ)
この場所は多くの方が紹介されているようで、展望所には案内板も立っていた

落合集落は『2005年に国の重要伝統的建造群保存地区に指定され、江戸の中期から明治期にかけて造られた斜面に建つ民家や石垣は独特な工夫があり歴史的価値が高いもので指定を受けた中では最も急な斜面にある山村集落。』
平家落人ゆかりの地でもあるようだ

「重要伝統的建造群保存地区」は国内に62か所ありこのHPに紹介されている



集落をこの場所から眺めただけだった
集落の中まで歩いて行けばもっと違った目で見られたのだが時間がなかった










鉾神社の社叢と鉾杉

2008-05-03 | 樹木-四国地方
武家屋敷喜多家の縁側から祖谷の山並みを思う存分堪能した
その隣には鉾神社があり有名な鉾杉(推定樹齢800年、県下最大の杉(説明板による))がある
社叢全体は県指定天然記念物でもある

ここまで上がってくるために約4kmの細い山道 (台風や大雨のあとは、きっと不通になるのでは?と思えた)
途中、2台の車とすれ違った
もっと近い所にあると思っていたが、山道は当然真っ直ぐではない。。。。









これが鉾杉、1日目に見た善福寺の千年杉とよく似ていて、こちらの方が全体的に大きいようだ








これは鉾杉ではないが、根がうねうねと地表に現れて面白い杉だ






喜多家から見える鉾杉


いつも巨木ばかりに気を取られがちだが、今回は喜多家の縁側からの風景が心に残った

木村家のイチョウ

2008-05-03 | 樹木-四国地方
木村家は徳島県祖谷地方最古の民家ということで国指定重要文化財となっている
昨日と同じように細い道を登って行ったが、ちょっとはマシみたい

元禄12年(1699年)の築だというから、309年前の家ということになる
外観だけで、中は見せてもらえなかった



庭に入ると真っ赤なツツジが咲いていた
この木も樹齢も300年になるのだろうか? 幹の凹凸を見るとやはり老木であるようだ


丁度、若奥さんらしき人が家事をされていた
赤の他人が、お仕事中に他人の敷地内に入ってしまうことに躊躇してしまって、神社仏閣を訪ねるのと同じような気持ちにはなれなかった

イチョウの巨木が気になった
枝がないのでどうしたのかと尋ねると、屋根が傷むので切ってしまったとのことだった
そして、イチョウの根元に初めて見るタケノコの干物が並べてあった










裏に回って写真を撮った
すると、さらに山手の方向から声が聞こえた
縁側で日向ぼっこをしているおばあさんが「いい天気やね」と言ったような?
私は「そうですね 暖かいですねぇ」と言ったが、それが返事になっていたのかはっきりとは分からなかった
ほんとにいい天気だ


まだ、向こうにも民家があった
都会の便利な暮らしに慣れ親しんでしまった私が、もしここで生まれていたらどんな人生を歩んだのだろうか?