思うがままに

Step by Step

気胸で入院

2008-05-17 | ひとりごと
5月15日(木)の朝8時頃だったか 急に左背中に激痛が走った
何か筋でも違えたのかな?とその時はそう思った
しかし、どうも息苦しい
タバコの吸い過ぎ?
背中に違和感を持ちながら、車の半年点検へ
左腕を回したり、背中を指圧したり
家に戻って横になった
胸がグチュグチュッと音が鳴った
背中が痛いし胸も痛い

16日(金)、家の湯沸器の交換のための見積もりに業者が9:00と11:00に来訪
その対応もして、仕事もこなした
胸の痛みと背中の違和感は消えない
妻も元気のない私に気付いて心配した

17日(土)、休日出勤した妻
ひとり家の中で横になった
まだおかしい
1~2日くらいしたら治るものと思っていたが症状は変わらなかった
ひょとしてガンだろうか?
不安な気持ちが次第に大きくなった
このまま放っておけないと病院へ向かった
病院に9:30頃着いて手続き
順番はなかなか回ってこない
11:00頃になってやっと名前が呼ばれ、血圧、検尿、レントゲン
結果は自然気胸だった
その言葉を聞いて私は安堵した
ガンではなかった!

内科から外科へ担当が移った
『外科?』
23の春だったか?
自然気胸の外科手術を受けた
全身麻酔をかけられこのまま永久の眠りに滑り落ちて行くような恐怖感、術後の悶絶した苦痛の時間と記憶が甦った
外科だけは嫌だ!

更にCTも撮った
外科の担当医は「間違いなく自然気胸ですね 入院して状態を見てみましょう」と言った
「胸に変な影とかはありませんか?」と訊いた
「CT画像からはないようですね」との返答で胸をなでおろした

妻に電話を入れ、私は家に戻って入院の用意をした
この痛みと肺の違和感がガンではなく自然気胸だったことで救われた気持ちになった
そして、多分入院して安静にしているだけで治るものと確信した
妻も私の病歴に付き合って来たのであまり心配した様子はなかった
でも、なんで今になって自然気胸なのか?

退屈でただ寝てるだけの入院生活が始まった
妻が持って来た本(国銅、三たびの海峡、白い夏の墓標、冬の虹)を読んだ
やがて、朝、昼、晩の三度の食事時間が近づくことが楽しみになった
粗末な内容だったが美味しかった
残すどころか足らないほどだった

妻は毎日、朝と晩に顔を見せてくれた
肺の膨らみ具合もほぼ順調に推移し5月24日(土)に退院

7泊8日の禁煙旅行のようなのんびりとした入院だった

これでタバコとの縁は完全に切れるだろう
もうタバコなんてやめよう
自分の健康のために、そして妻のためにも