もしリストアップされていれば県第7位相当の巨木である
このスギは遠くからでも良く見えたので、迷いもせず辿り着けた
寺の裏山を登って行くと、ほんの1~2分でスギとご対面できる
確かに4本の幹が伸びているのだが、根元は本当に1本の幹なのか、癒着しているのか判断がつかない
4本の幹が分かれる部分がもっと上の方にあったら、もっと見ごたえのある巨木だったに違いない
昨年も訪れたこの岩座神(いさりがみ)の棚田に今年も来てしまった
今回は車を下の駐車場に停め、歩いて棚田を散策した
麓の方は手入れが行き届いていて田んぼとして使っているのが良く判るのだが、山すその棚田の一部は荒れていた
そして、廃屋となった家もあった
都会に住む人間は癒しを求め美しい棚田の風景を見たくなるのだが、棚田に住む人々にとってここの生活は苦難に満ちたものなのかも知れない
遠くで仕事の手を休め畦に腰をおろしたおじいさんが、写真を撮っている私をじっと見ていた
遠い将来、私も同じように自然に囲まれた中で余生を送りたいと思った
写真の左側にこんもりとした森が見える
その中で突出しているのが、ホソバタブの巨木で県の郷土記念物に指定されている
篠山市今田町の立杭「陶の郷」の近くに、県指定天然記念物で県郷土記念物でもある幹周5.4m、樹高28m、樹齢500年、環境庁の調査では日本一の「大アベマキ」がある
場所は この辺り になる
この辺りの山々は広葉樹が多く色とりどりに染まった山肌がとても美しい
そして、アベマキのすぐ隣には、立杭焼きの「のぼり窯」があった
次回は新緑に染まった頃を見計らってもう一度訪ねてみたいと思った
寸原のケヤキ(場所はこの辺り)を探すのには結構手間取った
先ず、黒田のJAで「この辺りに立派なケヤキがあると聞いたのですがどの辺りでしょうか?」と訊ねたが、「えっ?何それ?」という返答
次に、あるお店で同じ質問をすると、ここをこう行ってあそこを曲がってすると工場があって・・・
その通り辿ってみてやっと寸原のケヤキを見ることができた
でも、この場所はそんなに遠回りしなくても、あのJAからちょっと歩いて家が途切れた処から容易に見える場所だった
JAに停めていた車を取りに戻った
すると、先ほどのJAの職員らしき人にまた顔を合わしてしまった
「先ほどはどうも」と声をかけると、「場所わかりましたか?」と心配そうだった
「あ、わかりましたよ あそこにある木でした」と私は指をその方向に向けて答えた
「ああ、あれでしたかぁ~」と苦笑いをして面目なさそうだった
この寸原のケヤキは、もと旧家の庭に植わっていたものらしい
その旧家は今は無く広い空き地の中にサザンカ等の木と共に公園として整地されていた
このケヤキは県の郷土記念物に指定され、幹周8.5m、樹高15m、推定樹齢300年以上(800年とも言われている)、県第3位の巨木だ
いつのことだったか、ある知人から篠山市の西方寺というところに立派な"さざんかの木"があるということを教えてもらったことがあった
ふとそのことを思い出し、ネットで西方寺を検索してみた
既に開花が始まっているようだ
目的地をナビにセットして、ガイド嬢の誘導のもと愛車のTIIDAを走らせた
目的地に着くと、真っ先にカヤの巨木が目に飛び込んできた
山門横に案内板が立っていた
このさざんかの巨木は背丈4.5m、幅約10m
枝には花がちらほら咲き、つぼみが一杯あった
12月になるともっと綺麗な姿を見せてくれることだろう
写真を撮っているといつの間にか傍におじいさんが立っておられ、「さざんかを見に来られたんですね」と声をかけられた
私はびっくりして振り向きざま「はい!」と返事した
おじいさんは"さざんかの木"を見ながら「私が子供の頃は友達と木登りごっこをしてよう遊んだんですよ そんな友達も大勢戦争で死んでしまいました もう80…ずっと見てきましたが、この木には想い出が一杯詰まってます… なかなか立派な木でしょ? この23日に『さざんか祭り』(毎年11月23日)をしますから、出来たらまたおいで下さい」と童心に戻ったような眼差しで感慨深く語られるのを私はずっと聞いていた
その後、私は"さざんか"の根元を見ながらあのおじいさんが子供に戻って友達と木登りごっごに興じている姿を想像して思わず笑みがこぼれてしまった
なるほど、子供には登りやすそう、いや登ってしまいたくなるような感じの木に間違いない…
そして境内には同じく樹齢600年のカヤの木も見ることができる
丹波市山南町の牧山神社(場所は この辺り)を訪れた
境内はゆったりとしていて裏山の森は鬱蒼としている
鳥居の直ぐ傍に大杉(幹周6.4m、樹高34m)がある
この神社の北側に延命寺があり、隠れた紅葉スポットでもある
兵庫県丹波市山南町の常勝寺
以前、10月の中旬に訪れたのだが石段と紅葉の景色が見たくなり、またこのお寺を訪れた
近くには石龕寺(せきがんじ)があり、そして少し足を延ばせば円通寺、高源寺といった紅葉があまりにも有名なお寺が点在するため、常勝寺を訪れる人は少ないようだ
それにしても、このお寺の石段の美しさにはすっかり魅了されてしまった
竹林山常勝寺を遠景から
あと1週間もすれば、もっと真っ赤に染まった紅葉が見られることだろう
参道入り口から見る仁王門
仁王門から本堂へ長く緩やかな石段が続く
仁王門を抜け石段を見上げる
真っ赤に染まったもみじが石段の上にも
そろそろ落葉なのか…
登ってきた石段を振り返る
紅葉と石段が綺麗だ
本堂の手前は老杉の並木
もうすぐ本堂
本堂まで登ってきた
ここから見下ろす紅葉も綺麗だ