思うがままに

Step by Step

窓の結露

2009-04-27 | ひとりごと
朝 カーテンを開けると窓に結露
『ええっ? 今は冬か?』と我が目を疑った
ベランダの温度計は7゜C

久しぶりのテニス

2009-04-26 | ひとりごと
いつ以来のテニスだろうか?
全く記憶が蘇らない
久しぶりに顔を合わせたメンバーの様子も以前と全く変わらないのだが、自分だけが何年もご無沙汰していたような気持ちになった
まあーみんな元気そうだ

今日はあいにくの強風で肌寒く北海道では雪が積ったとか・・・
こんな日のテニスは全く面白くない

遅れてK氏が来た
テニスが終わってその後の様子を訊いたら会社を辞めて失業中とのこと
「今プー太郎 ああー仕事ないわ・・・」とぼやいていた
当面失業保険を当てにするとのことだが、さてどうなることやら

冬のような天気の中
からだを動かそうと行ったテニス
瞬発力の衰えを実感した自分
友人の失業話
最後は明るい気分にはなれなかった

廻谷の西の山々へ 2

2009-04-19 | 山登り・ハイキング

人が多過ぎて騒がしくて少し気が滅入った昨日の山登り
今日はひとりでまたもや廻谷の西の山々を歩いた (大柿さんと同じルートだ)

前回から10日経っただけだと言うのに、新緑は更に勢いを増し、山肌は薄黄緑や緑の絵具を塗り手繰ったように波打って見えた
そして虫たちが狂ったように飛び交っていた
蝶なら気にならないが、ハチが飛び交う羽音はせっかくの山歩きを台無しにした
更に(スズメバチではないが)大きなハチが「ここはおれの場所だ!近づくな!」とでも言いたげに進路を塞ぐのには困った

4月下旬にもなると、山ってこんなものなのか?
昨年の4月は須磨アルプス(ハチの記憶はない)だけ、その前は山登りを始める前

人の多い山の方がハチが少ないのだろうか?



9:30 出発

9:31 前回と同じルート


滑池の北岸へ通ずるゲートが開いていたので入ってみた
ウェストワンズCGの敷地のようでもありそうでないようでもあり、良く分からない
もうすぐ滑池下の堰堤の手前という所で仕掛けの檻があった
それに大きなハチが道の真ん中をぐるぐる飛んで通せんぼ
仕方なく引き返した

9:40 滑池下の堰堤


9:41 懲りずにもう一度北岸へ向かった  仕掛けの檻・・・


もうすぐ、滑池上の堰堤という所でまたもやハチが通せんぼ!
ハチは大の苦手 またもや引き返す羽目に

9:50 小さな池の堰堤


9:53 前回目印に巻いた黄色いテープから入って行った


赤いツツジも咲きだした


10:13 新緑がモコモコとしている




10:15




10:31 P305.7mの山頂


山頂から見える廻池と三草山


山頂に大柿さんのプレートがあった 前回は全く気付かなかった
それにしても、こんな良く目立つプレートをどうして見過ごしたんだろうか?


11:01 お気に入りの岩場のピーク


廻谷の緑が美しい!

また大坂山へも行ってみたい




まだ、昼食には早いので北へ向かおうとするが、またもや大きなハチだ!
どけてくれない 縄張り意識が強いのか他の虫が近づくと追い払うように攻撃していた
だから人間へも向かって来るような気がしてどうしたものか・・・・
そんな様子をじっと観察していると、たまに持ち場を離れて遠くまで行ってしまう時があるのが分かった
でも直ぐに戻って来る
・・・
高くまで飛んで行った! 今がチャンスとばかりに走った!
ああー 厭な季節だ

この北へ向かう尾根は少し籔っぽいが見晴らしが良かったことは覚えている
でも、どの辺りが良かったのか思い出せない

今日は芝生の新芽が初々しく見える所で昼食にした

12:25 西向きで昼食  もう鍋焼きうどんの季節ではないなぁ



13:15 更に北へ

13:55 昼食はこっちの方がよかったかも




14:12 もうすぐ鉄塔163






鉄塔163へそのまま尾根を歩こうとしたがしんどいので巡視路へ向かって降りた
どの辺りが巡視路だったか?

14:27 少し迷いながらも鉄塔163~162の巡視路に出た
     ここからは楽になるはずだが初めての西行き


14:34 鉄塔162
     暑くてペットボトルの水が無くなった  クラブに行って水をもらうことにしよう


隣は金城山  ここの谷も綺麗だ


14:43 巡視路


14:45 巡視路からクラブへ行けるのか?




14:49 この辺りの谷はホントみんな綺麗だ


下のNTT電波塔の所からクラブ内に入れた


クラブで水を頂いた
ある女性が「山を歩いて来たんですか!」と驚いていた
巡視路辺りは歩く人もいるらしいが、クラブから見て東~南の山を歩く人なんて見たことがないと言っていた
確かに、廻谷の東や西の山を何回か歩いたが人とすれ違ったことは一度もない
(昨日は何回「こんにちは」と言っただろう? 向山連山よりはずっと眺望豊かでいい山だと思うのだが・・・籔っぽいのがネックか)

もう15時だ
このまま道路を歩いて車に戻ろうか? という気持ちになったが、あとはずっと巡視路だから早いだろうと考えて巡視路に戻った

15:08 目の前は鉄塔161


金城山  山火事の跡が痛々しい


金城山、その右側は今年の2月に歩いた山


手前は鉄塔162 その右側の山を歩いて来た

クラブの女性が東~南の山を歩く人なんて。。。と言っていた山々




15:09 目の前は鉄塔161 向こうは160


15:23 手前から鉄塔161 向こうは162


15:27 鉄塔160


15:34 鉄塔159へ向かう  写真には金城池が少し写っている


15:41 鉄塔159  向こうに見えるのは160
     ここでまたハチが通せんぼ


15:48 右:鉄塔159 左:鉄塔160


15:55 展望岩
     その岩の手前の枝が中途半端な折れ方をしていたのでノコギリで切っておいた



16:08 本日最後となる鉄塔158 (これで数曽寺山塊の鉄塔158~170まで走破した)




16:11






16:19 役行者さま(? お顔が取れたのか?禿げてしまってたのか?)の祠


16:26 中池の堰堤


16:31


16:35 田んぼの中に石造物?
     あとで田んぼにいたおばさんに訊いた
     「傘をかけると雨が降る」と言われるお地蔵さんだとか



16:38 車へと ぶらりーぶらりーと歩いた


向山~清水山へ(ヒカゲツツジ)

2009-04-18 | 山登り・ハイキング

ヒカゲツツジを生まれて初めて見たのは、昨年('09年)の4月18日神戸森林植物園だった
ツツジ自体それほど好きではないし、街の中ではありふれた花だ
でもヒカゲツツジの花を目にして、なんて淋しく切ない色をしてるんだろう と年甲斐もなく胸がキュンとなったことを覚えている
日陰に咲くツツジだからヒカゲツツジかぁ・・・

神戸森林植物園のヒカゲツツジは自生していたものか移植されたものかは分からないが、氷上の向山連山には自生したヒカゲツツジが多数見られるとのこと
今年は絶対に行ってみようと前々楽しみにしていた

そして、今日ヒカゲツツジ目当てに妻と一緒に向山連山に登った

多分、私と気持ちはみんな一緒なんだろう
登山者の多さにはビックリだ!
山の中は騒がしい! 昼食の場所取りも大変!
それに一番ビックリしたのは、神戸森林植物園で見たヒカゲツツジは日陰っぽい所に可憐に咲いていたが、ここは太陽の光をいっぱいに受けて背伸びしているかのように咲き誇っていたことだ

ヒカゲツツジに抱いた自分勝手なイメージと、向山に自生するヒカゲツツジとのギャップに戸惑いが隠せなかった
雨が降りそうなもっとどんよりとした日だったらイメージ通りだったのかも知れない

今日は残念ながらヒカゲツツジより、ミツバツツジのトンネルが心に残った



9:37 水分れ公園の駐車場から出発


9:38 駐車場近くの藤


9:41 観音堂登山口


10:05 二の山  ここまでの登りは結構きつい


10:06 一変してなだらかな尾根道


10:22 岩座展望所


駐車場は車で一杯


10:36 三の山


10:41 亜炭展望所  眺望は良くない

10:49 少し上に登ると眺望が良くなった
     ここで初めてヒカゲツツジとご対面





10:59 四の山


11:04 黒井側の眺望  城山も良く見える


11:10 ミツバツツジも綺麗だ


11:11 もうすぐ松の台展望所




11:25 深坂北峰




11:31 ヒカゲツツジのトンネル


11:32 ツツジが岡展望所





11:38 向山
     人がいっぱい 昼食にしたいが座る場所が・・・
     向山平展望所まで足を伸ばしたが、そっちもいっぱいで、結局戻って向山で昼食にした
     続々と人が集まって来る  落ち着かない・・・     

向山からの眺望



12:42 向山平展望所  人がいない




12:52



12:56


13:01 五の山


13:12 蛙子展望所
     ここは狭い岩場のルート上   なのにこんな所で食事中の夫婦  何を考えているのか?!




13:16 蛙子尾根の案内板  この辺りが一番面白い




13:20 蛙子峰
     案内がしっかりした登山ルートだが、案内があり過ぎるのも目障りだ


13:37 珪石山  途中私達を追いぬいて行かれた"犬を連れたご夫婦"が休憩中


13:45 清水山へのルート  眺望無し


13:48 清水山



13:59 イルカ岩   似てるか似てないかはどうでも良い・・・

14:06 博打岩  なんのこと?

14:12 亀岩  分からん!  飛鳥の亀石なら興味があるが・・・


14:14 剣爾山





14:21 領家の頭   麓の領町と何らかの関係があるのかな?



14:31 天狗岩(麓のいそべ神社の磐座)

弘浪山がどっしりと座っているようだ


14:48 鳳翔寺裏の登山口


14:51 茅葺きの鳳翔寺  ツガの巨木と再会


14:57 国道175号線へ向かう途中、天狗岩を振り返る


ある民家の庭に咲いていた花



水路の壁に自生していた花


15:06 バイリッシャーホーフ 
HP

ミュンヘナーヴァイスヴルスト(ホワイトソーセージ)とカバノスを買う
家で食べたが、専門の料理人に調理して貰う方が良いのかな?
(私にはずっと安いニッポンハムのシャウエッセンの方が口に合うような・・・)



駐車場への道




良く歩いた  いい天気だった

ヒカゲツツジは、やはりお日様燦々とした日には似合わない


廻谷の西の山々へ

2009-04-09 | 山登り・ハイキング

以前、廻谷を取り囲む山々を歩いた時、更に西側に連なる山々も気になった

その後、その山々を走破された大柿さんの『05-336
永富村(社町ウエストワンズG場周り)』を見つけた

じゃ私も歩いてみよう!と、全く同じルートをトレースする予定で出かけた
しかし、いざ山に登り景色を眺めていたら、今日で見るのが4回目となる"あの支尾根"が凄く気になった
お昼を食べながらもその支尾根を眺めた
踏み跡もちゃんと見えるし・・・
ヤバそうな感じもしないし・・・

お昼を終え、大柿さんと同じルートを辿って北に向かって歩き出した
・・・が
やっぱり今日は"あの支尾根"を下ってみようと決心して引き返した
支尾根を下って、もしゴルフ場で行き止まりになるなら戻って来ればいいし・・・
時間的に余裕があるから何とかなるし・・・

勝って気ままに山を歩けるのも ひとりだからこそだ


初夏のような陽射しを浴びながら今日も楽しい"お散歩"ができた
(今日は山登りと言えるほどのものじゃなかった)



車はウェストワンズカンツリー倶楽部へ向かう道路の端っこに停めた
走ってるのはゴルフの車くらいだし路肩が広いので迷惑にはならない

そこから三角点のあるP305.7mへ向かうには北側のウェストワンズカンツリー倶楽部と南側のヤシロカントリークラブに挟まれた滑池の南岸の一部分のみだ
滑池の北岸はゴルフ倶楽部の私有地のように思える

10:02 出発

10:04 "滑池下"の堰堤に向かう途中、「危険/立入禁止/吉馬区長」の警告板をぶら下げたバリケードがあったが、そのまま通過     


10:05 "滑池下"の堰堤   目の前に見えるのがこれから登る山で"滑池上"の堰堤も見える



10:07 藪に近いような道を予想していたが、とても歩き易い道だ ツツジも咲いていて爽やかな気分になる


10:11 小さな池の堰堤に立つ


10:14 "滑池上"の堰堤へ向かう道


10:15 "滑池上"の堰堤に立つ


少し引き返してP305.7mへの取り付きを探すが良く分からない

10:19 取り付きらしき所に黄色テープを巻いて分け入った
     シダが鬱陶しいが大柿さんのレポートでは初めだけだと書いてあったので我慢


10:26 少し高度が上がると思ってた以上の快適な道となった
     ピンク色のミツバツツジのアクセントで歩く私の足も軽やかになる



10:30 視界が開けた  良い天気だ!





10:36 岩場のテラス ここからも広々とした景色が私を楽しませてくれた


少し言い過ぎだろうが 十勝平野? そんな気持ちになった



10:43 廻池の西側に連なる山


ヤシロカントリーのクラブハウスはホテルのように見える


10:44 P305.7mの西側斜面  緩やかに登って行く


11:02 P305.7mの山頂 (出発から丁度1時間)


南側のみが開けている  どなたかが木を切ってくれたようだ
廻池が見える その向こうには昭和池


P305.7mの東斜面の登山道を下ると、今までと違って少し藪っぽくなりノコギリを取り出して邪魔な枝を切りながら進んだ

11:28 目の前の"あの支尾根" 気になる・・・


12:05 "四三ニ"と刻まれた石標のあるピークに到着
     邪魔な枝を切って周りをすっきりさせて昼食にした  



このピークはほぼ360度の眺望があり私の大好きなポイントだ











ツツジの花に誘われたかのように色んな蝶が飛び交っていた
でも、この蝶(↓)は食事中ずっと私の周りを飛んで離れなかった


13:35 食事を終え、北側へ向かった
     ・・・が、"あの支尾根"が気になって引き返した

14:15 "あの支尾根"へ


14:20 廻池


14:21 今日見た中で一番花が多かったミツバツツジ


14:23


14:25


14:34


14:35 支尾根から振り返って以前歩いた所を写真に撮った
     (あの時、廻池の西側の山から北の谷に降りるのに苦労した・・・)




14:43 更に支尾根を下る


14:46 もうすぐ 向こうはヤシロカントリー

14:50

14:51

14:56 林道?


境界沿いに滑池まで歩けるかと思ったが無理
少し斜面を登ってみたが藪っぽくて無理

丁度、グリーンをメンテしていた人に了解を得てクラブ内を通らせてもらった

15:10 ヤシロカントリー内へのゲート(東側/末端部)




15:16 クラブ内の住吉池から東方向


15:18 西側/末端部のゲート


15:25 住吉神社


15:31 "皿池下"の堤防から登った山を見る


15:36 吉馬厄除八幡宮


八幡宮の東側に愛宕神社の鳥居


15:38 石造物が三体



三草山山上?  どうやらこの辺りの山の総称を三草山と呼んでいるように思える
祭神は「句句廼馳命(ククノチノミコト:木の神様)と火須曽理命(ホスソリノミコト:火の神様?)


15:42 クラブとの境界を歩く


15:47 "滑池下"の堰堤に辿り着いた


15:49 "滑池下"を振り返る


車に戻り、綺麗な川の水で車の埃を洗い落とした
その時、軽トラが私の車の横に停まり「綺麗にしてるんやね」と見るからに地元のお百姓さんだと直ぐに分かる男性が話しかけてきた
「はい!」と笑って返事をすると、「ゴルフの帰り?」と訊かれ「いいえ、そこの山に登ってたんですよ」と答えた
「そりゃー暑いのにご苦労さんですなぁー」を笑われてしまった
「そう言や、年に3回 この辺りぐるっと歩いてると言うてた人におうたよ 私も昔はマッタケ取りに登ったけどなぁー 腐るほど有ったけどなぁー」
(年に3回 それって 大柿さんのことかな? とふと想像を膨らませた)
話好きの感じの良いおじさんだった

私は気になった愛宕神社の石造物について訊いてみた
・・・・・・・
ゴルフ場ができる前、ちょうど真ん中辺りにもうひとつ山があった
コースを造るためには、その山が邪魔で、山に発破をかけて崩すことになった
しかし、山には昔からの神様が祭られていたでの、その神様を吉馬八幡宮の裏に移し安置した
・・・・・・・
バブルが弾ける前だったのでたいそう景気が良く、ヘリコブターで神様を運んだそうだ

その男性とどれくらい話していただろうか?
向こうも話をやめないし私も面白くて聞き入ってしまったし・・・



16:30 帰り道  登った山を写真に撮った


弘浪山へ

2009-04-07 | 山登り・ハイキング

弘浪山は私の山登りの原点となる山

あの日、私は弘浪山にある高山寺跡の大イチョウを訪ねた

・・・・・・
巨木を訪ね歩くのが楽しみだった私は、その大イチョウを見たくてネット情報を探し回った
”うろさん”という人のHPにあったルートマップを持って弘浪山に登った
登山靴なんて持ってない
スニーカーとショルダーバックという軽装備だった

陽の届かない静まりきった薄暗い谷
目の前の倒木
足元には動物の足跡がいっぱい
ルートを外してしまい迷い込んだ沢
怖かった・・・

『あきらめて 帰ろう・・・』と、何度も弱音を吐き立ち止まった
登って来た方を振り向くと薄暗い谷が更に私を臆病にさせた
『ここまで来て情けない奴やな!大イチョウが見たいんと違うのか!』と、もうひとりの私が叫んだ

やがて、なだらかな台地が目の前に広がった
そこが高山寺跡だということは直ぐに分かった
足を中に進めると右手に大イチョウが現れた
私は大イチョウを見上げた
世の中から忘れ去られた"廃寺跡の主"とでも言える巨木
私に覆いかぶさるように伸びた枝が今にも動き出しそうだった
やっと念願が叶って見ることができた大イチョウだが、ひとりでその前に居ると早く立ち去りたいという恐怖感を抱いたのも事実だった

そんな時、寺跡入口の向こう斜面からか微かな足音が聞こえた
心臓の鼓動が急に早まった
『誰?』
鹿だ
山の中で野生の鹿を初めて見た
鹿はしばらく私をじっと見つめて立ち去った

大イチョウを見た後、黒田へ下山した
途中、氷上盆地と遠くの山々が見渡せる場所があった
岩場に腰を下ろし目の前に広がる景色を楽しんだ
『ああー 綺麗だぁ! 美しい!』
麓から自分の足で山に登り、自然の中を歩き、季節を身体に感じ、そして下界や遠くの景色を眺める
車で登って見る景色とは違う 上手く表現できないが心に伝わる印象が全く違う
その瞬間、私は山登りの素晴らしさ面白さというものに気付いた

高山寺跡の大イチョウが私に山登りを薦めてくれた功労者なのかも知れない
そして、”うろさん”や弘浪山に関するネット情報を提供して下さった多くの方々の誠意に対し心より感謝したい



さて、あの日は大イチョウを見るのが目的であって弘浪山の山頂まで登っていない
今日は、大イチョウを見た後、山頂まで足を伸ばした


三叉路のコーナー部が広い所に車を停めた
黒田登山口の場所は分かっている
ISEKIさんの少し南側の電柱辺りが登山口だ


10:24 黒田登山口


中はヒノキ樹林が続く


登山道はしっかりとしたもので、展望所までつづら折れの緩やかに登って行くルートになっている


11:03 展望所付近  下山時に困らないように「←下山」と書いたテープを巻いた



あいにくヒノキ花粉が舞っているのか?単にもやっているのか? 見晴らしが良くない
でも、氷上盆地の田園風景が綺麗だ




手前が"盗人崩し"の崖、向こうが弘浪山の山頂


コーナー部に停めた私の車


11:22 盗人崩し


"盗人崩し"からの眺望



"盗人崩し"から北西方向への分岐道  この道はどこに通じているのだろうか?


こちらは高山寺跡に向かう登山道
伐採されたヒノキが転がっていた
葉っぱは未だ青いので最近のことのようだ


11:30 高山寺跡の入口   黒田登山口から1時間ちょっと


廃寺跡内へ踏み込む  右側に大イチョウが現れる




奥には墓石が並んでいるが近づきたくない


大イチョウの写真を撮った

廃寺跡の南隅に"弘浪山最短コース"という案内板が立っていた
これは以前気付かなかったものだった

11:45 最短コースで弘浪山へ向かった


伐採されたヒノキが多過ぎる
これは登山ルートを整備する上でのものだろうか?

ヒノキの丸太が散乱していて歩き難い



かなりの急坂だ


10:53 "頂上近し"の文字  ありがたい 


11:56


11:57 あの上が頂上のようだ


12:00 弘浪山頂上  高山寺跡での案内には25分と書かれてあったが、15分ほどで登れた





山頂からは南面180°が望めた






ここで昼食
腰をおろし、いつものうどんとおにぎりを食べながら目の前の景色を眺めた
高見城山と隣の白山は分かったが、他の山々の名前は分からない
分からなくてもどってことない  美味しいお昼が食べられたら充分だ

真珠色した馬酔木が咲いていた  暖かい! 暑いくらいだ!


12:45 弘浪山山頂から北への尾根道辿って下山
     下山と言っても、北へ向かうと少し高度があがっているように思えた
     西隣のピークへ踏み跡があったので寄ってみることにした
     その前に"←弘浪山"と書いたテープを巻いておいた


こんな注意書きがあったが、少しだけ立ち入った


踏み跡を辿って行くと真下は崖だった
これをそのまま下って向こうのピークも越えて尾根を走破した人もいるようだが、私には真似ができない




先ほどの分岐点に戻り、尾根を北方向に辿り高山寺跡へ向かった
尾根は、ずっと境界用の鎖が張られていた

とても歩き易い尾根道だ



13:09 高山寺跡への案内板から尾根を外れて谷を下った


途中からどこが正規のルートなのか分からなくなった
伐採されたヒノキの丸太のせいだが、とにかく下ればいいわけだ

13:16 下って来た谷を振り返る


13:18 柿柴からの登山道と合流


13:19 高山寺跡への道


13:20 高山寺跡の入口付近


13:37 展望所に戻った
     朝と違って眺望が良くなっていた










14:13 黒田登山口に戻った  弘浪山頂上からほぼ1時間


登山口の目の前には、田園と山々の美しい景色が広がっていた


車に乗り込む前に、弘浪山の山裾のお堂と大歳神社を散策した










車に戻ると、白く粉を吹いたように花粉が積っていた
ヒノキ花粉の凄さを思い知った


弘浪山を遠くから見てみようと車を適当に走らせた




氷上町新郷から谷村集落に入った辺りに
妙躰権現という神社があった
そこで 石を抱く巨木湧水 を見つけた

山々と巨木と湧水
偶然にも私の大好きなものが3つ揃った


妙躰権現の湧水

2009-04-07 | ぶらっと-湧き水
ふと立ち寄った妙躰権現
そこには、石を抱く巨木と綺麗な湧水があった
白山か弘浪山を源とする湧水だろうか?

九州の白川水源や池山水源とは全く比べ物にはならないが、ふと立ち寄った所で涌水に巡り合えるとは思いもしなかった
綺麗な水を見ているだけで心が和らいだ


円環状の水路から水が湧き出しているようだ


背後は弘浪山




湧水は矩形の池に流れ込み、そこには鯉が泳いでいた


湧水の水量はこの程度だった




湧水の末端を辿って行くと田畑の水路へと流れ込んでいた


西日を受けて水面がキラキラと輝いた
九州の池山水源をふと思い出した




石を抱く巨木(丹波市氷上町谷村)

2009-04-07 | 樹木-兵庫/丹波

弘浪山を下山した後、遠くから山を眺めてみようと車を勝って気ままに走らせた
田舎道にめっぽう弱いサイバーナビも何とか道を表示してくれた
自分自身、今走ってる場所がどこだかさっぱり分からない
ただ、弘浪山が見えるところ・・・としか言いようがない

ふと、目の前にこんもりとした森が見えた
神社のようだ
お堂の隣に巨木が見えたので車を境内に乗り入れた

近くに池を眺めてる女の人がいた
「このお堂は何という名前なんですか?」と訊いた
すると、その人は「妙躰さんです」と言った
(灯篭にも"妙躰権現"と文字が刻まれていた)
私はお堂の隣の巨木よりも女の人が眺めてる綺麗な池の水の方が気になった
池の上流を辿ると社の丸い水路があったが、その先はなかった
「これ湧水なんですか?」と訊くと「ええ そうですよ」と答えてくれた
こんな所に湧水があるのかぁ・・・

木や湧水の辺りの写真を撮っていると、いつの間にかあの女の人の姿がなかった

家に戻ってyahooの地図を立ち上げて場所を探してみた
航空写真のモードにしてやっと分かった
ここだ


丹波市氷上町谷村の妙躰権現のケヤキ(?)の巨木
いつかの台風で主幹が折れてしまったそうだ






根元に石を抱いていた
"白川の石抱きカヤ"とそっくりだが、こちらの方がもっとしっかり石を抱いている
何か歴史的な逸話がありそうだが、このまま放っておいたことが不思議でならない












高山寺跡の大イチョウ

2009-04-07 | 樹木-兵庫/丹波
私を山登りへと導いてくれた高山寺跡の大イチョウ
yahooの航空写真に黄葉したイチョウが写っていた)

前回この大イチョウを訪ねたのは'07年10月4日のことだった
今回はイチョウの葉っぱが無い分、春の陽が差し込み周りが明るかった
そして、山登りにすっかり慣れてしまい、ひとりこの場所で大イチョウと向き合っても恐怖感は沸かなかった

私も少しは成長したのかな?


今度、再会できるのはいつのことだろうか・・・・