来年は勝海舟生誕200年ーまだまだ先は長いようだ

1823年生まれの勝海舟ー来年は生誕200年ですけど、勝海舟は江戸時代に老中の前で海軍の人材育成は500年かかると言って叱られたようです。本人の言葉を借りれば300年先になります。どうも今どきの人間は先を急いで小手先ばかりのことを考えています。ずーっと先を見通して物事を大局観に見なければ人物は生まれないでしょう。

苦しみの中で人はどう生きるのかー人間学と歴史

今日は大河ドラマ「篤姫」のBGMを聴きながら「苦しみと緩和の臨床人間学」という本を読みました。まだ全部読み終わっていませんが、いろいろと考えさせられるとても良い本です。苦しみと緩和の構造や苦しみを語ることの意味、他者との関係や援助について語られています。
人は誰でも大なり小なり苦しみを経験するでしょう。人はそれぞれ苦しみながらもがき生きています。どう乗り越えて生きるのかーまさに人間学そのものです。
また歴史も人が創るものーどんな歴史上の人物でも人である以上悩み苦しみ生きてきました。それもまた人間学そのものです。
歴史から学ぶ人間学は今日も明日も続きます。

今日は名古屋、大阪と続けてオンライン参加ー薬害被害者やがん患者からのメッセージ

今日は午後から名古屋のHPVワクチン名古屋訴訟支援ネットワーク総会がありオンライン参加してから、夕方からは大阪のがん哲学外来あずまやカフェにオンライン参加しました。同日午後に名古屋、大阪と参加できるのもオンラインならでは、また、参加者も全国各地からオンラインで画面上ではありますが顔合わせが出来ました。薬害被害者やがん患者と病気で苦しむ人々は全国各地におりますが、画面上でも顔を合わせて状況などをうかがい病気で苦しみながらも笑顔を拝見でき逆に力を頂きました。これが真の生きる力のメッセージ、力を頂いたことに感謝するとともに力を活動に活かしていきたいと思います。

地方自治体議員と議論を重ねて被害者支援につなげていくーHPVワクチン東京訴訟支援ネットワーク例会

今日はHPVワクチン東京訴訟支援ネットワークのオンライン例会を行いました。原告被害者・弁護士・支援者をはじめ地方自治体議員が大勢参加してくれました。4月からのHPVワクチン積極的勧奨再開に向けた対応について各自治体では準備が進められていますが、地方議会では地方議員が慎重な対応を求めるよう一般質問しています。また支援者からは地方議会へ陳情書を提出して委員会でも取り上げられています。大勢集まってもらった地方議員と情報共有しながら支援活動を進めていきます。

天璋院篤姫と皇女和宮ー二人の仲は？

嫁姑の仲となる和宮と篤姫ー将軍御台所とはいえ出身も考えもまるで違った二人が同じ大奥という環境の中で一緒にいて、またお付きの女中もそれぞれ多く、そこでも対立してさぞ大変だったことでしょう。しかし、この二人は江戸城明け渡しで大奥を出て明治に入ると二人で芝居を観に行ったりしていました。本当に二人の仲はどうだったのだろうかと関心が深まります。私は二人が歴史と哲学をしっかり持っていたところに鍵があると思っています。二人とも歴史書を好み考え方こそ違っていましたが、自分にしっかりとした生き方ー哲学を持っていました。このことから違いはおろか激動の時代を乗り越えてお互いが理解しあえるところまでいったのでしょう。