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頭山満ーやはり人物は一生涯(生き様)を見なければ理解できない

2023-09-22 19:22:29 | 日記
720頁ほどの「頭山満」の文庫本を読み終わりました。以前も新書本の「頭山満」を読みましたが、あらためて頭山満を理解するには一生涯その生き様を見なければ理解できないと痛感しました。世間では右翼の親玉だとか強烈なイメージが付きまとう頭山満ですが、物静かで人の意見をよく聞きよく人の世話をして一本筋の通った人物です。本にも書いてありましたけど「舟が右に傾く際に皆がその方に寄っていくと、舟が覆るおそれがあるから、自分は反対側にがんばってみようと思う」と、この姿勢・生き方が頭山満そのものであると感じました。頭山満は「幕末三舟伝」を自ら著しており、その生き方に感銘を受けています。勝海舟・山岡鉄舟・高橋泥舟の生き方や西郷隆盛を敬慕し、西郷隆盛が影響を受けた大塩平八郎の「洗心洞箚記」も熟読しています。朝鮮・中国・インドなどの独立運動を手助けし大アジア主義を掲げたのも、明治新政府が西欧列強に偏り本来の日本のあるべき姿を忘れそうなときに警鐘を鳴らし続けたことも勝海舟のアジアへの想いを引継いでいるようにも思えます。
やはり人物は一生涯(生き様)を見なければ理解できません(歴史人間学)。
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