今年の3月に厚生労働省の薬害肝炎検証会議が終わり最終提言が出されました。会議では薬害肝炎被害者本人をはじめ薬害エイズ、サリドマイドの被害者も加わり厚生労働省の会議の中ではめずらしく被害者本人の参加が多く毎回時間を延ばしての議論が繰り返されてきました。それだけに3月で終わってしまったのは残念ですが、最終提言で出された薬害防止のための第三者機関や薬害資料館の設立などはまさにこれからの課題です。声を上げただけでなく具体的に設立して動かしていかなければ意味がありません。世間的には薬害肝炎は裁判の和解によって解決したと思われがちでしたが、薬害肝炎被害者は全ての肝炎患者の救済を求めて肝炎対策基本法の成立まだ導きました。今度は国民全体が薬害を繰り返している社会に身を置いている当事者として薬害のない社会を創っていくために動いていかなければならないと思います。
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