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2017年7月15日 諏訪旅行 一日目 その5(下諏訪宿)

2017年07月23日 19時22分40秒 | 旅行

まるやの前の道は旧中山道です。

 

 

まるや周辺は他にも歴史ある建物が何軒かあります。そのうちの一軒が歴史民俗資料館となっていて、無料で見学することができます。

 

 

内部は二階建て、無料とは言え、なかなか展示は充実しています。ただ、冷房がないので、内部は非常に暑いです。

 

御柱祭に関するもの、昔の宿場町に関するもの等、興味深いものばかりですが、内部はかなり暑いです。

 

 

 

皇女和宮降嫁の際の行程図です。一行は中山道を通り、下諏訪宿で一泊しています。

10月20日に京都を出発、下諏訪には11月5日の17時に到着し、6日の朝7時に出発したということなので、なかなかの強行軍です。11月15日に江戸に到着しています。荷物は東海道を経由して運ばれたとのことです。

 

 

 ところで、この辺の各家の前には温泉がひかれています。

 

柄杓が置いてあるので、自由に使ってよいということだと思いますが、かなり熱いので注意が必要です。

 

旧中山道を下っていきます。

 

旧中山道はここで国道142号と合流します。提灯の門があるほうが今通ってきた旧中山道、右の道をまっすぐ進むと下社秋宮の正面に行きます。

 

 

さて、ここまで来たので、「御湖鶴」を買いに行くことにします。

 

 

ところが、店の前に来ると、何やら貼り紙があります。今日は休みか、と思って神を読んでみるとそこにかかれていた内容は「裁判所による差し押さえ」でした。

 

 

下諏訪唯一の酒蔵、「御湖鶴」の菱友醸造は数か月前、4月末に事業停止とのことで、要するに倒産した様です。

昨年秋に来た時には外国人が訪れるなど、非常ににぎわっていたので、まさかという感じですが、報道によると数年前から債務超過状態だったということで、設備投資が回収できなくなったということのようです。

 

実は、個人的な意見ですが、以前は長野の日本酒はあまりおいしくないと思っていて、その中で唯一おいしいと思ったのが「御湖鶴」でした。以来、何度となく購入しており、非常に驚きました。今年一番驚いたといっても過言ではありません。

 

良いものを造ることにこだわっていたと思うので、その辺のコストも経営を圧迫していたのかもしれません。設備投資も過剰だったのかもしれませんが、それがあってあの「御湖鶴」が出来ていたわけで、それを原因にするのは少し違うのかな、とも思います。

いずれにしても、もうあの「御湖鶴」を飲むことは多分できなくなったことは確かです。下諏訪に来る楽しみが一つ失われました。

 

 

昼間は常に人が多い下社秋宮も、この時間になるとあまり人影はありません。秋宮は明日朝に行くことにして、宿に戻ります。

 

夕食の前に、温泉に入ります。

「御宿まるや」には浴室はに二つあります。造りは同じで、夜中までは貸切、それ以降は男女別に変わります。

当然源泉かけ流しで、下諏訪の良いお湯をゆっくり楽しむことができます。洗い場は2個ついており、貸切で二人で使用するには充分な広さです。しかし、43℃とかなり熱いので、水で薄めないと我々にはちょっと厳しいです。

 

 

 

                       <その6に続く>

 

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